H22年「子ども若者育成支援推進法」が施行されたのを受けて、
川西市でも子ども部の子ども・若者政策課が中心となって、
川西市の「ひきこもり実態調査」や「こども・若者育成支援計画の
策定」が進められ、ひびき会も少しかかわりをもつようになった。

 広報mijife2月号では、ひきこもりについて特集を組み、ひびき
会を含む関連機関を紹介して、困っている人は連絡をと呼び
かけている。その影響で2月以降、3名の方から電話があった。

 例会に参加して話しを聞かせてもらえればうれしいのだがと思いながら
今日を迎えた。

 うち1名のお母さんが参加して下さり、川西に住んでいるお嬢さんが広報を見て、
ひびき会の存在を知らせて下さったようである。

 高1の時、学校での3者面談をきっかけに不登校 になり、5年間ひきこもったが、
20才の時勉強して大学に入学、無事卒業したが、単位を取りに通学するだけで、
友達はできず、卒業後も働きには行けず家にいる。

 4年ほど前ユースネットに相談に行ったことがある。私も仕事をしていたので
息子に目が向いていなかったようで、3年前仕事をやめた頃から息子の暴力が
出なくなり、食事も一緒にするようになって、何かにつけて 「ありがとう」をよく
言ってくれるようになった。

 小遣いは、父親が退職してからは月1万円にしてもらっているが、今は買い物や
食事に出るようになったと話して下さった。

 このお母さん一家は遠方にお住いのため、この川西まで通ってもらえないのが
残念だが、親子ともよくわかっておられるので、これからはうまく行くのではないか
と思えた。 (石塚 記)