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「小規模集落元気日記」 今日も集落は元気です!
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2009/04/27のBlog
[ 14:53 ] [ 実山(香美町) ]
今日は、香美町の実山(さねやま)について書きます!

 実山集落は、香美町小代区の中心近くに位置し、背後を山林に囲まれた山間集落です。

 但馬国知高帳では「真山村」とあり、130石。地名の由来は、よく分かりません。でも、「真の山」の中にあるといったところでしょうか。

 元和元年(1615)の大阪の陣には、村岡藩の池田日向守清由が山名宗全の代わりに出陣。旗持ちとして実山の牧野新八を召し連れたとのこと。
 また、江戸時代には、実山の井上家は「小代」の大庄屋となっています。そういえば、実山には「井上さん」が多いですわ。

 近年では、実山宮ノ前に室町期前期の役所跡なども発掘され、往古より小代の中心となる村であったと思われます。内倉山は朝倉高清の伝説(※)でも有名ですが、近年、実山の人たちで内倉洞内に鎌倉時代を偲んで祠が祀られたそうです。

※ 源平の争乱で朝倉(養父市八鹿町)の居館を捨てた朝倉高清主従が実山に流れ来り、内倉と称する岩窟の洞穴に潜居したと伝えられています。

 参考 : 兵庫県の地名(平凡社)
 角川日本地名大辞典「28 兵庫県」(角川書店)

2009/04/23のBlog
[ 23:10 ] [ その他 ]
今日は、小規模集落行脚の旅でした。

 姫路→朝来市→宍粟一宮町→香美町村岡→新温泉町→豊岡市竹野町→朝来市山東町→丹波市(氷上)→姫路。

 ふ~。400㎞は走ったんじゃないでしょうか。ちゃんと計っとけばよかった。でも、それほど疲れませんでした。カーナビってやつを最近買いましてね、ありゃ便利ですわ。山奥でもちゃんと連れて行ってくれる(ちょっとツメが甘いけど)。

 明日は多可町と朝来市です。また、明日も頑張ります。

 小学生の日記みたいなブログになっちゃいましたが、今日はおやすみなさい。

2009/04/22のBlog
今日は、朝来市の黒川(くろかわ)について書きます! 

黒川集落は、生野銀山から約10㎞、三方を標高700m以上の山々に囲まれ、市川の上流に位置します。

 地名の由来は、川の両岸から大木が枝を伸ばして昼も暗い幽谷で、岩盤が水垢で黒ずみ、水面が黒く見えることによるんですって。黒い川なんですね~。おもしろい~。

 「小右記」寛仁三年(1019)一二月九日条に「但馬黒河園等可充内供良円」とあるようです。平安時代から黒川(字は違うけど)っ呼ばれてたんですね。

 鎌倉期には荘園、江戸期には幕府領でした。生野より丹波・但馬方面との交流が頻繁で、文化的影響も大きかったとのこと。産業は農業が主流でしたが、農作は自給の域を出ず、林業も広大な山地を抱えながら、交通が不便なため発展せず、そのような中で製炭・飼牛・狩猟等が盛んでした。木炭は「黒川炭」として評価が高かったようです。

明治7年に奥銀谷小学校の支校が開校。のちの黒川小中学校。昭和60年、統合廃校となりました。現在は「日本ハンザキ研究所」(オオサンショウウオの研究施設)。
 また、昭和49年には黒川ダムが完成。生野奥地観光の中心となりました。

 参考 : 兵庫県の地名ⅠⅡ(平凡社)
 角川日本地名大辞典「28 兵庫県」(角川書店) 
2009/04/21のBlog
[ 23:03 ] [ 薬王寺(豊岡市) ]
4月19日(日)、豊岡市但東町の薬王寺(やくおうじ)で花見の会が開催されました。

 近隣では有名な、「たんとうチューリップまつり」が開かれ、こちらもかなりの人出のようでしたが、薬王寺でも大いに盛り上がりました。

 例年実施している花見の会、今回は芦屋市からTio(ティオ)クラブの皆さんも参加し、民話朗読、楽器演奏の披露、似顔絵描きの先生による似顔絵など、てんこ盛りの内容で盛り上がりました。

 薬王寺からは手作りのサクラケーキやシフォンケーキの振る舞いがあり、大好評でした。もちつきでは、きなこやあんこ、大根おろしでつきたての餅を食べました。

 最後には、井戸知事が突然、激励に駆けつけるというサプライズもありました。

 終わってみればあっという間で、大変楽しい宴会となりました。

 これをひとつの交流の契機にして、今後も一緒に何かやっていけたらいいですね。(うめ)

薬王寺とTioクラブのみなさん、楽しいひとときを過ごしました。
Tioクラブによる楽器演奏。民話の朗読や二胡演奏など芸をたくさん披露してくれました。
フロッグ西嶋先生による似顔絵描き 今回も大好評でした。
突然の知事来訪。知事から激励を受けました。


