このFALCOを始めて学校訪問などを繰り返していると、学校の方からも連絡をくださったり連携が取れるようになってきました。子供は、学校かFALCOや塾の習い事か、家かどこかにいる状態なのが当たり前です。もちろん子供同士で遊びに行く事はあるだろうけど、きちんとその時間や行き先に『モラル』があるかどうかは『家』の担当になると思います。『あの子が勝手に行ってるから知らない』は完全に家庭の責任です。
『モラル』
これが最近ものすごく欠けているように思う。コーチは子供の頃、家との約束で5時には帰宅する門限があった。今の子にはないように思う。朝方だろうが夜中だろうが、好き勝手な時間に家を出ては親が把握出来ない行動をしている。中学生年代は格好をつけたがります。大人の真似をしたがります。大人が真似されても恥ずかしくない行動をしないといけないと思う。今、子供を自由にさせすぎだと思う。私は仕事で忙しいから‥そんなのただの言い訳です。忙しかったら責任放棄しても構わない、そう自分で言い聞かせて正当化しようとしているだけ。そういう人に限って時間があっても自分の為に使っているはず(%怒る男%) 本当に忙しいから子供との時間を作れない‥悪いなぁと心から思っている人の子供は絶対に感じているはずだし、『迷惑かけないようにしよう。心配させないようにしよう。』と思うのが子供です。子供は大人以上に敏感です。そこは感じる力を持っています。

教科書には覚えなければいけない知識もたくさんあります。でも、『正しい子供の育て方』なんて教わりますか??ないですよね?それは、人とのつながりから学んでいくものだと思うからです。『気を配る』というのも、相手がいてこそ出来るものだし、人との付き合いの中から覚えるものです。自分の時間ばかりを優先している人には一生見えないものでしょうが‥。今、コーチがやっているスクールでは本当に『大切なもの』を教えるようにしています。教科書には載っていません(%怒る男%) 楽しみ方とか、協力とか、目標とか、がんばるとか、喜び、達成感、ただの遊びのように思うかもしれませんが、遊びは『心を育む宝の山』なんです。それを自分がスクールを通して感じました。今はまだスクールは地域に浸透していません。本気でやりたいからスクールなんかでお金払って遊びたくないわ。と思われている部分もあります。でも、これから育っていく一人の人間として、勝つとか負けるだけにこだわる心の寂しい人間にはなってほしくない。心に余裕のある人間でないと人を誉めたり励ましたり出来ません。それが勝ちにこだわる少年団の大会とかトレセンではなかなかその余裕は持てません。こうしたリラックスした状態ならお互いを誉めたり励ましたりがいっぱい出来ます。誉められたら人はうれしいはずです。大人も子供も同じです。うれしいとがんばろうと意欲が湧きます。意欲が湧くと上達します!それが一番いいサイクルだと思います(%笑う男%)

スポーツは教科書にないものばかりがあります。頭で覚えるのはルールだけ。後は体と心が学びます。スポーツを真剣にやった時には何もかも忘れます。そんな頭の中を空っぽにして味方を協力してがんばる事で多くの事を得ます。教科書に親友の作り方は載っていません。感動の仕方も。それはスポーツが持つすばらしさです。必死にがんばる姿は自分の感動以上に、人にも与えます。オリンピックなどでも日本人選手の活躍には種目が違っても感動します。でも、スポーツをしていない選手は恐らく感動する気持ちも薄いかと思います。決められた事(マニュアル)しか守れない、知らない人間ではつまらない。決まりを破れ!と言ってるのではない。マニュアルにはない事を多く自分で学んでほしいと言う事。このスポーツをしたからこんなに多くの友達が出来た!感動を知った。悔しさを知った。がんばる事を知った。それが人間性の大きさにつながっていくと思う。勉強が苦手でも、話すのが苦手でも、走るのが苦手でも、それでも‥スポーツをやっている、がんばっている自分は好きになろう!!スポーツをしていなかったら得られなかったものがみんなにはすでにたくさんあるから(%笑う男%) それに加えてこのFALCOだからこそ得たものもあると思うし、それがチームのカラーになっていくはず。みんなはスポーツというすばらしいものを全力で取り組んでいる。その意味は本当に大きい。スポーツの本質は、教科書にないものを得られる事。それをみんなには覚えておいてほしいと思う。
