皆さまこんにちは。ころころ通信委員のムニュです。
どんよりとした雲や空気の切れ間から差す強い陽の光の中に、遠く蝉の鳴き声が聞こえてくるかのようです。

さて、生きていると、いろいろな不調や怪我などに見舞われることがしばしばあります。軽いものなら、簡単に自分で「手当て」をして済ますことも多いかと思います。
軽い風邪や、疲労気味なら、あたたかくしてしばらく寝込む、やけどをしたなら、患部を冷やす、おなかを壊したのなら、消化の良いものを軽く食べるなど、幼いころからなんとなく培ってきた知識や知恵でやり過ごすことも多いかと思います。

ですが、「こころ」に痛手を負ったとき、その時に行う「手当て」の方法がすぐに具体的に思いつくのは、なかなか難しいのではと思います。

まず、自分を襲っている悲しさとか、怒りとか、無気力感などの不調が、どこから来ているのか、それが「こころ」からなのか、そのことすらなかなかはっきりと分からないかと思います。

やがてこころの傷が深くなりすぎて、大きな症状が出てきて、初めて「こころの病」という認識が生まれるかと思います。
そうなる前に、細かくこころの傷をケアすること、遠慮なく泣くことや、悩みを伝えること、ストレスを発散させることなど、それぞれ、その時々に合う無数の方法で、苦しい時期をやり過ごせないかと思います。

こころも、決して自然治癒力だけでは治りきらないことはあると思います。
適切なサポートや、納得のゆく「手当て」をふんだんに施してあげて、生涯付き合う自分の一部として大事にしてあげたらと思います。

 ムニュ