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2010/11/08のBlog
ありもと@孟子です。。 みなさんこんばんは。。。

いつの間にか、立冬を過ぎていました。
一気に寒気が入り込み、暑かった秋が、冬に衣替えを済ませ
たようです。

11月7日、86人のお客様を孟子に迎えるので、わんぱく公園
を数時間抜け出して、孟子に行きました。

犬飼池に30羽ほどのオシドリが下りています。
ありもとの気配に驚いて飛び立ちましたが、池畔に降りてどんぐ
りを食べていたようです。
本当に今年はオシドリが多いです。

ジョウビタキとルリビタキの声が、雑木林の中から聞こえていま
す。
ツグミが上空を通過し、水路道のいつもの藪に、シロハラが来
ています。
暦は本当に正直です。孟子も冬鳥の季節になりました。

明けて11月8日
久々に貴志川河川敷を歩きます。
ノビタキはまだかなり残り、アリスイも1羽確認しましたが、ノジコ
やノゴマは確認できません。
アオジ、オオジュリン、カシラダカが揃い、川の奥のツルヨシ群
落にはベニマシコの幼鳥が来ていました。

オオブタクサの種子に、夥しい数のオオカワラヒワとアトリの群
れがついています。
アトリの群れの中に、見事な夏羽の個体を見つけました。

高水敷の草地の上を、ツグミが歩いています。

貴志川の渡り鳥も、もうほぼ「冬鳥」にかわっていました。

鼠色の時雨雲から時折雨粒が落ちるうっとうしい天候の中、
孟子に入ります。

山案山子のテラスに、クロジの♀が死んでいます。
モズか何かに追いかけられて、あわててガラスに当たったので
しょう。
今年「初見」のクロジは、死骸でした。

蕎麦狩りに大忙しの丸嶋さんの傍らで、キセキレイが杭の上に
止まっています。
雨覆羽の縁に淡色部のある、若い個体です。

セグロセキレイの幼鳥は、すっかり成鳥羽に換羽を済ませ、電
線に止まって囀っています。

モズの高鳴きが賑やかです。
小川さんの庭付近に1羽入っている♂が、小川さんの庭のイチ
ョウの樹上で、けたたましくナワバリの詩を歌っています。

クロコノマチョウの蛹に、すっかり翅を延ばした秋型♀が止まっ
ています。
どんどん緑色の蛹が増えているのに、どういう訳が終齢幼虫の
姿を見つけることができません。
昼間は土の中にでももぐっているのでしょうか?それとも、茎の
中にもぐるのでしょうか?
とにかく見えるのは蛹と羽化した新成虫だけで、幼虫の姿は、
どれだけ探しても見出すことができませんでした。
こんな普通種のチョウなのに、一歩その生態に踏み込むと、わ
からないことだらけです。

水路道を戻り、犬飼池に戻ります。

池畔の藪の中で、クロジの群れを見つけます。
今年初めてクロジと対面です。

結構近い枝先に♀が出てきて止まったので、記念撮影させて
もらいました。

一気に冬のたたずまいになり、冬鳥が一通りそろったことを確
認できたので、ありもとは一路、和歌山市永穂に向かいます。

11月に入り、和歌山県にナベヅルが結構渡来しています。

美浜町和田不毛に2羽、御坊市塩屋水田に6羽と飛来し、
白浜町や田辺市などでも見つかったようです。

そしてとうとう11月5日、和歌山市永穂の水田に3羽飛来して
いることを、和歌山県環境生活総務課自然環境室の谷脇さん
に教えてもらったのでした。

この周辺には1997~1998年の冬、30数羽が飛来し越冬
し、その後も不定期に飛来が確認されています。
和歌山市の地図を見ても、和歌山市周辺でツルがおりそうな
のは、この周辺と岡崎周辺くらいなのではないでしょうか??

新24号線を西に走り、永穂の交差点を南西に折れると、広い
水田地帯が広がり、そのまん中に、3羽のナベヅルが下りてい
ました。

ありもとにとっては本当に久々のナベヅルとの出会いです。
すぐ近くで農作業をするおじさんを少し気にしていますが、それ
ほど警戒するそぶりもなく、水田で盛んに餌をさがしています。

谷脇さんが観察したときは、農作業の車が来て飛び立ち西に
消えたようですが、それは渡来直後であったらかのようで、もう
周辺の農作業の人々の営みには慣れたようです。

1997年の個体は、毎週のように観察に行きましたが、一度
バードウオッチャーが無理に近づいて飛んだのを見ただけで、
農作業の車や人には一応警戒はするものの、飛び立つことは
無かったです。

