地域活性化の切り札: 若者、バカ者、よそ者

この写真は昨日の朝食のメニューです

久しぶりに時間があったので朝食をゆっくりと頂きました。
オニオンスープです。しっかり玉ねぎを炒めて、パンは大阪での打ち合わせで
阪急で買い求めたくるみ入りパンで、これもしっかりバターを塗って、

人参とコカブ等は前夜ピクルスとして酢につけておきました。
私はお酢が好きなので、砂糖と瓶入りのゆずの残りをたっぷりと入れました。

ピクルスの野菜は蒸しておきそれをピクルス液に浸しておきました。
とてもおいしく最高です。

下記の記事はまさに今の私の状況を表していますので引用させていただいています。

日本の自治体が地域活性化を行政目標に掲げるようになって久しいですが、地域活性化に必要不可欠な要素としていろんなところでいわれている言葉に「よそ者、若者、バカ者」というのがあります。

わたくし中山は、まさしく よそ者・ばか者 になりますね。若者は精神年齢から行くと当てはまります。

年を取ればとるほど残された人生が短いものですから「生来のせっかち」に拍車がかかり
よそ者が地域に入り込むには忍耐がいるということは、頭では分かっているのですが
ことを運ぶのに性急になりがちだと反省しています。

わたくしの篠山での風評は「大きいことばかり言っているとんでもない人」と言われているようです。

「若者」というのは誰もが思いつく要素。

地域に若い人が大勢いればそれだけで活気づきます。地域活性化を叫ぶ自治体の多くは地方の自治体、特に過疎化に拍車がかかってるところであり、それだけでも、若者がいかに地域に必要とされている要素かがわかります。今の日本に活気がなく、漠然とした不安感のようなものが漂っているのは、昨今の少子化問題と全く関係がないとも言えなそうですよね。

現在農業塾に通っています。そこには本当に真剣に農業を将来していきたいと希望している若者がいます。明るくてまじめです、私から見ると息子みたいですね。みんなお金を持っていません、何とか篠山で空き家を見つけての共同生活で、6次産業化で十分に食べていける用にしていきたいと心から願っています。

次にバカ者。

わたくし中山は大阪の家を売り払い、そのわずかな代金を地域活性化事業の軍資金にあてまして夢中で動いてまいりました。
最初は大阪と丹波の毎日の往復に、(この6月には高速がまた有料化に戻りますが)高速代、ガソリン代、食事代等での経費に消えていきました。

馬鹿と思えるくらい一生懸命に活動するという意味でのバカ者。目標に向かって行動していく計り知れない行動力を持った人が必要なのも、地域活性化だけでなく、あらゆるプロジェクトに言えることです。

そして、私が一番大事だと思うのが「よそ者」。

日本の地方はまだまだ保守的。よそ者が幅を利かせられる社会ではありません。しかし、地域活性化の先進的な事例をいくつか見ていくと、必ずそのキーマンに「よそ者」の存在があります。地域活性化の視点でみるなら、よそ者は地域の人たちが当たり前と思っている既成概念や本来価値があるものを客観的な角度(または新しい視点)でその土地の人たちに見せてくれます。また、しがらみがないからこそ、自由な発想や行動が可能となります。

私が知っている地域活性化成功事例の中には書籍で読んだ事例から、身近なところでの知り合いの事例も含めて、必ずこの「よそ者」の存在が際立っています。保守的な日本の地方で、一生懸命バカなことに打ち込めるのは、若いよそ者だけ、ということなのかもしれませんが・

これだけはどうしょうもありませんね。本当によそ者ですから、本当に落ち込みます。これに打ち勝つには成功への道を歩むことでしょう。しばらくは農業に打ち込んで、なりを潜めようとおもいます。

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2008年04月02日
地域を元気にする「よそ者、若者、ばか者」地域

地域づくりに関する朝日新聞の社説が、それなりに面白かったのでリンク貼っておきます。

朝日新聞《社説》2008年03月31日(月曜日)付 『希望社会への提言(23)—「わいわい共同体」をつくろう』

「いかに地域を元気にするか」についての提言です。

希望社会への提言(23)—「わいわい共同体」をつくろう

・地域文化を発信して「連帯型社会」をつくる

・「よそ者」の視点を取り込み、地域を元気に

気になる部分を少し引用すると。。。

「昔の村落共同体と違って、「わいわい共同体」は誰でも参加できる。どこにでも発信し、ネットワークでつながる。そんな開放性を力にしたい。」

「みんなで作ると何が生まれるか。まず、地域内の連帯感だ。地域づくりに必要な企画力、取材力、広報力なども鍛えられる。」

「決め手はやはり「人」だ。地域を元気にする「よそ者、若者、ばか者」という言い方がある。情報発信でこそ、この三者の協力が欠かせない。」

「地域の魅力に、自分たちは気づきにくい。「よそ者」の目によって発見されることが多いのではないか。」

「地域内の連帯感の強化」と「情報発信」との関係については、もうちょっと突っ込んで考えてみる余地があるかも知れません。

いずれにせよ、情報発信するかどうかは別として、情報共有が地域の連帯感の強化にとって重要だということは言えるのではないかと思います。情報共有の手段としてのデジタル技術の活用は、いまの時代、不可欠だろうという気はします。