生まれつきのいじめっ子はいない。

チャイルドライン支援センターさんの記事を読んで思ったこと。
秋のキャンペーン報告記者会見

私はいじめっ子を擁護していると
お叱りを受けることがある。
でも、いじめっ子といじめられっ子、
どちらが悪いと問われれば
間違いなくいじめっ子と答えるだろう。
ただ懲罰的な対応で
彼が反省するとは思えない。
寧ろ逆に犯罪者を作る方向に作用するのではないかと
危惧しているだけ。
いじめっ子が犯罪者になる可能性が高いのではなく
いじめっ子としてラベリングされ、
より大きな権力によるいじめを受けて、
犯罪するしかない状況に追い込んでいるだけ
ではないかと思う。
映画「手紙」を観ればわかる。
但し、私の主張とは正反対のメッセージだけど・・・

生まれつきのいじめっ子はいない。
いじめっ子は社会が作る。
いじめる方法は
自らいじめを経験したり、
他者がいじめられたりするのを見て
学習する。

そんな風に思い、少し絵を描いてみた。

でも、この絵の周りに幾重にも色々な要因があるのだろう。
また下部の生得的要因や社会的要因を持ちながら、
いじめたり、いじめられたりしない子どもも多くいる。
だからと言って、いじめる子ども、ましてやいじめられる子どもが
悪いと言うことも無い。

一人ひとりいじめる理由は違う。

いじめ対策は
このいじめの複雑な構造を理解することからはじめよう。
そのためには、いじめる子どもの声に耳を傾けよう!

その上で、懲罰的な意味ではなく、
回復のために出席停止が効果的な子どももいるだろう。
今、そんなことを考えている。

もう少し詳しい話は以下を。
生まれつきのいじめっ子はいない(と思う)
いじめって単純じゃない。
いじめっ子の出席停止問題
いじめなど問題行動を起こす児童・生徒への対応について