彼らの日本における「本来の」越冬地で、万単位の越冬個体
群の生息する鹿児島県出水市周辺も広大な水田地帯で、農
作業の人に関する過度な警戒は示さないのが普通なのでしょ
う。

ありもととツルの距離は100m強。
この距離さえきちんと守れば、ツルたちも過度に警戒するこ
ともなく、のんびり餌をついばんでくれています。

立冬が寒風を運び、それに乗って、和歌山市にもナベヅルが
降り立ちました。

これでいよいよ、「冬本番」ですね。
@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@
<孟子鳥類>
カイツブリ、オシドリ、キジバト、ケリ、コゲラ、アオゲラ、キセキ
レイ、セグロセキレイ、ビンズイ、ヒヨドリ、モズ、ルリビタキ
ジョウビタキ、ツグミ、シロハラ、イソヒヨドリ、ウグイス、ソウシ
チョウ、エナガ、ヤマガラ、シジュウカラ、メジロ、ホオジロ、ア
オジ、クロジ、カシラダカ、アトリ、カワラヒワ、イカル、シメ
スズメ、カケス、ハシブトガラス、ハシボソガラス
@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@
2010/11/01のBlog
ありもと@孟子です。。 みなさんこんばんは。。。

10月25日、ありもとは理事長とともに、名古屋に赴きまし
た。
COP-10開催地である名古屋国際会議場に隣接する名
古屋学院大学名古屋キャンパス白鳥学舎で開催された
「ユネスコ 未来遺産運動と自然再生」において事例発表
を行うことが目的でした。

ちっぽけな取り組みとはいえ、孟子不動谷の地で、生物多
様性保全を行っている身として、COP-10本会議場のフ
ォーラムゾーンで、10分間とはいえ喋る機会を得ることが
できたことは、大きな財産になったものと思います。

翌10月26日、「ユネスコ 未来遺産運動と自然再生」の
エスクカレーションとして、ユネスコ未来遺産指定の多様性
保全の仲間である、いきもの不思議の国・中池見湿地(福
井県敦賀市)、久保川イーハトーブ世界自然再生事業(岩
手県一関市)の面々が孟子不動谷に来場されることにな
っています。
10時にJR和歌山駅にお迎えに行くということで、朝6:30
「下見」の目的で孟子に行きました。

カケスが相変わらず叫び声をあげています。
天堤池では、美しい羽衣に身を包んだオシドリが泳いでい
ます。
今日お迎えする方々はみんな北国からのお客様なので、
和歌山のできる限り「南起源」の動植物をお見せできれば
と思っています。

一番の「スター」は、近畿地方特産のトンボ・ナニワトンボ
で、25日に再会した東京大学・須田先生にも「ぜひ!」と
言われているのですが、朝から時雨模様の天気に、黄信
号がともっています。

そんな中、ごく普通種ですが、南起源の昆虫を見つけました。

先日いちいがしの会の来訪を受けた時、後藤岳志先生の
御子息が見つけた、クロコノマチョウの蛹が羽化しています。
和歌山ではもうごく普通種で、孟子でもしっかり越冬している
のですが、福井や岩手ではまだ、そんなに定着していないこ
とでしょう。

普通種とはいえ、なんとか「お土産」ができそうです。

岩出町のレンタカーショップでバスをレンタルして、そのまま
国道24号線を走り、JR和歌山駅を目指します。

10時に到着したJR和歌山駅東口には、皆さん勢ぞろいして
おられます。
中池見の方々、久保川の方々、水ネット東北の方々に加え
て、和歌山大学の原先生、和歌山NPOセンターの高橋さん
の顔も見えます。
総勢15名
和歌山の旅が開始されました。

紀州藩55万5千石の和歌山城のまわりを一回りしたあと、
総面積47ha、近畿最大の干潟・和歌浦干潟を窓の外に見
ていただき、海南市わんぱく公園に到着です。

わんぱく公園にもナニワトンボは多産しているのですが、ど
んどん雨雲が湧き、北風が吹く天気に、全く出てくる気配は
ありません。
公園に展示しているナニワトンボの標本を恨めしそうに眺
める東京大学の須田先生と桶田さんには、本当に申し訳な
いのですが、この天候では致し方ありません。
カワウのコロニー効果で産するアカマダラコガネや、東日本
では珍しい長翅タイプのヒメギスの♀、それに熱帯性の昆虫
タイワントビナナフシの標本に、とても喜んでいただいて、少
しはほっとしました。
また、すいれんの谷に多産する食虫植物・コモウセンゴケも
久保川にも中池見にも分布していないということで、なんとか
唯一「生物(なまもの)」を喜んでもらえました。

ガーデンレストラン・シャンボールで昼食を取ったあと、今や
全国区になっているわかやま電鉄貴志川線の終点・貴志駅
に赴き「タマちゃん」と対面していただきました。
カワイイ(?)三毛猫のタマちゃんに女性陣は大喜び!!

