四国お遍路旅から無事戻って参りましたぁ〜(^〇^)! 前編

キレイな大阪の夕焼けが印象的だった昨日・11日。

無事今回の四国お遍路旅が終りました(%ニコ女%)(%王冠%)

今日12日は、おシゴト、仕事部屋&寝室等の大掃除、

衣替え、親戚へのお土産渡し、そして生前、四国お遍路をしていた

父方の祖母へ「無事帰って来ました。ありがとうございます!」

という感謝の気持ちを込めて

仏壇&お墓参りに行ってきました(%笑う女%)(%ハート%)

今生きている身内で、四国お遍路に興味ある人って

私だけなんですよね・・・いいのかわるいのか(^^;)?

(私の両親は特に私を冷めた目で見ております・笑)

理屈抜きで四国お遍路に行きたくなるのは、

4分の1を占める、私のその祖母の『血』が流れているから

のような気が何となくしています。

にしましても本当は、ETCの深夜割引(0時〜4時40%OFF)を

使用して12日の朝方に、帰って来ようとしていたのですが、

「四国の道は狭くて危ないから明るいうちに帰っておいで」と

藤田さんを紹介してくださった、尊敬する方・三原さんに言われ、

そういたしました(笑)。(%笑う女%)(%笑う女%)

10日夕方。40番・観自在寺に到着、参拝後、

観自在寺のある愛媛県南宇和郡ご出身で

今は大阪の交野市で製造業を経営されておられる

三原さんの同級生のおばさま・藤田さんの

ご自宅に行き、一晩泊めて下さりました(%笑う女%)(%ハート%)

夕食は、「きびなご」という小さなお魚なのですが、

めちゃくちゃ美味しいお刺身と・・・

藤田さんご夫妻が自家栽培しているお野菜を

フンダンに使った手づくりお料理がズラリ!!!

大阪ではなかなか味わえない「ほんわか」した味に感動(^〇^)!

藤田さんは旦那さんと2人暮らし。

(お子さんはみなさん外で住まわれておられます)

その日旦那さんは、帰りが遅くなられるそうで、

お食事を頂きながら数時間いろんなお話をしていました。

藤田さんは、観自在寺でいろいろと御詠歌、御詠歌舞いなどの

お勉強をされておられるそうで、また、お寺の住職さんと

四国お遍路をされてはったりしておられる方なんです。

しかも、四国お遍路さんに『お接待』(私みたいな人に

食べ物やお金をあげる行為。お遍路さんはそのお礼に

『納札(おさめふだ)』という紙を差し上げて、そのお札が

貯まれば貯まる程、それだけ『徳』を積んだということになり、

とってもいいんだそうです)を積極的にされてはるそうで、

私みたいに自宅に泊まらせてあげたりするのだそうです(驚)!

私は、そんな美しい心を持つ藤田さんに聴いてみたいことが

ありました。それを聴くことが、今回の私のお遍路旅の大きな目的でした。

それは・・・

「藤田さんのような四国の方々は、どのような気持ちで『お接待』

されるのでしょうか?」

ということなんです。

藤田さんは、観音さまような笑顔になられ、

「お遍路さんを見かけると、条件反射でポケットとかカバンとか探って

『何か差し上げられるものがないかな?』って思うのよ。

差し上げて、喜んでもらったら、心がと〜ってもほんわかして

あったかくなるからねっ!」

と、おっしゃりました。

私は、そんな藤田さんを側で見て、久しぶりにこんなに

心が美しい人を見たなーっ!と、感動映画10本を一度に見たような

感動にウルウルしてしまいました・・・(T_T)。

生身の人をみて、感動するなんて、本当に久しぶりです。

これは私の推測ですが、藤田さんは

藤田さんのお母様からその『お接待心』をしっかりと引き継いで

おられろうそうです。これぞ、四国の・・・日本の

絶対に失って欲しくない文化(=心)だと私は思っています。

今の世の中、欲の塊で、「もっと欲しい、もっと欲しい。」と

不満&不安ばかりで『TAKE』ばかりの人が

とっても多いような気がしております。

私自身も、そのような『TAKE人間』に染まっている節があります。

ですので、藤田さんのような「もっとあげたい。もっとあげたい」という

『GIVE人間』を目指したいんです。

だから私は、四国お遍路を通して、そのような方々と出逢い、

その精神を吸収し、それを大阪で実践したいと考えたんです。

そんな藤田さんが気になることをおっしゃりました。

「前、41番さんに車で参拝して、帰って来ようとしていた時、 

私と同世代のお遍路さんしていた女性が、『タクシー見ませんでしたか!?

私すぐ帰らないといけないんです!!!』と、ものすごく

困っておられて、タクシーが一台も無かったので、

その方が行きたい駅のある方向と家とは全然違う方向

だったのですが『乗せて行ってあげましょうか?』と言いまして、

駅まで乗せて行って差し上げたのですが、

そのお方、『納札』も車からの降りしな、とっても急いで(=汚い)書かれた

という文字でお名前とか書かれていて、

『ありがとうございました』と早口で言って、さーっと去って行かれたのです。

何だか、『お接待してもらうのが当たり前』という感じで

とっても悲しかったことがあったのですよ。

私はあれから、家と全然違う場所から、ぐるーっと大回りして

帰ったのに、あのお方、私のそのようなことを、

ご理解して頂けるのかしら?と疑問に思ってしまいました。」

・・・と、ものすごく悲しいお顔をされておっしゃりました。

悲しいかな、私が普段暮らす町では、そんな人は結構おられるかと

思いますので、幸か不幸かそれに慣れておりますので、

「そんな人って、どこにでもおるねんな・・・」と思いましたが、

まさか同じ『お遍路さん』という修行の身で来られている人が

そんな酷いことをされはるやなんて・・・。

人の善意をそのような形で踏みにじるなんて、

本当に良くないですよね。

私は、そんな人を『反面教師』に生きていきたいと強く思いました。

そんないろんなことを教えて頂いた夕食後

お風呂を頂き、あがりますと。

寝室に座布団が1枚置かれていました。

「?」と思っておりますと、藤田さんが

綺麗で上品な紺色のお着物に着替えておられ

「これから、観自在寺の『御詠歌』と『御詠歌の舞』を

ご披露させて頂きますね。まだうまくないけど。

本当はこれらはお寺でしかやらないものなんだけどね、

特別にご披露させて頂きます・・・あ。写真厳禁ネ。」

とおっしゃり、今までに聴いたことのない、

美しい響きがする小さな鐘の楽器と音色、そして舞を

ご披露して下さりました。

昔の仏教音楽の一種ですので、歌詞などは分りづらい箇所も

結構ありましたが、何ともうっとりする素敵な音色で、

そしてまた心が引き締まる感じがいたしまして、

「こんな素敵な音楽、一生の内であと何回聴けるんやろ?

貴重過ぎる体験やなー・・・」と、ひたすら聴いておりました。

この世のものとは思えない、幻想的で

古くて新しい音楽を聴いて、「さっ。寝よう!」と

おトイレに行きますと、いろんな為になるおコトバが

いっぱい貼っておりました。

よくよく家の中を見ますと、あちらこちらに

カワイイイラスト等がついたりする、さまざまなおコトバが

貼ってありました。

私も「ホンマやなー!!!」と納得するお言葉ばかりでしたので、

メモったり、写真撮ったりさせていただきました(ー人ー)☆

〜後編に続く〜