軽費老人ホームの相談

今日は吹田市内で関わっている別のNPO団体のメンバーと堺市に行きました。ある大学のサテライト事務所でその大学の先生からヒアリングしていると、高齢の女性と思しき声で「どうか助けてください」との悲痛な電話がありました。(外出時は必ず電話を携帯に転送しています。)

 事情を伺うと、旧住宅公団の賃貸住宅に住んでいるが、6月の末に軽費老人ホームに入ることが決まっているという。でも、その団地が出来た時から40数年住んできて、やはり千里を離れたくないとのこと。老人ホームは能勢にあるそうだ。

 千里に長年住み続けてきた人々は、異口同音千里を離れたくないと言います。この女性も、いざ千里を離れると決まり、やはり千里への愛着が増してきたのでしょう。

 それにしてもどうして「能勢」なのだろう。千里周辺のケアハウスに空きがなかったのだろうか。それとも、年金生活だと言っていたので入居費の安い軽費老人ホームでなければならなかったのか。

 電話だけでは十分に話もきけず、こちらの持っている情報も伝えきれないので、今週土曜日の講座の終了後に会場の北千里地区公民館まで来ていただくことにした。

 (注)軽費老人ホームには食事を提供するA型と自炊するB型があり、A型の類型としてケアハウスがあります。詳しくは大阪府のホームページを。