その後、貴志川町神戸平池に向かいます。
ここには希少水草であるオオミクリ、オニバスが自生してい
ます。
須田先生が水草が大好きということで、急きょ訪問することに
したのです。
オオミクリは和歌山県ではここらあたりでしか記録のない貴
重種で、須田先生も大喜びです。

残念ながらオニバスは終わってしまっていましたが、オオミク
リが多数大きな実を付けていたので、本当に良かったです。
大きな果実が数個ついた花柄を1本、お土産に差し上げて、
一路・孟子不動谷を目指します。

孟子不動谷入口では、和歌山大学・中島敦司教授がお出迎
えです。
なごやかに談笑しながら、参道を歩き、途中ジュズダマにクロ
コノマチョウの食痕を見つけて蛹探しをしたりしながら、山案
山子テラスに到着です。

ログハウスの中で、里山文化や多様性について、それぞれの
フィールドのとっておきの話を披露しあい、和やかなエスクカレ
ーションとなりました。

今年は生物多様性年です。
そんな年に、日本ユネスコのおかげで、COP10の会場の雰
囲気を肌せ感じることができ、また、かけがえのない仲間たち
と、孟子をはじめ和歌山北部の地で、エスクカレーションの経
験もでき、本当に有意義な2日間でした。

今後も、たゆまぬ精進をし、孟子の多様性を保全してゆかね
ばならないと、再認識した2日間でもありました。
@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@
<孟子鳥類>
カイツブリ、アオサギ、オシドリ、トビ、キジバト、カワセミ
コゲラ、アオゲラ、キセキレイ、セグロセキレイ、ビンズイ
ヒヨドリ、モズ、キビタキ、シロハラ、ウグイス、エナガ、ヤマ
ガラ、シジュウカラ、メジロ、ホオジロ、カワラヒワ、イカル
シメ、スズメ、カケス、ハシボソガラス、ハシブトガラス
@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@
2010/10/24のBlog
ありもと@孟子です。。 みなさんこんばんは。。。

今日は6:30に孟子に到着です。
今日は田辺市を中心に、和歌山県(紀伊半島)の基本的原生
植生である、照葉樹林の復活を目指し、ありもとの自然の「師
匠」である故・後藤 伸先生が興された「いちいがしの会」の方
方をお迎えすることになっています。

みなさんの来場は10時ですが、ありもとは早目に孟子に来て
野鳥を中心にデータを取ります。

天堤池の奥に14羽のオシドリが浮かんでいます。
今年は本当にオシドリの渡来が早いです。
わんぱく公園でも、20羽前後の群れが内池の奥に渡来してい
ます。
「水辺の鳥」のイメージの強いカモ類にあって、沢を登り、森に
入り、ドングリを丸呑みにして食べる森林性の鳥です。
休憩時には水面で浮かんでいますが、すぐに林の奥に飛び込
んでしまいます。
♂は目を見張るばかりのオレンジの派手な羽衣をした綺麗な
鳥ですが、その行動習性は、「森の忍者」そのものです。

今日は孟子の谷にある3枚の池を回り、どの程度飛来してい
るのか調べることにします。

ケケーケケケ・・・ ケケーケケケ・・・
語尾の上がる独特の節回しで、那賀寺の山塊の尾根の森の
中で、ツミが鳴いています。
♀はキジバト大、♂はヒヨドリ大の小さなタカの仲間で、森林
の中を高速で飛び回り小型の鳥類を捕食しています。
今まさにヒヨドリの渡りの最盛期で、今日は朝からシロハラの
群れも上空を飛んでいるので、ツミにとっては絶好のハンティ
ングチャンスなのでしょう。

ジェー ジェジェジェー
漸く熟し始めたアラカシの葉影から、カケスが空中に飛び出し
ます。
美しいコバルトブルーの雨覆羽を見せながら、目の前をゆっく
り、ゆっくりと飛びすぎます。
この鳥もオシドリ同様山地のドングリ食いで、今年は山地のド
ングリが凶作なようなので、孟子のような低い山に早目に降り
て来ているようです。

