昨日はファルコの練習試合と紅白戦を夕方から行ないました。

練習試合の相手はアミーゴにしてもらうようにしました。アミーゴにとっても、ファルコにとってもお互いに何かの良い刺激になれば?という事を思っていました。

準備は『自分を変えよう』という話をしてから最初のコート設営だったので、各自なりに考えてはやっていたと思います。積極的に動ける人数が明らかに増えました。でも、大きな問題は『自分では気付いていない』けど、人の後ろをついている、同じ事をして安心している、という子がいるという事です。これって『習慣』だから根強く、なかなか変えられない部分ではあると思っています。でも、ここが動く・・・『根っこを動かす』事をしなければ人間の本質なんてものは変わらないので、そこへ向けて自身が発信出来るような指導者にならないといけないって思います。

みんなは素直だけど、鵜呑みにしてしまう傾向があるのでそこも変化、成長させていきたいな、って思います。

この日は対戦相手としてみんなを観察する事となりました。

アミーゴとは30分3本をやってもらうようにしました。

アミーゴのほうも、狙いを持ってやろうという事はずっと合間に話をしていました。守備の仕方、狙い所、攻撃へのこだわりなどはみんなが意識してやろうとしてくれました。この日は助っ人として二人も参加してもらったのですが、その二人もしっかりと意識してプレーをしてくれたのでチームとしては遜色なくやれたと思います。

ファルコはアミーゴとのゲームをしてから間に紅白戦を行ないました。そこでは『試し合い』という言葉にふさわしいプレーを意欲的にやっている子も多く目につきました。何かを変える、何かをする、あがこうとする姿勢は何となく見えています。

今回見ながら一番感じたのは、『やりたい事は見えるけど選択肢がそれしかない』という事。

これは伝えていかないといけない自分への課題。

やろうとする積極性が出てくると、今度はそれにばかり固執されてしまって他の事がなかなか考える事が出来ていない。それは話もしたけど、『一回一回仲間と意見を交換していく習慣』によって解決されていくと思います。

自分が『今』したかった事を相手に伝える。もちろん相手にとってもそれは全部出来るとは限らない。ただし、『やろうと思えば出来る』と思わせるだけでも、『次』に変化が出るのです。みんなは『今』を大事にして『次』を変える事をしないといけないのです。そういう時間を生きているのです。

うまくいかない事のほうが多いのは当然。

でも、うまくいく為の努力をする事も当然だと思ってほしい。そして、うまくいくようにするには、一つだけの考え、答えでは難しいという事を知ってほしい。その答えが見えた時、解決はすぐには出来ないかも知れないけど自分で見つけた答えならばきっと努力が出来る。自発的な努力が出来ればみんなに出来ない事はない。ほとんどはやる前から自分が諦めたり、誰かにやらされるから出来ないだけなのです。

ここに気付いてもらいたいと思っています。アミーゴって社会人は本当にもう自分を越える事や違う事をする事が出来ないし、しようとしない。大人になると自分の経験に居着いてしまって安心する。『これが俺』と勝手に割り切る。アミーゴが今後も成長を続けるには、『このままじゃいけない。もっともっと何かを変えていきたい』と思う気持ちがないともうこれ以上はないと感じる。

それを自分から言ってしまうと嫌悪感だけで余計にやりたくなくなる。ならば、こうした交流で何かに気付いてもらうしかない。

年齢だけが上、経験だけが上、体が大きいだけ、スピードがあるだけ、では『大人』とは言えない。

子供が観て、ましてや同じスポーツをやっている子供が間近で『俺もこうなりたい』と思える大人にならないといけない。同じ地域でやっている仲間、同じスポーツ。お互いに刺激を与え合える存在になれたらいいな、って思う。方法、手段は一つではないだろうし、どこから、何かを得る人はいると思う。

また一つ交流が増えて、気付きが増えた。

そこへの協力をしてくれたアミーゴのみんなには感謝をしているし、前向きに取り組んでくれたファルコにも感謝!!

また企画をして『勝った、負けたの価値観以上の試し合い』が出来る場を作り上げたいと思います!!