CAP全国研修セミナーに参加

CAP全国研修セミナー 〜すべての子どもに安心・自信・自由を!(暴力のない社会に向けて、今私たちにできること) に参加。秋の雨、寒い一日でしたが・・

午前中は分科会、午後は講演とリレートーク『子どもの人権とリレートーク』川田龍平さん(松本大学総合経営学部非常勤講師)、森田明彦さん(子どもの権利活動家)、北村年子さん(フリージャーナリスト/CAPセンター・JAPAN理事)。

参加している人は、大半は女性。男性はまばら。(いつもこういった会で感じるのだが・・男性ももっと参加してほしい・・)200名近くの参加者であった。会場はものすごい熱気。お子さんのいるお母さん世代と、若い世代が多かった。

【分科会】 『子どもの権利、おとなの権利、みんなの権利』に参加。
〜権利ってなんだろう? どうしたら権利を守れるんだろう?

○コーディネータ:森田明彦氏
3名のスピーカーは、タイ、カンボジアでの人身売買、児童買春(カンボジアで現在被害を受けている子どもは1万5千といわれるが、把握できていない多くの数のこどもがいる)など性的搾取に関わる問題を防止する団体、子ども・若者主体でシティ・ライフ・ガード・ボランティア組織をつくって“総合生活安全活動”と呼ばれる活動をしている団体の代表者。みんな20代前半の人たちだ。
特定非営利活動法人国際アイアン・イーグルス(代表江渕良平さん)
NPO法人かものはしプロジェクト(代表村田早耶香さん)

●学生NGOてのひら〜人身売買に立ち向かう会(代表百瀬圭吾さん)

彼らがどうしてそういった活動をすることになったのか。
それは様々。ある人は、祖父が裏の世界(ヤクザといわれる・・)の人で、自分が生まれたことをきっかけにその道から足をあらった、という話を聞かされて、自分は『人々に夢や企業、勇気、元気、愛、感動を与えられる仕事をしたい、その使命がある』と思ったから。小さいころから国際協力に興味があって、中学・高校から青年海外協力隊やJICAで活動することを切望していた人もいる。ある本との出合いでタイの女性が、自分が住んでいる日本で人身売買の被害にあっているということ知って恥ずかしさを感じ、何かせずにはいられないと思ったことがきっかけになった人も。
(%ノート%)紹介された本: 『こどもの権利を買わないで〜プンとミーチャのものがたり』

(%青点%)活動をはじめて軌道に乗るまでには非常に時間と労力がいる。
彼らは非常に努力をしている。
NPO活動という点ではやはり、ファンドレイズの苦慮。また、それぞれ、学生時代から活動をしているため、両親の理解を得ることも大変だったという。アイアン・イーグルス代表の江渕さんはお母さんも活動をしており、今回の分科会にも参加。お母さんは高校生で活動、団体をつくることになった息子に『(高校生ということもあり)自分がしっかりしていなくても、他人のためになることをするのは大切なこと』であるとし、応援をしたという。それぞれが、肉親を含め、『たくさんの人に支えられて活動をしている』ということを実感している。
 午後のリレートークでの森田氏や川田氏の発言の中にもあったのだが、『自分がしっかりできなくても他人のために・・』というと、自分はしっかりしてなくていいの??とか、ボランティアだからいい、としちゃっている!?といった疑問符がでるような印象もあったが、『周りの人との関係性を保つことが自身を表現できる環境をつくることにつながる』ということ、今は『(大人の生きる力、子育ての力が落ちてきているが)それは安心できる、つながりがもてるような社会でない』が、そんな状況の中で、他人のために何かすることは“つながり”となる、という思いが込められているといえる。 『他者とのつながり、社会、地域とのつながりを持っているということ、顔の見える関係をつくるということが、心の余裕、時間の余裕を持てる、安心した生活を送れるということにつながり、自身の幸せにもつながる』と・・・
『安心して自分が居られる場』、『コミュニティ、人とのつながり共同体』をつくる必要性、その重要性がいわれている点が印象的だった。

(%青点%)今回のキーポイントの一つであった子どもの権利。
森田氏の話にもあったが、『子どもを保護する(管理下においておける)状況であれば何もいわれないが、子どもの権利、人権という言葉が国会では通らない、ということになってしまう』のが現在。『権利・尊厳において対等であるということが通りにくい。権利に対する抑圧的な世の中』なのだ。あたり前のように捉えられている『権利』という言葉であるが・・・ すべての子どもに安心・自信・自由をもたらすために、一人一人がつながりを意識しなくてはならない・・

(%青点%)また、強く印象に残ったのは、間違った伝え方、センセーショナルな伝え方をするマスコミが与える影響は大きく、被害をもたらすということ。性教育等がバッシングされるような世の中であるが、薬害エイズや、人身売買の状況、子どもへの暴力に対する現状等、それらに対する正しい理解、知識を持つこと、また、一人一人に起こりうる問題である、ということを認識することの大切さを改めて実感した。

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(%エンピツ%)主催のCAPセンター・JAPAN
※CAP(Child Assault Prevention)=子どもへの暴力防止プログラム
『CAPは「エンパワメント」「人権意識」「コミュニティ」の考えを柱にした子どもへの暴力防止/人権教育プログラムです』(HP『CAPとは』より。)

〜現在CAPスペシャリストは1600人近く。100以上の団体があるようです