ドドドド・・・
地響きのようなヤマドリのホロ打ちの音を聞きながら、薄暗い
山道を歩き、不動池に到着します。
池面を覗くと、4羽のオシドリが浮かんでいます。
これで19羽です。

オーアーオーアオーアーオアオー
不動池でオシドリを確認して山道を引き返していると、暗いツブ
ラジイの葉影から、アオバトの独特の鳴き声がしています。
和歌山県のシダ植物の第一人者で、元和歌山県職員の谷関
俊男さんが、アオバトがアラカシの実を食べるのを見たと教えて
くれたことがありましたが、この美しい緑色のハトも、今年のドン
グリの不作に、被害を被っているのでしょう。

先週に引き続き、キビタキの個体数が非常に多いです。
なかなか姿を見せてはくれませんが、そこここの葉影から、クリ
リ、クリリという独特の声が響いています。

先週まで2週間愛想良く出てきてくれた、メボソムシクイが今日
は抜けてしまっています。

犬飼池にもオシドリが5羽いました。
これで孟子不動谷で24羽のオシドリを確認したことになります。

いちいがしの会の一行を迎えるのに、まだ少し時間があるので
、口を開きかけたミツバアケビの実の前で、実に来るメジロの観
察をすることにします。
犬飼池から森さん宅前に降りる山道沿いに、ミツバアケビが鈴な
りになっています。
そのミツバアケビの実に、メジロが次々に飛来し、美味しそうに実
をついばみます。
細長い嘴を上手に使って、ヌルヌルの白い果肉のついた、黒い種
を咥えます。
ちょうどイカルやシメがムクノキの果実をクルクル嘴に挟んで回す
ように、果肉のついた種子を嘴の中でまわし、まわりに付いた甘い
果肉を食べて、種子をポイと捨ててしまいます。

メジロは種子を飲み込むことはしないようで、種子を運んでもらい
たいアケビにとっては、メジロはあまりありがたいお客様ではない
のかもしれません。

ミツバアケビに来るメジロを観察していると、入口駐車場が賑やか
になってきました。
いよいよ「いちいがしの会」の面々の来場です。

竹中会長夫妻を筆頭に、「創始者」の後藤先生の愛息・後藤岳志
先生一家、水生昆虫が専門ながらシダ植物にも造詣の深い弓場
さん・・・
ありもとにとっては、とても久しぶりにお会いする懐かしい方々との
再会でとても嬉しいです。
総勢40名。
大型バス仕立てでの来場です。

皆さんにご挨拶を済ませ、まずは犬飼池に登ります。
孟子の位置する北野上地区の稲作の特徴は溜池を使った農法で
す。
北野上地区を流れる貴志川が川床が低く、水の活用が困難なた
めに100を超える溜池が浚渫されています。
ですから孟子周辺の里山の構成要素で、溜池というのがその代表
ともいえるのです。
稲作水系の指標であるトンボ類で言うと、南紀地方は小河川や湿
地がトンボの分布の中心であるのに対し、北野上地区では溜池が
トンボの分布の中心です。

そのことは、南紀を特徴付けるトンボはキイロサナエ、コサナエと
いった湿地、河川のトンボであるのに対し、紀北を特徴付けるのは
ナニワトンボ、ベニイトトンボ、アオヤンマ等の溜池由来の種となり
ます。

定期的な草刈りによって形成された堤体の草地で、ヒメノダケ、ワレ
モコウ、ツリガネニンジン、イヌコウジュ、ヨメナ、ノコンギク等の草本
を観察します。

犬飼池の観察を終えると、参道を歩きます。

竹中会長は今キノコに凝っているということで、テングタケ、コタマゴ
テングタケ、カラカサタケ、ノウタケ、ドクツルタケ、キイチチタケ等の
キノコを採取しては、持参した袋に入れていきます。

弓場さんは炊き込みご飯にするとかで、ヤマノイモのムカゴを集め
ています。

草花が好きで、道々ノコンギク、イナカギク、シラヤマギク、ヤマハッ
カ、アキノタムラソウ、サワヒヨドリ等を熱心に撮影するご婦人がます。

それぞれの興味の範囲で、熊野も森よりずっと人に「荒され」、落葉
広葉樹林となっている孟子の里山を満喫しています。

森にある樹を通じて自然を愛でる・・・
いちいがしの会の方々こそが、後藤伸先生の残した、最大の素晴ら
しき「遺産」といえるのかもしれません。

久々に迎えた南紀からのお客様が、孟子の里山に、熊野の山のニ
オイを運んできてくれた一日でした。
@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@
<鳥類>
カイツブリ、アオサギ、オシドリ、トビ、ツミ、ヤマドリ、キジバト、アオ
バト、カワセミ、コゲラ、アオゲラ、キセキレイ、セグロセキレイ
ビンズイ、ヒヨドリ、モズ、キビタキ、シロハラ、ウグイス、エナガ
ヤマガラ、シジュウカラ、メジロ、ホオジロ、カワラヒワ、シメ、イカル
スズメ、カケス、ハシボソガラス、ハシブトガラス
@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@
2010/10/16のBlog
ありもと@孟子です。。 みなさんこんばんは。。。

