昨日、一期生の子と連絡を取りました。その子は今、サッカーで悩みを抱えている状態です。自分もそういう時期はありました。サッカーを続けている以上は誰もが一度は必ずそういう時期がくるものです。ただし、それは『本気でがんばっている子』にしか来ないものです。人は悩む生き物です。でも、その悩みから逃げてしまうと、そこで終わってしまう・・・そういう選手だって今までたくさん見ています。みんな平等に最初は夢を見ます。プロになりたい・・・サッカーで全国に出たい・・・そんな夢は同じです。でも、最終的に残るのは本気で悩んだ時期を乗り越える力のある人だけです。サッカーは技術だけではない事を指導しながら特に思います。今、ファルコでやろうとしている事は生活面の見直しもありますが、やはり普段の生活が乱れている子はいい選手には絶対になれない(%怒る男%) それはずっと思う。コーチも高校は通ってはいたけど、朝は早く、夜は遅い帰宅で親と話す機会もほとんどないままだった。そのまま親ともゆっくり相談もしないまま京都へ就職をして一人暮らしを始めた。そこでも自分は目的はサッカーをしに行っていたので、本当に真面目に生活を送っていた。そういう自分の経験を元に指導をしているのだが、好奇心が旺盛なこの年代に『遊ぶな!』というのは無理な話です。しないといけない、させないといけないのは『メリハリをつける』事と『人に迷惑を掛けてはいけない事』を指導していかないといけないと思っている。子供は子供なりに考えているものです。それを理解しようとする事からはまずはスタートだと思います。

今、自分がすごく難しいと思っているのが、何度も言うけど未来が分かっている(経験している)自分が何も分からない子供達に教える事が難しいのです。分かっているからこそ言う。でもそれが子供には『どうして』なのかが分からない。そこを理解させるのが指導者としての技量ではないかと思う。自分はそういう意味ではまだまだ未熟です。こうなってほしい・・・そんな願いはあってもなかなか前へ進まない(%ショボ男%) でも、考えは本当に前向きになった。自分でどうしたら理解してもらえるのかをあれこれやろうと出来るようになった。それでも伝わらない子もいる。でもそれでも無駄ではない事が分かった。それが何なのか?????そうです!先で気付く子も必ずいると言う事です(%笑う男%) このチームだけの良さとかは周りの環境が変わらないと気付けるものではない。高校生になってから、大人になってから気付く子だって必ずいる。それを信じて今は指導を根気良くしたいと思っている。

今、自分が思うのは
『この年代は完成する全ての基礎を作る時』
だと思っている。選手としても、人間としても。今、才能を発掘してやってそれを次につなげるようにさせないといけない。今、全てを教えようとしても中学生はパンクしてしまう・・・それでけの強い気持ちや体はまだ備わっていないから。だからと言って、基礎ばかりを指導しているとなかなか勝てないだろうし、やっている子供は楽しさを失う(%ショボ男%) そうなっては将来も何もなくなってしまう。難しいのはここなんです。サッカーは基礎が本当に大切です。でも、基礎ばかりを作ろうとすると面白さがなくなる。でも基礎がないと将来困る。自分はこの時限りのつながりで終わりたくないと考えているだけに、将来の責任もある程度持たないといけない。そんな葛藤が今起こっている。楽しさを持たせつつ、しっかりと基盤を作る。この年代はそこが大切だと改めて感じます。この葛藤は自分が指導者としての悩みでもあります、が最初に言ったように悩みがある事は成長していく為には必要な事だと前向きに考えられる今は、この時間も必要だと思っています。そうやって悩んで出した答えに間違いはないのですから(%笑う男%) だから今もこれからも子供が良くなる為にいっぱい悩み、いっぱい考え、少しでもいい答えを見つけたいと思います。自分なりにやっている独自の行動‥『学校訪問、ミーティング、ゲームレポート』そういったものが無駄にはならないようにがんばりたいと思います(%笑う男%)
