やってるつもりなんだけど‥‥。
よく耳にする言葉です。これは昔、自分もよく使っていました。でも子供を指導するようになり、また問題に頭を悩ませる経験をしてくるとこの言葉の『怖さ』に気づきました(%ショボ男%) 〜しているつもり。これってただの自己満足ですよね?結局結果はきちんとやった分だけ出るのです。見た人、周りが評価するものです。それを自分の中で決め付けて『やった』と判断してしまう‥僕もそうでした。コーチを始めた頃は教えたい事がなかなか子供に伝わらずに『なんで分からないんだろう?こんなに必死に教えてるつもりなのに』と。何でもそうです。結果が出ていないのはがんばりが足りないからだと思う。子供もそうです。勉強を『やったつもりなんやけど‥』と言っても点数や結果につながっていない子いますよね?それはやはりやっている子に比べてやっていないからだと思うし、机に向かった時間だけを入れても仕方ないという事。真剣に気持ちを込めてやった時間がそういう子ほど少ないと思う。机に向かう、塾へ行く、それだけで『勉強したつもり』になってしまっているんだと思う。でも、子供だけではありません。実はこの『〜したつもり』という言葉は大人からのほうがよく聞きます(%痛い男%) 人間はみんな弱いものです。出来れば悪い事は自分の責任にはしたくありません。そこで使う『逃げの言葉』がこの『つもり』なんです。自分がミスした時に素直に認めない人は『俺は〜したつもりやったのにあいつが‥』など押し付けようとします。この言葉、思えば多くの人が聞いた事があると思うし、すぐ近くの大人が口にしていませんか?これは、『自己満足』で、いい言葉じゃないと最近よく思います。自分も言ってしまう事があります。でも、今は言った後には反省をしてがんばります。その分を取り戻す努力をします。コーチを始めてから、言ってはいけない言葉をたくさん覚えたり学んだりしました。

子供を教える上で大事なのは、『子供が納得する事』です。コーチを始めた頃は仕事の都合でよく練習を休みました。。。でも、子供に『コーチは忙しいから仕方ないねん』と分かると思いますか?自分は仕事も精一杯やって合間に指導も精一杯やったとします。自分自身はしんどくて『これだけやってるのに‥』となるでしょう。でも、それは大人の都合であって子供には関係ないのです。何が言いたいの??今日伝えたいのは、そういう忙しさにかまけて子供との会話、様子などをうかがうのを逃げていませんか?という事です。大人の事情は大人にならないと分からないのです。『会話しているつもり』でも子供にしたら気持ちを伝え切れていない部分もあると思う。親が自己満足してはいけないと思う。自分も、子供を37人見ているけど、全てを知っているわけではない。でもサッカーをしに来た子供との会話でも多くの気持ちを伝えてもらっています。レポートで悩みを打ち明けてくれる子もいます。それでも『まだ足りない』とずっと思っています。それは常に不安を抱えている子がいるからです。元気になる子もいる。乗り越えた子もいる。でも、また新しい悩みを抱えた子が出てくる‥その繰り返しです。この2年間の中学生の指導で、サッカーの事で悩んだ時期なんてほとんどありません。なぜサッカーのコーチとして始めたのに、サッカー以外でこんなに頭を悩ませなければいけないの??それは、サッカーよりも大事な『人として必要』だからです。学校、塾、習い事、子供を預ける事で満足しないでください。大切なのは、その預けた先で『やっているかどうか』です。
『つもり』この言葉は僕は好きではありません。
最近、発していませんか?つもりは責任逃れのズルい言葉です。僕自身、言わないようにこれからも気をつけたいと思います。