6:00
孟子不動谷到着です。
朝からしぐれ雲が空を覆い、暗い良明けです。
今日は未来遺産のアカトンボ調査の日です。
例によってありもとは朝早くに天堤池に向かいます。

プルルルル・・・
カモ独特の羽音を残しながら、30羽ほどのオシドリが飛び立ち
ました。
ぶな科のドングリを好食する森林性のカモらしく、空高く上がる
ことなく、低く飛んで池奥のコナラ林に消えました。
これもカケス同様、山のドングリの不作に呼応して早目に降り
て来たのかもしれません。

オーアーオーアオー
薄暗い森の彼方から、アオバトの特徴的な声が響きます。

森の中からは、そこここからキビタキの地鳴きの声がしていま
す。
クリリ クリリという独特の声で、天堤池周辺の森はにぎやか
です。
キビタキの渡りが本格化しているようです。

キュン! キチキチキチキチ!!
モズの高鳴きが賑やかです。
モズがナワバリ宣言を行うのは秋です。
高い山などで避暑を終え、成鳥たちが里に帰ってきています。
今年巣立った幼鳥たちと、壮絶な国取り合戦をしています。
例年通り山案山子周辺には♀2♂1が騒いでいます。
モズはとても「ビビリ」の鳥で、なかなか近くで撮影させてくれま
せん。
今日もかなり苦労しましたが、目元に黒い「くまどり」をあしらっ
た、「男前」の♂モズをなんとかまぁまぁの距離で写すことがで
きました。

今日のアカトンボ調査は、先月の逆回りに行う予定なので、向
陽中学の諸君とは入口で待ち合わせしているので、水路道を
歩きます。

クリの実が落ちています。
今年はクリの「たなり」が遅く、漸く「栗ご飯」が炊けそうです。

水路道もキビタキが多いです。
出てくるのはみな「第一回冬羽」に換羽した、今年生まれの個
体です。

ジュ ジュジュ
今日も12日と同じ藪に、メボソムシクイが潜んでいます。
おそらく同じ個体でしょう。
藪の中を潜行しながら、時折フライングキャッチで、小さな芋虫
を咥え取り、食べています。
地味で目立たない小鳥ですが、孟子できちんと観察できるのは
この時期だけなので、しっかり写真をとります。

そろそろ入口の駐車場が賑やかです。
体育大会の引率に行った顧問の前川先生に代わって、今日は
樋上先生に引率されて、おなじみの諸君が集まっています。
その中に向陽高校2年生で、先日筑波大学で開催された生物
オリンピックで、和歌山県でただ一人金賞を獲得した、奥村洋
介君の手伝いに来てくれています。

今日は先月に引き続き、アカトンボ調査です。
先月は、ナニワトンボ、リスアカネ、マユタテアカネ等、夏の未
成熟時期も孟子で暮らす種類ばかりの確認だったので、今日
はアキアカネ、コノシメトンボ等、未成熟期に大きな移動をする
種類のデータを取るのが目的です。

犬飼池の調査の時には曇り空でアカトンボの動きが鈍かった
ものの、入口水田を調査するころになると、陽ざしも戻り、一気
にアカトンボの個体数が増加します。

水田の間にある休耕田では、夥しい数のヒメアカネが交尾産卵
を行っています。
日本最小のアカネ類です。
顔が真っ白に成熟し、お腹も上品な茜色に変わり、先月よりも
一気に綺麗になっています。
ありもとも中学生に交じって網を振ります。
孟子で調査を始めた1999年当時は、孟子に来れば毎日のよう
に振った網も、最近は目視と撮影のみになり、網を持つことは
ついぞ無くなっていたので、最初勘がつかめず苦労しましたが、
ヒメアカネを10頭も取る頃になると、かなり昔の勘が戻ってきま
した。

