離島漁業の生き残りをかけて(3) 離島でのさかなの流通を考える

沼島の漁業を考えるシリーズ第3弾。基幹産業である漁業をもりあげる取組を通じ、最終的には島の活性化を考えます。
2/20(日)、株式会社旬材の西川社長を招き、離島漁業の現状、すそもんの商品化、流通について勉強します。(%左足%)
ちょっと古いネタになってしまいました。
前々回(2/8)前回(2/9)の様子もご覧ください。

西川さんのお話から・・・。
(%青点%)現在の日本の水産物消費額のうち50%以上が輸入魚。
(%青点%)日本の漁業従事者人口は65才以上が50%を超えている。
(%青点%)その方が5年後にすべてリタイヤされてしまったとすると半減することになる。
(%青点%)さらに5年後には、漁業従事者は今の1/4になる試算。
(%青点%)世界的に見ると漁業は有望な産業。日本ではそうではなく、若い担い手も育ちにくい。
(%青点%)日本の漁業が変わった要因の一つは、スーパーの台頭。昔はどの町にも魚屋さんがあって、1尾から売っていたが・・・・。
(%青点%)二つめは200海里の設定(昭和52)
・・・・・

沼島のみなさんも熱心に聞き入ります。(%ひよこ%)

これまでの魚の流通というのは、たいていの場合はこんな感じ。
漁業者から漁協等を経て産地卸売市場の卸売業者へ。ここでセリにかけられるなどして産地仲買人へ。次に消費地卸売場市場の卸売業者。ここでまたセリにかけられて仲卸業者→買出人、または大手小売業者を経てようやく消費者・・・・(%痛い男%)(%痛い女%)
(あくまでも1例。これより簡潔な場合もあれば、さらに二重三重に経由される場合も。)

こりゃコストもかかるし、鮮度維持も大変ですね。最終消費地での価格が極端に上げられませんので、生産者(漁師さん)が得る対価もおのずと小さくなるわけですね。
もっとも、このシステムは定価格、定品質、定時、定量で消費者への提供を可能とするわけで、ある意味正しいですし、必要でもあるわけです。
西川さんの説明では、こちらの流通システムを否定するわけでなく、規格外魚を市場外でうまく流通させる仕組み、を構築されているとのこと。(%ショック男%)(%ショック女%)
旬材のシステムを、インターネット回線を通じリアルタイムで皆さんに見ていただきました。同じ画面を全国の生産者やバイヤーが見ることができます。へえー。(%ショック女%)(%雷%)(%ショック男%)

沼島全体が、いきなりこのシステムにのっかるということは現実的ではなく、あり得ないでしょうが、数人のグループで活用していけるかもしれませんね。(%ニコ男%)(%ニコ女%)

前回、銀座壬生の大将、おかみから言われた「ちょっと手を加えた」一品を銀座に送られた漁師さんもおられました。早速・・・・。
こんなところから、少しずつ沼島が変わっていくかもしれませんね。

おまけ:沼島のお昼ごはん紹介シリーズ。(%音符1%)
今回は木村屋のあなご天ぷらセット。うーん、ここの天ぷらおいしいです。ほくほくしてウマー、です。
残念ながら今回は写真無し。
沼島全景写真でお別れしましょう。

くろ