前の金曜日に体育館での練習が終わってから、帰ろうとすると2期生の翔くんがいました。雨が降っている中でしたが、わざわざ自転車でファルコの練習をやっているからと来てくれたのです。元気そうな顔をしていました。そして挨拶をかわし、昔の話で盛り上がりました。そこに、園崎くんのお兄ちゃん(同じく2期生の翔平くん)も弟の迎えに来たついでに顔を出してくれました(%笑う男%) コーチにとってはこの2期生は自分のコーチ人生そのものと言っていいほどの思い入れがあって、たくさんの思い出があります。一番しんどかった事、一番うれしかった事、一番苦しかった事、一番感動した事・・・コーチをしていて全ての『一番』を与えてくれた学年です。それだけに、信頼関係もかなり深いと思います。そんな中、翔くんや翔平くんと話をしていると、やはり昔のほうが数倍きつかった事を話に出ました。何も分からないコーチがただがむしゃらにやっていたので、本当にきつかったと思う(%ニヤ男%) でも、それよりも『サッカーが大好き』な子が本当に多かった。サッカーが好きだから・・・とコーチがいい選手になってほしいと今のように与える条件も確実に実行してくれていた。みんなサッカーが好きで仕方のない学年だった。もちろんそれは一期生も同じだった。自分達がファルコの看板を背負うんだからきちんと行動しないといけない!という事をしっかりと守ってくれた。そして今でも、それぞれにサッカーをがんばってくれている!すばらしい事だと思える。

土曜日には、佳吾くんが来てくれました。ファルコ初代10番を背負った佳吾くんは、神戸科学技術高校へ進学し、150名を超える部員と毎日がんばっています。入学してすぐにケガをしてしまったそうで、それから心配をしていたのですが、元気な顔を見せてくれたのとプレーを見せてくれた時に『柔らかいボールタッチ』は今も健在で、終わってからもゆっくり話が出来て良かったです(%笑う男%)(%星%) 一期生も、二期生も、ファルコが良かったと誇りを持ってがんばってくれているのが今でも自分のコーチとしての励みになっています。そうした卒業生からの声を聞くとどんなに落ち込んでもがんばれます!
土曜日の夕方には、一期生で作陽高校へ行ってる慎太郎くんからのメールで『トップチームの試合にメンバー入りして出ました!』とありました。結果がトップだからうれしいのではなく、『がんばっている』。。。。本当にその事がうれしいのです!!メンバー入りやレギュラーを目指すのはもちろん個々の努力であって、やるならメンバーで、レギュラーで、という気持ちはもちろんあると思う。でも、コーチがうれしいのは、公立で近くの高校でも、サッカーをがんばってくれている事、なんだ(%笑う男%) 結果はその次の喜びですね(%笑う男%)

今いるメンバーは、先の事が分からないからコーチの注意もアドバイスも、
『うるさいなー・・・・』(%怒る男%) と思うぐらいでしょう。でも、一期生には何の結果もない自分が怒ったり注意したりするのも、無我夢中だった。正しいかなんて分からない。卒業生もいないだけに、どうやればいいかの正解もない。そんな中で毎日が自分は戦いだった。でも、今になって卒業生が出来て、そんなみんなの話やがんばりを聞いていると、やはり自分のやってきた事は間違っていないと思える。全部ではないだろう・・・・間違いもあるかもしれない。でも、サッカーをがんばって続けてくれている事が最大の結果だと思える。いくら厳しく指導をして、その年代で勝ったからといって、その先で辞めてしまえば意味がない。その場での指導者のエゴだけになってしまう。そうではなく、子供の長い人生の中の中心にサッカーがあるような生活をしてもらえるのが一番理想です。今の子には先が見えないが、コーチには先が見えてきたのだ。だからこそ自信を持って言える事が増えた。でも、コーチとの信頼関係において、信じようと思ってくれる子と、信じていない子とはどうしても出てしまう・・・それを3年間の苦楽を共にしながら埋めていこうと思っています。子供に変わってほしい!と思えばきっと子供はしんどくなる。だから、変わってほしいのではなく
『もっともっとサッカーを好きな気持ちを表面に出してほしい』
のです。好きでもない子がファルコに入った訳ではないだろうし・・・嫌ならしないほうがいいと思うし。自分はコーチをして続ける事で、サッカーの深さと楽しみが選手だけをやっている時に比べて数段増えた(%ニコ男%) みんんのおかげで変わった自分だから、その楽しさをもっと伝えていかないといけないと思う。自分よりもサッカー好きな子は今のメンバーにはいないと確信出来るぐらい、自分にはサッカーしかない。でも、そんな自分に負けないぐらいの選手が出てきてくれる事を願って、これからも指導を続けていこうと思います(%笑う男%)