おかげで孟子では「珍種」のナツアカネの♂をGETすることがで
きました。

入口水田、無農薬水田、とんぼ池・・・
谷をさかのぼりながら、網を振ります。

アキアカネ、コノシメトンボ等も確認できました。
この時点で今年の孟子確認種も46種になりました。
孟子での年間確認種は45~50種が標準なので、なんとかボー
ダーラインに達したことになります。

わんぱく公園の仕事をするようになって、孟子での調査回数が
ほぼ半減したので、なかなか50種を確認できなくなってきまし
た。
確認できるトンボの種は、45種くらいから上は、通った回数に
大きく結果がリンクするのです。

今日確認できたアカトンボは、アキアカネ、ナツアカネ、リスアカ
ネ、コノシメトンボ、マユタテアカネ、ヒメアカネ、ネキトンボの7種。
そこに先月確認したナニワトンボを加えて8種になりました。
孟子で今までに確認されたアカトンボ類は13種ですが、2回の調
査ということで、まぁまぁの結果といえそうです。

アカトンボ類は、谷内で一生を終える移動距離の少ない種類は、
生息状況が安定しますが、長い距離を移動するタイプの種は、
なかなか不安定な確認状況になるのが普通です。
彼らはとにかく色んな場所に飛来し、自動車の轍のようなすぐ
に無くなる水場にまで産卵し、そんな中でどこかで羽化したらも
うけものというような、繁殖タイプを示します。

孟子でもこれらの種の確認状況は、毎年全く違います。
これは、これらの種が、なかなかうまく繁殖できないことを示し
ているのです。

アカトンボ類は田んぼの代表的な種なのですが、ベントス調査
ではなかなか幼虫を得ることができないので、秋の成虫調査を
今回の田んぼの生き物調査のメニューに追加したのでした。

これで、今年度の動物調査は終了です。
あとは11月に、森林の植生の学習会を行うのみとなりました。

そして12月11日
和歌山県立自然博物館で、中間発表の「檜舞台」がまっていま
す。

今日採集したアカトンボは総数100頭強・・・
田んぼが特徴の孟子里山公園ならではの調査結果になりまし
た。
@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@
<鳥類>
カイツブリ、アオサギ、オシドリ、トビ、オオタカ、ツミ、キジバト
アオバト、コゲラ、アオゲラ、キセキレイ、セグロセキレイ、ビン
ズイ、ヒヨドリ、モズ、クロツグミ、ウグイス、メボソムシクイ
キビタキ、エナガ、ヤマガラ、シジュウカラ、メジロ、ホオジロ
スズメ、カケス、ハシボソガラス、ハシブトガラス
@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@
<両生爬虫類>
ニホンアマガエル、ニホンアカガエル、ツチガエル、ヌマガエル
トノサマガエル、ウシガエル、シマヘビ、ヤマカガシ、ニホンカナ
ヘビ、ニホントカゲ
@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@
<昆虫類>
オオアオイトトンボ、オニヤンマ、カトリヤンマ、シオカラトンボ
ウスバキトンボ、アキアカネ、ナツアカネ、リスアカネ、コノシメ
トンボ、マユタテアカネ、ヒメアカネ、ネキトンボ
オオカマキリ、コカマキリ、ハラビロカマキリ、カマドウマ、エンマ
コオロギ、カネタタキ、アオマツムシ、モリオカメコオロギ、ササ
キリ、ウスイロササキリ、オナガササキリ、コバネイナゴ、ツチ
イナゴ、トノサマバッタ、ヤマクダマキモドキ、キンヒバリ、クサヒ
バリ、マダラスズ、トゲヒシバッタ、ヒシバッタ
クモヘリカメムシ、ホソハリカメムシ、アメンボ、ヒメアメンボ、ヤ
スマツアメンボ、ツマグロオオヨコバイ
クロヤマアリ、セイヨウミツバチ、ニホンミツバチ、コガタスズメ
バチ、オオスズメバチ、セグロアシナガバチ、スズバチ
ハナアブ、オオハナアブ、アシブトハナアブ、ホソヒラタアブ、ア
メリカミズアブ
モンシロチョウ、スジグロシロチョウ、キチョウ、ナガサキアゲハ
ムラサキシジミ、ウラギンシジミ、ヤマトシジミ、ルリシジミ、ウラ
ナミシジミ、ツバメシジミ、ベニシジミ、コミスジ、キタテハ、ルリ
タテハ、アカタテハ、イシガケチョウ、ヒメウラナミジャノメ、クロ
ヒカゲ、クロコノマチョウ、ナカグロクチバ、ホタルガ、ホシホウ
ジャク
@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@
<花>
メヒシバ、オヒシバ、ススキ、チカラシバ、キンエノコロ、アキノエ
ノコロ、エノコログサ、チヂミザサ、コブナグサ、カヤツリグサ
ツユクサ、イボクサ、コナギ、ヤマジノホトトギス、ツルボ、ヒガン
バナ、カキツバタ、ヤブマオ、イヌタデ、ボントクタデ、オオイヌ
タデ、ミゾソバ、ミズヒキ、センニンソウ、キツネノボタン、イヌガ
ラシ、キンミズヒキ、ワレモコウ、ヤノネグサ、チャノキ、オトギリ
ソウ、ヒメノダケ、クサギ、イヌホオズキ、イヌコウジュ、ヤマハ
ッカ、ヒメジソ、アゼトウガラシ、アゼナ、ツリガネニンジン、ヒヨ
ドリバナ、サワヒヨドリ、オニタビラコ、カンサイタンポポ、セイヨ
ウタンポポ、タカサブロウ、アメリカタカサブロウ、ノコンギク
ヨメナ、シラヤマギク、セイタカアワダチソウ、ヨモギ、ヒメムカシ
ヨモギ、オオアレチノギク、アキノノゲシ、ハルノノゲシ、ノアザミ
ヨシノアザミ、ヒメジョオン、コセンダングサ、アメリカセンダング
サ、コメナモミ
@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@
2010/10/12のBlog
ありもと@孟子です。。 みなさんこんばんは。。。

