今日は、加美の野球場で練習でした。加美の野球場は照明が少し薄暗いのでカメラで撮影しても見えないので今日は写真のない練習の様子です。。。伝わらない部分がたくさんあるでしょうが、今日は一期生も4人参加してくれたし、3年生も9人が参加をしてくれたので非常に中身の濃い練習となりました(%笑う男%)

テーマはみんなで協力する事で、守備側は特に意識してボールを奪うようにしました。グループ練習をしたかったのですが、いざ現場に入るとやはり照明の明るさが気になり、接触が危ないと判断したので少人数での局面の練習へと切り替えました(%笑う男%) まずはアップで『判断』をテーマにした鬼ごっこをしました。鬼とスペースの両方を見るようにテーマを作りましたが、どうしてもみんなの中にはまだ『鬼ごっこ=遊び』の間隔になってしまう。また、鬼ごっこだから鬼にタッチされないようにだけを考えてしまい、その鬼ごっこがどういう意味であるのかを理解していない子が多かった。それでも、途中説明を入れる事で全体の動きもこちらの狙いの動きになっていったと思います(%笑う男%)

その後に基礎をしてから1対2をしました。ここには一期生の高校生にも入ってもらいました。本当に一期生は元々体の大きい、強い子が多かったのですが、高校でもまれてさらにその大きさには『貫禄』もプラスされていました。もちろん見せ掛けだけでなく、実際に中に入っても体の小さい1年生がどれだけ必死になっても追いつかないほどのスピードを見せてくれました。それでも、どんな相手でも協力すればきっと勝てる!それを1,2,3年生には理解をしてほしかったので、高校生には手を抜かずにやってくれと言いました。そうやって肌で実際に感じればすごさを実感出来るし、何かを感じてくれると思いました。案の定、ずっと負けてもいませんでした。体格でどれだけ劣っていても必死に喰らい付く気持ちと後ろとの協力があれば負けないんだと思わせてくれる1,2,3年生のがんばりもどんどん出てきました(%笑う男%)

そんなお互いに一切手抜きなしの気持ちのおかげで本当に濃い内容で練習が出来ました。少しでも気を抜いたり気後れしたら簡単にやられてしまう・・・それを全員、体験しながら感じたのだと思う。声も次第に大きく強くなっていった。やらされる選手もいなくなったし、それぞれに頭、体をフルに使ってくれた。高校生もそんながんばる中学生を見て、『最後の一歩とかすごいがんばってくるなぁ〜』と言ってくれました(%笑う男%)

今日もテーマは協力して奪う事でしたが、そのテーマを実行するにはまずは守備をやる人数が何人でも、一人一人がしっかりと責任を果たす事から始まります。その責任とは、『コースを切る事。付いて行く(奪う)』事です。コースを切るだけ、コースも切れていない、では責任を果たしたとは言えません。そういった事も一緒にやった子と確認してくれるようになればいいなと思います(%笑う男%)

今日、練習が終わってから最後に一期生の4人に一言もらいました。今日は花瀬くんも顔を出してくれたのですが、迎えの都合があってすぐに帰ってしまいましたが挨拶にだけでも来てくれたのはうれしかったです(%笑う男%) そんな一期生と練習の合間にも軽く様子を聞いたりしている中でやはり迷ったり、悩んだりはしているようでそんな気持ちもふまえての一言を言ってもらいました。簡単にですが紹介したいと思います。。。

まずは一期生キャプテンの俊介くん。
『自分はサッカーで高校に入ったのではないけど、公立の高校でも実際に入ってみるとみんな勉強もサッカーも両立しながらすごくがんばっていると思います。自分は高校に入るまでは公立に入ればサッカーは本気でしないとナメていた部分もあったけどそうではなかったです。だからみんなも高校はサッカーで行くかどうか分からないけど、地元の公立の高校でもがんばれる環境はあるので今はしっかりとそれぞれにがんばってください』(%笑う男%) キャプテンらしいうまくまとめた内容でした。俊介くんらしいしっかりとした言葉でしたね。高校でもその存在感は大きいと思います。

次に人前が今でも苦手な輝(ひかる)くん。
『今はみんなはこのファルコの良さとか絶対に気付かないと思うけど、自分は今高校になってファルコが楽しかった事が分かりました。後悔をしないように、ってのはたぶん無理だろうけど、少しでも後悔を減らせるように今を精一杯がんばってください』(%笑う男%) しっかりした言葉が言えるようになったなぁ〜とコーチはかなり感激しました(%笑う男%) こういう気の利いたコメントを絶対出来ない子でしたが(笑) 本当に大人になりました。プレーも相変わらずすばらしい技術を持っていましたね!

次に持ち前の優しさで後輩からもかなり慕われていた 健(たけし)くんです。
『自分達は一期生で2年生から入ったけど、最初は8人と少なく今の3年生に試合でも力を借りている状態でした。でも、最後の引退の試合では感動して泣けるぐらいの気持ちでサッカーが出来て最高でした。みんなもそんな引退が出来るように今をしっかりとがんばってください!』(%笑う男%) コーチは健くんの言葉はとても心に響くのです。健くんは不器用だけど手抜きを一切しない『努力の天才』です。健くんみたいな選手はコーチも尊敬します!

最後は一段と体が大きく引き締まった慎太郎くんです。
『自分は今、県外の高校へ行っていろんなありがたみが分かっています。洗濯や掃除も自分でしないといけない中で親のありがたみも知りました。今は親に反抗もする子がいるかもしれないけど、絶対にありがたみが分かる日が来ます。このファルコに入ってサッカーをがんばれたからこそ作陽にも行けたと思うし、みんなも目標を持ってがんばってください』(%笑う男%) 慎太郎くんの初心の場所はここです。今日はそれを見れた事で慎太郎くんの中で何かが変わればいいなと思う。全国レベルのチーム内での厳しい競争でも、気持ちが負けなければ絶対に勝てると思う。自分の気持ちに負けない・・『妥協しない』。このファルコでの原点を忘れないでほしい。

みんな本当にそれぞれの道でしっかりとがんばってくれているのがうれしいし、コーチの誇りでもあり、みんなの目標でもあります。一期生の看板を汚す事なく努力しているこの一期生のメンバーには感謝しています!!これからもどんどん練習に来てくださいな(%笑う男%)