当日の模様はこちらにも載っています。是非見てください。

 ○ブログ江笠山

 ○「高橋振興対策協議会ブログ」薬王寺元気作戦 

 ○但馬情報特急

2009/04/20のBlog
[ 23:00 ] [ 豊福(佐用町) ]
昨日4月19日(日)、佐用町豊福(トヨフク)で「菜の花祭り」が実施されました。

 天気にも恵まれました。ちょっと暑いくらいでしたわ。

 このイベントは昨年始めたばかりなんですが、なんと300人(昨年の倍)の来場がありました。村総出で運営に当たられていました。皆さん、お疲れ様でした。

 もちつきやホルモンうどんの提供など、村の魅力がいっぱいのイベントだったと思いますよ。ホルモンうどんは大好評ですぐになくなりましたね。食べ損ねました。

 来年も是非続けていきましょう!!

休耕地を利用して菜の花を植えたのがイベント実施のきっかけです。
県民交流広場事業を活用した「ふれあいホール」(JA跡地)のお披露目式も兼ねました。
椎茸の植菌体験コーナーです。子どもたちも夢中です。
[ 22:57 ] [ 長野(養父市) ]
今日は、養父市の長野(ナガノ)地区! 

長野地区は、養父市の最南端、朝来市との市境、建屋川の上流域に位置し、播但道「朝来IC」から北へ10分くらいで着きます。建屋川の上流から、①野谷(のたに)、②石ヶ坪(いしがつぼ)、③柴(しば)、④尾之上(おのうえ)、⑤内山(うちやま)、⑥長野(ながの)、⑦井ノ坪(いのつぼ)、⑧唐川(からかわ)の8集落にわかれます。
 小規模集落元気作戦では、⑤~⑧の4集落で取り組みを進めているところです。

 地名の由来は、山麓に細長く続く台地状地形から起こったといい(建屋村史)、弘安8年(1285年)の但馬国大田文にある「長田野国領」の異称とも言われます(地理志料)。

 江戸期から明治22年までは「長野村」と呼ばれ、幕府領(もと豊臣氏蔵入地)。庄屋は各小集落の輪番で、百姓代は庄屋役を出した集落から選ばれ、他の7集落が年寄各一人を選出したとのこと(「養父町史」など)。
 当村は、旧養父町域のうちで最も山深い所にあり、山林利用や養蚕などに依存する割合が高かったと考えられます。元治元年(1864)に生野代官所(現朝来市)に提出した書付(建屋区有文書)によれば、当村の仕出生糸は30貫で、養蚕が盛んな建屋谷の中でも最も多かったと思われます。
 唐川には「たたき石」などの製紙業の遺物が残されていましたが、昭和初期に洪水の復旧作業を行った際に石垣に利用したため、消滅してしまったとのこと。

 井ノ坪・唐川では唐川の谷倉(タニクラ)神社、他の6集落は石ヶ坪の五月(いつき)山に祀られる斎(いつき)神社を奉斎します。
 斎神社には、養父神社から出発したみこしが、2日をかけて40kmの沿道を練りながら往復する「お走り祭り」(今年はこの週末です!4/18(土)~19(日))の神事があります。この神事は神功皇后(仲哀天皇のお后。日本書紀などによれば、201年から269年まで政事を執りおこなった)が三韓(朝鮮半島南部)出征凱旋の時、戦勝祈願に対するお礼に養父明神を名代とし、葛葉もちを供えた故事によるという(長野村の民俗)。

 明治22年からは建屋村、昭和31年 明神町、昭和32年からは養父町の大字となりました。

 参考 : 兵庫県の地名ⅠⅡ(平凡社)
 角川日本地名大辞典「28 兵庫県」(角川書店) 
2009/04/16のBlog
[ 22:55 ] [ 豊福(佐用町) ]
豊福(佐用町)の「菜の花祭り」が下記のとおり開催されます。いよい今週末です。

 今年で2回目のこのイベント。今年は「ホルモン焼きうどん」の屋台やもちつき、農産物の販売なども行われる予定です。

 皆さんお誘い合わせの上、是非お越しください。ふるさとの懐かしい風景がここにはありますよ。温かい地域の皆さんも待ってます。「癒し」を感じてみませんか。そうそう、是非、カメラを持ってきてくださいね~。

1 日 時 4月19日(日) 10時~14時頃

2 場 所 佐用町豊福木里
 ※ 車でお越しの際は、江川地区文化センター(佐用町豊福285番地4 江川小学校の東隣です〔地図〕)及び当日指定の場所に駐車願います。

3 参加料 無料
4 申込み 不要 

2009/04/15のBlog
[ 00:30 ] [ 岩崎(養父市) ]
今日は、養父市の岩崎(イワサイ)の歴史を調べてみました。 

岩崎は、大江村の北東、大江川支流岩崎川の流域山間に位置します。

 鎌倉時代には、大恵(おおえ)保の一村で国領であったと言われています。弘安8年(1285年)の但馬国大田文には、同保内に「岩崎村 四町二百七拾七歩〈地頭肥塚三郎入道蓮心〉」とあります。
 肥塚三郎は、大恵保の地頭で武蔵国の御家人とのことです。その没後一族七人で分領しましたが、岩崎の地頭はこの肥塚三郎の子息で、分領した一人であろうと言われています。