皆さま長い間ご無沙汰いたしました。
1ケ月ほど自宅のメールが使えなくなり、不動谷便りを送る
事ができませんでした。
その間も2度は孟子に行っていたのですが、ネット難民状態
で如何ともしがたい日々でした。

本当に久々ぶりの書き込みです。

7:30
孟子不動谷到着です。

入口の榎さんの水田を除き、殆どの水田で稲刈りが終了し
ました。

満開のコスモス咲く休耕田に、ノビタキが来ています。
孟子ではあまり多い渡り鳥ではありませんが、毎年このあ
たりで確認できます。
いつも出会うときはカメラを持っていないことが多く、今まで
撮影できずにいましたが、今日は幸いカメラを持っているの
で、初撮影です。

この小鳥はツグミの仲間なのですが、立ち居振る舞いがヒ
タキの仲間に近いのが特徴です。
時折地面に降りて探餌もしますが、ほとんどはフライングキ
ャッチ法で羽虫を捕えて食べます。

ありもとの住む貴志川町ではこの小鳥のことを「オケヤドリ」
と呼びます。
理由はよくわかりませんが、昔地元のオッチャンたちは撞木
状の糯ざおをはざかけしたイネの上に仕掛けて、この小鳥
を捕えていました。
捕えたノビタキを囮にして、モズを採るのです。

モズは貴志川界隈のオッチャンたちの貴重な蛋白源になっ
ていて、ノビタキを囮に1羽捕えると、その瞼を糸で縫いつ
け、盲目状態にして囮とし、何羽も何羽もモズを捕えていま
した。

少年時代からそんな思い出のあるノビタキは、ありもとを楽
しかった少年時代にタイムスリップさせてくれます。

犬飼池への道を登ります。

タタッ タタッ
懐かしい声に見上げると、目の前の梢にオオルリの♂幼鳥
が止まっています。
ここで何度かオオルリに出会ったことがあるのですが、いつ
も若い♂です。
ノビタキ同様、いつも出会うときはカメラ不携帯のことが多く
今回初めて撮影させてもらいました。

ありもとから数mの距離・・・
画面いっぱいです。

頭のトラフ模様が無くなり、「第一回冬羽」と呼ばれる羽衣に
換羽を済ませています。
背面の鮮やかなブルーがまぶしく輝きます。

オオルリは成鳥夏羽になると背中の青がやや黒っぽくなる
のですが、この「第一回冬羽」の頃はわずかに薄めの青な
ので、本当に鮮やかに見えます。
ありもとは成鳥夏羽よりもむしろ、♂の第一回冬羽の背中
の青のほうが好きです。

小学生の頃、糯ざおを使ってこの齢のオオルリを捕え、竹
かごに入れて1日眺めていたことがあります。
このオオルリの若鳥もまた、ありもとの少年時代の思い出
の鳥です。

ジュジュ ジュジュ
紅葉しはじめたヤマザクラの枝先で、メボソムシクイに出
会います。
地味な褐色の小鳥ですが、毎年出会う「旅人」です。
10月に入ると、9月まであれほど見られたセンダイムシク
イはいなくなり、このメボソムシクイばかりになります。
数年前、このメボソの群れにキマユムシクイが混じったこ
とがあるので、今日も注意深くあたりをさがしましたが、今日
は残念ながら、この1羽のみでした。

