昨日の練習は、コーチ陣は人数もいたけれど、敢えてどうこうの指示をせずに子供の判断に任せるような形を取りました。何が起こるか予測も出来ない状態でした。どうなるのかな?という思いで見守るようにしました。会話の大切さは自分が選手をやっているのもあってかなり重要なものだと感じています。今年度が始まってから、コーチミーティングの回数は昨年度までに比べて格段に増え、どうやっていこうかという意思統一を図れるようになりました。人は十人十色と言われるので考えも様々です。それを一つにしてしまうのは難しいけど、10通りの答えを10人からもらえたら、改善の方法がたくさんあるはずです!誰か一人が、『こうじゃないとあかん』みたいに言ってしまうと、会話の意味もないので、人数が多くなればそれだけの意見が出るようにしていかないといけないと思う。そんな思いの中で昨日は合間の時間を多く取りながら試合をしました。会話をしてもらう為の長い時間10分の休憩をずっと取りましたが、慣れていないのもあって、昨日はこの10分を使い切る事はまだ出来ませんでした・・・昨日がこんな機会は初めてだったので戸惑いもあっただろうし、当然3年生に発言権が強くあるから『会話』と言うよりも、3年生が『こうしよう』とみんなに伝えたような形が多かったと思う。

それでも、時間の経過につれて会話の内容は濃くなっていた。試合の中でも失点した直後には、最近のみんなは『誰かの責任』にしようとしていた。すぐに犯人を捜し、そこへ文句を言う・・・改善というには程遠い状態でした。それが昨日になって、自分達でポジションも決める責任もあったし、自らの責任を感じたメンバーは失点してから変化が見えた!!
『このポジションやったらあかんわ。元に戻そう!』と。自分達が力を発揮し切れないポジションを試した事で機能しなかったのでしょう・・・それでも、それにまたみんなで改善しようと考えたのはなかなか良かったのではないかと思う(%笑う男%) お互いに会話をたくさんしようとした子は何かを得たように思う。今までと同じように誰かの指示を聞いているだけの子は当たり前だけど変化はない(%ショボ男%) 言われた事を言われたようにしか出来ない・・・それでは自分の成長は絶対にない。こういう時に、きちんと自分のしたい事を積極的にやろうとしている子はこちらが驚くようなプレーをしていた!!

意思を持っているのが動物の中でも人間の最大の特徴に思う。それを生かせるかどうかが大切である。考える子が増えた昨日のゲームは3本目になると明らかに『やっている子』と『やらされている子』が分かれていた。やっている子は、これからもきっとこうしたほうがいいんじゃないかな?と思う気持ちがあちこちで出てくると思う。でも、反対に選手同士で自由に出来る中でも指示を待ってやらされている子は、何をするにも自分で考えようとしないので成果は出てこないと思う。自分の殻をいつ破れるのか?それが気持ちの強さで変われると思う。変えないといけない時期に来ていると思う。ここで取り残される子は何をやってもしんどいしか残らない。そこでがんばって喰らい付く事で得るものもあるだろうけど、それだけでは楽しさなんて全くないままになる。
自分はどうしたい。何をしたい。そういう事をきちんと伝えていけるようにしていこう!みんなは今、大きなきっかけの場面にいる。。。この場面を大切にするのか、いつものように誰かに任せていくのかで大きな差が見えるだろう・・・サッカーとは考えがあり、その中にイメージやアイデアが出てくるものである。考えようともしない、考える余裕のない子は試合をしてもミスを連発してしまうのは考えてみれば当然の話です。考えていないのに、パスを受けるからどうしたらいいのか分からない・・・となってしまう(%ショボ男%) 昨日はアミーゴとファルコを両方経験したから、リンクする部分がたくさんあった。同じ部分の悩みがあったりした。でも、子供が気付かせてくれる事がたくさんあった。だからこれがアミーゴでまた生きる。それを選手しながらやる事でファルコに生かせる。常に自分の関わる場所にプラスにしていきたい!!みんなが大きな一歩を踏み出したように、コーチももっともっと勉強していこうと思う。みんなをもっともっと信じようと思う・・・