 江戸期から明治22年までは「岩崎村」と呼ばれ、出石藩領。慶長18年(1613年)~元和5年(1619年)、和泉国岸和田藩領。

 明治22年からは伊佐村、昭和30年からは八鹿町の大字となりました。

 地名の由来については、よく分かりません。岩崎の方によると、「村には唯一の神様『山ノ神』があって、神の御座所を意味する岩境(いわさか)が転じて岩崎(いわさい)に変化したのでは?」などとおっしゃっていますが、本当のことはよく分からないとのこと。

また、1600年の中頃に集落のすべてが大火事で消失してしまい、村に現存する古文書には「村の記録、家系図、過去帳、総テガ消失セリ。コレヨリ改メテハジムル。」とあります。
 区内には多数の古墳が点在し、旧出石街道が集落を通っていたりしたことから、また先述のとおり出石藩の領地であり、出石に隣接したことから主要な地であったものと思われます。

 参考 : 兵庫県の地名ⅠⅡ(平凡社)
 角川日本地名大辞典「28 兵庫県」(角川書店)
 岩崎絵地図(岩崎むらづくり委員会) 
2009/04/14のBlog
[ 00:27 ] [ 薬王寺(豊岡市) ]
元気作戦が始まってはや1年...。

 いろいろな取材などを通じて、景色とか食とかムラの魅力については、だいたい分かったつもりです。で、ふと思ったのですが、「なんで○○って呼ばれるんかなぁ。何か由来があるのかなぁ」「いつから○○って呼ばれてるんかなぁ」。もっと早く調べないとね。

 ちょっと図書館に行って調べてみました。

 まずは、豊岡市但東町の薬王寺(やくおうじ)集落から! 


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 円山川に注ぐ出石川支流薬王寺川流域に位置します。地元では「やこうじ」とも発音するようです。

 集落内にある大生部兵主(おおいくべひょうす)神社は天王さんとも呼ばれ、境内の乳銀杏の木の皮を持ち帰り煎じて飲めば、お乳が出るようになると言われています。すごい伝説やなぁ。
 「兵庫県神社誌」によれば、用明天皇皇子麻呂子親王が丹後国竹野郡の賊を退治するために江笠山に鎮座する牛頭天王に祈願し、683年には社地を移して牛頭天王を祀ったと言われています。さらに、854年には現在地に遷座されました。

 「薬王寺」については、鎌倉期から既にこの名称が見られます。弘安8年(1285年)の但馬国大田文に「薬王寺 十三町五反二百七拾分〈聖護院御領 地頭葺山七郎家貫〉」とあり、「薬王寺」ということばが出てきています。
 地名は「大生部兵主神社」の別当地であった「薬王寺」(現廃寺)が伽藍を構えていたことに由来すると言われます。また、お寺の所領田が荘園化し、集落になったと言われています。

江戸期から明治22年までは「薬王寺村」と呼ばれ、明治22年からは高橋村、昭和31年からは但東町の大字となりました。

 すごい歴史ですねぇ。調べてみたらおもしろいです。

 また、他のムラも紹介していきますね。

 参考 : 兵庫県の地名ⅠⅡ(平凡社)
 角川日本地名大辞典「28 兵庫県」(角川書店) 

2009/04/13のBlog
4/12(日)、かねてから計画していた金子集落のブルーベリー園づくりがいよいよ始まりました。

 まずは、有志数名の出資による“お試し”です。本来なら3月頃に植え付けの予定が、延び延びとなって本日となりました。
 
 それにしても今日は暑い。何もこんな暑い日にやらなくても・・・。朝10時。昨日は花見があったので、まずはその後かたづけから。公民館のゴミ箱にはお酒とビールの残骸が・・・かなり飲まれたはずなのに、皆さんお元気ですねえ。

 ブルーベリー園の予定地は、知る人ぞ知る「鶯の宿」の主、谷口先生の田んぼ。ユンボはあるわ、攪拌機はあるは、なかなか本格的な作業です。

 有志8名での作業は、かなりというか、とってもハードでした。運動不足の私などはフラフラ状態。それにしても御年80歳(間違っていたらごめんなさい)の老人会長さん。誰よりも元気に働いておられました。本当に頭が下がります。実はスーパーマンだったりして?

 結局、夕方6時までかかり、21本しか植え付けられませんでした(全部で60本)。残りは、翌日の作業とか。平日なので私は参加できませんが(内心ホッとしてますが)、あとは皆さんよろしくお願いします。

 おいしいブルーベリーが実ることを楽しみにしています。

 あっ、会計さん。出資金は次回行ったときに必ず支払いますからね。(な)

ユンボのオペは大西村長 かっこいい!
心を込めて植え付け作業
血と汗と涙の結晶。21本のブルーベリー。見えますか?