クリリ クリリ
キビタキがそこここで鳴いています。
おそらく渡り途中と思われる若いキビタキが、一挙に不動谷
に渡来したようです。
孟子で繁殖した個体は抜け、渡り途中の個体に入れ替わり
を済ませたようです。

ヒタキたちはみな、このように、次々と通り過ぎて行くのです。

オオアオイトトンボの個体数が一挙に増加しました。
孟子にトンボ暦も、いよいよクライマックスです。

参道沿いにヤマジノホトトギスがたくさん咲いています。
今年はススキの穂の出が大幅に遅れ、晩夏~初秋の高温が
秋に草花の開花に影響を及ぼしていたのですが、漸く秋らし
い陽気になり、秋の花が開花をはじめました。

アサギマダラが飛んでいます。
後翅に性標がなく、♀のようです。
このマダラチョウも、渡りの途中、不動谷を通過したのです。
孟子では毎年数頭の確認ですが、このチョウを見ると、やは
り秋を感じます。

マンジュシャゲの花が終わりかけ、ヤマハッカやイヌコウジュ
ツリガネニンジン、ヒメジソ等が盛期を迎えています。

いよいよ高い紺碧の秋空を、1羽のカケスが翔けて行きました。
今年は山のミズナラの実りが、悪いようです。
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<鳥類>
カイツブリ、アオサギ、コガモ、キジバト、コゲラ、アオゲラ
ツバメ、キセキレイ、セグロセキレイ、ヒヨドリ、モズ
キビタキ、オオルリ、コサメビタキ、ノビタキ、ウグイス
メボソムシクイ、エナガ、ヤマガラ、シジュウカラ、メジロ
ホオジロ、スズメ、カケス、ハシボソガラス、ハシブトガラス
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<両生爬虫類>
ニホンアマガエル、シュレーゲルアオガエル、ニホンアカガ
エル、トノサマガエル、ニホントカゲ、ニホンカナヘビ
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<昆虫類>
オオアオイトトンボ、シオカラトンボ、オオシオカラトンボ
マユタテアカネ、リスアカネ、ヒメアカネ、ウスバキトンボ
オオカマキリ、サトクダマキモドキ、ヤマクダマキモドキ、ササ
キリ、ウスイロササキリ、オナガササキリ、クサヒバリ、エン
マコオロギ、カネタタキ、マダラスズ、アオマツムシ、オンブバ
ッタ、トゲヒシバッタ、ヒシバッタ、ツチイナゴ、コバネイナゴ
クモヘリカメムシ、ホソハリカメムシ、アメンボ、ヒメアメンボ
ヤスマツアメンボ、チッチゼミ、ツマグロオオヨコバイ
クロヤマアリ、クマバチ、セイヨウミツバチ、ニホンミツバチ
コガタスズメバチ、セグロアシナガバチ、ハナアブ、ホソヒラ
タアブ、キリウジガガンボ
モンシロチョウ、スジグロシロチョウ、キチョウ、ナガサキアゲ
ハ、キアゲハ、ウラギンシジミ、ヤマトシジミ、ツバメシジミ、ウ
ラナミシジミ、イチモンジセセリ、チャバネセセリ、アサギマダ
ラ、コミスジ、キタテハ、ルリタテハ、アカタテハ、ヒメジャノメ
クロコノマチョウ、ナカグロクチバ、ホタルガ、ホシホウジャク
クロウリハムシ
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<花>
ススキ、チカラシバ、キンエノコロ、エノコログサ、カヤツリグ
サ、ツユクサ、イボクサ、ヤマジノホトトギス、ヒガンバナ
カラムシ、ヤブマオ、イヌタデ、ボントクタデ、ミゾソバ、イタド
リ、ミズヒキ、キツネノボタン、キンミズヒキ、ワレモコウ、オト
ギリソウ、ヒメノダケ、クサギ、イヌホオズキ、イヌコウジュ
ヤマハッカ、ヒメジソ、アゼトウガラシ、ツリガネニンジン、ヒ
ヨドリバナ、オニタビラコ、カンサイタンポポ、セイヨウタンポポ
タカサブロウ、アメリカタカサブロウ、ノコンギク、ヨメナ、シラ
ヤマギク、セイタカアワダチソウ、ヒメムカシヨモギ、オオアレ
チノギク、アキノノゲシ、ハルノノゲシ、コメナモミ、ツルボ
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