今日は朝からトレーニングマッチの予定でしたが、雨天の為に中止となり午前中のトレーニングに変更となりました。

昨夜に中止が決定してからずっとチームの事を考えていました。そしてその上で話をしました。あまり普段は長いミーティングをしないのですが、やはり必要な時にはしなければならないし、一生の中の大切な時間を粗末に扱うようであれば注意はします。大切な毎日の積み重ねの中で、大切な今を生きているみんなに、その価値の素晴らしさと大切さをどうにか伝えたいと思っています。

確かに未来はみんなにあるし、嫌な事ばかりじゃないし、避ける事も出来る。がんばれとか、踏ん張れとか、我慢しろとか、乗り越えろとか・・・綺麗事ならいくらでも言える。でも、そうじゃなく、心の中身をもっともっといっぱいに使って日々を生きる事を今やっておいてほしい。

ファルコで学べる事は少ないかもしれない。コーチ自身が未熟だからそんな自分から学べるものなどほとんどないかもしれない・・・。

でも、だからこそ自分が未熟で大人になってしまった事を恥じるのではなく、伝えないといけないと思うのです。

君達はこんな未熟な人間になってはいけない!!と・・・。

分かってくれる子の胸には入ったかな?!全員じゃないかもしれないが、一人でも多くの子の心と向き合い、自分自身と向き合ってもらえる人材を育てたいと思う。

強烈なミーティングとその後のトレーニング。

コーチに顔色を伺いながら、怯えた様子でアップを開始・・・。

そんな中でもやっぱり空気を動かしてくれたのは二人。

主将の唯翔くんと、怪我して見学だった【はず】の叶翔くん。得意ではないはずの声出しで全体を何とか盛り上げたい、みんなを引っ張りたい責任感で大声を出していた唯翔くんに、怪我して見学を申し出ていた叶翔くんがキーパーのサポートをしてくれて、そのキーパーに対して声を出させていた。間接的ながら、全員に伝わっていくと全体の空気がこわばっていたのがゆっくりほぐれていくのがよく分かった。

そこから【チャレンジ】が始まった。

失敗を恐れない、怖がらない。目つきが明らかに変化した。

やってやるぞ!になった。

大人の、コーチの空気なんか関係ない!やっぱり自分がうまく、強くなりたい!そういう姿勢が見え始めた。不器用だけど、一生懸命さで引っ張る2年生達の個のカラーもしっかりと出てくると、後は1年生!!あまりに不器用で、あまりに真面目。その1年生を集め、

【概念を捨てろ】

という話をしました。

心のあるチーム、集団だから厳しい話もしっかりと通る。

下を向く子も、不平不満を言う子もいない。だから伸びるし、だから誇れる。

他から見れば未熟だし、下手だし、バカに見えるだろうが、うちの日々の努力は確かに心を使ったものだと言える。

真剣に戦い、最後はケロッと笑って一日を終える。そこにわだかまりも後悔もない。

まだまだここから!ずっと今から!!

自分への挑戦!!毎日がスタート!!