第26回みのお市民人権フォーラム分科会へ行ってきました

12月4日、みのお人権フォーラムで2つの分科会に午前午後参加してきました。

一つ目は教育(子ども)の分科会
「セクシュアル マイノリティってなに?
子どもたちを取り巻く、多様な性について知ろう」

すぎむらなおみさんのワークショップ
プログラムは2時間の中で素晴らしい暖かさ。
すぎむらさんのあたたかさから多くのことを学びました。

40名ほどの参加者4グループに分かれて
アイスブレークが終わり、
各々グループで分かれ、「黒いランドセル」というタイトルで
①登場人物②こんな出来事がありました。(状況説明と共有)
③②の問題に対して対策をグループごとに役割が与えられ
(性格や思考も)自分自身を出さずに自由に対策を話し合う。
(即興で役割がくじで決められ、おのおののグループの設定も違う。)

私のグループでかなりきつい役が当たってしまい
気持ち悪くなりながら台詞をいう。
「女の子は女らしく、男の子は男らしく、ランドセルは女の子は
絶対に赤!に決まってるやん」没
とかいう「キクチ先生」になった。
グループ発表を終え、それぞれの事情を説明されていく。
性別とはなにか?
いろんな呼ばれ方
DVを受けている人の周辺の関わり方など
一度は聞いたことあることではあったけど
改めて考えなおすことが山ほどあった。

印象に残っているのは、性同一性障害をもっている子どもたちが
話しやすい、相談しやすい環境とはしっかりと宣伝すること。
細分化した性教育ではなく、すべて網羅した形で、ジェンダーのことも
含めた書物などを作成して、「あ、これだ!」と気づける環境を作り
相談窓口も合わせた形で「いじめ」相談や様々な相談に
連なって掲げておくことが必要であるとおっしゃっていました。

午後からは
外国につながる若者たちが語り合う
「今なら言える。あの時伝えたかったこと…」

コーディネーターは金香百合さんでした。

ペルー、ベトナム、中国、在日韓国
各々の話からイメージしたのは、
4名中3名が「戦争」が関わっていて
1名が「貧困」からの出稼ぎであった。

名前を隠すことが差別されないと思っていた親の気持ちが
ずっしりと辛く安心できなかった小学時代。

ペルーの彼は、見たときに外国の人と分かるので
隠すことができない。だけど、助けてくれる仲間がいたから
今も元気にやっていること。そして彼を慕って多くの外国の
子どもたちが集まってきている現実。

中国残留婦人の祖母と一緒に14歳の時に日本へ。
両親の言葉の壁をずっと助け続けて
自分自身のことを聞いて欲しいと思ったまま大学へ。
「もっと泣いても良い。もっと自信をもちなさい。」
自分のことを分かってくれる人の存在は
安心安全を生みだしてくれた。

印象に残った言葉は
「傷ついたことは
人によって癒される」

何度も何度も胸が熱くなりました。
それでも、金さんのあたたかな進行で
場もやわらかく午後も本当に多くの学びがあり

朝も早く、いろんなことが積みあがってきているので
体力的に参加を悩んでいましたが
参加して元気になったので
参加を決断した自分を褒めます(%ハート%)
いろんな人の出会いや言葉には
やっぱり積極的に向かわなくっちゃって思いなおした1日でした(%笑う女%)