「嘉手納基地」「辺野古」「白梅の塔」見学レポート 前編

先日・7日〜10日まで、沖縄に行きました。

そのレポートをさせて頂きます。

私が先日沖縄に行ったメインの用事は、

日本商工会議所青年部主催の全国大会に参加するためでした。

早速、話しがそれますが・・・(笑)、

よりよく・より正しく生きるための一つの方法として・・・

ステップゼロ:『世のため人のために生きる』という覚悟・心を持つ
 (我を捨てる。本と繋がる。これが基本中の基本。)

ステップ①:正しい情報を得る

ステップ②:①をもとに、正しい判断・戦略を練る

ステップ③:②をもとに、正しい行動・実践をする

ステップ④:①〜③を検証し、反省したりブラッシュアップし、

 そしてステップ①へ戻る(繰り返し)

まず、ステップゼロの段階からスタートし、

それをベースに①から④を繰り返し、進化・深化していく。

私は実際の日常生活や、テレビなど、、、あらゆる場所で観察し、

結果、失敗している人と成功している人の要素が

なんとなく法則が見えてきました。3つあります。

(思いついたまま、羅列してみます)

【失敗している人】

1-A:わがまま・・・つまり自分自身や、自分が属している組織のことしか考えていない。

「自分・自分の家族・自社だけがよければいい」と心に思っている。

(口では「世のため人のため」と言っていても、実際の心と行動が伴っていない。

有意識&無意識に悪い癖&習慣となっており、

結果、罪を作り続けているので、いつまで経っても良くなっていかない)

【成功している人】

1-B:「世のため人のため」といつも口で言っていて、かつ的確にそれを実践している。

(規模の大きさは関係ない。年商100億の経営者でも主婦の方でも、子どもでも、

出来ることを精一杯していれば、同じ分だけ、徳積みが出来ている)

【失敗している人】

2-A:自分のあるべき姿・なりたい姿・・・ゴールが描き切れていない。

描く気もない。動物的快楽追求主義者。

日々の雑務に追われ、優先順位がつけられていない。

コンセプトが曖昧。経営理念が「絵に描いた餅」化している。

「何のために生きているのか?」が分かっていないから、

その場・その日の欲求を満たすこと・目先の利益を得ることしか考えられない。

太平洋のど真ん中を、てこぎボートで、地図なしに、着の身着のまま

歩んでいるのと同じ。本人のみ、気づいていないから

危機意識がない。だから恐ろしい。

【成功している人】

2-B:自分のあるべき姿・なりたい姿が明確化している。

腹に落とし込んでいる。物事の優先順位がつけられる。

絶対に要らないもの・どちらかといえば要らないものも

全部潔く捨てられる。本当に必要なものは絶対に離さない。

何が何でも得る努力をする。

また、人の言っていること・やっていること、社会情勢がどうなろうとも、

ぶれない。強い信念を持つ。

と同時に、不易流行状態で柔軟性も併せ持つ。

太平洋のど真ん中で、「よし10日後にはカルフォルニア港に着こう!」と

仲間と共に目標を明確化し、地図を持って着実にゴールに近づいていっている。

【失敗している人】

3-A:そもそも今の自分にある問題の『根本』を掴んでいない。

だから小手先・枝葉の、その場限りの対処療法で何とか問題解決出来る&

逃げ切れると思い込んでいる。

だから永久に、問題が解決しないどころか、

問題がどんどん増えて山積みになって、最後、どうしようも出来なくなる。

【成功している人】

3-B:物事を常に『根本』や『真理』を掴んでいる人。

その真理の最も最高位のものは、

「どうして私はこの世で今、生かされているのか?」という

人として生きる人生の根本的な問いの答えに気づいている人。

それに気づく・その真理を掴むと、

苦しい事・辛い事・哀しい事(苦難)ですら全部、有難くなる。

つまり、生きていること全てが有難くなる。

不足不満がなくなり、感謝で満たされる。(神恩感謝の境地)。

となると、自分の我欲が消え去り、四六時中楽しくなって、

世のため人のためにと、働きたくって仕方が無くなる

(自他一如の「我捨得全」の境地)。

・・・とまあ、前置きが長くなりましたが(笑)、

私は、上記にありますように、

常に『真理』・『正しい情報』を得続けたいと考え、

正しいことをいかに日々、一秒たりとも見失わないか?

って考えています。

この『真理』・『正しい情報』を自分自身がまず把握しないと、

正しい判断や行動ができません。

この世の中、いかにここを外してしまい、

間違った判断や行動をして、ドツボに嵌っているか・・・

客観的に観察しておりますと、ほんと、恐ろしいです。

(また、本人がそれに気づかず、永遠に、他人や社会のせいに

しているあたりが、また更に恐ろしい・・・)

私は、今の日本が抱える大きな問題の一つである、

沖縄での基地問題・日本国家の防衛問題の

真理を知りたいと、ずっと思い続けて来ました。

例えば、殺人が起こったとして、

警察とかがその殺人現場に行って、あれこれ調べますよね。

それと同じで、私は一度、沖縄の基地や、

いろんな問題が実際に起こっている現場に行きたいと思っていました。

自分自身がその殺人現場に一回も行っていないのに、

「あいつが犯人や〜!」なーんて、絶対に判断できないし、

もしもその現場にいた第一目撃者が犯人であっても、

その人が、現場に一度も行っていない私に

「犯人は私ではない」って言ったら、

私はその人の言っていることを信じるしかない訳なんですよね。

内地(本土)の人間の大多数が、

昔、沖縄で何が起こったか、今、沖縄で起こっているのか?

ちゃんと知らないと思うんですよね。

テレビなどのマスコミや、人づての情報しか入っていないんですよね。

だけど、その間接的な情報って、

誰かの主観・情報操作がかなり入っていることも、

この沖縄問題では多く感じます。

(多くの人の“利権”がからむからです)

Aさんは基地賛成、Bさんは基地反対って

全然違うこと言っているし、どっちが正しいのか

さっぱり分かりません。

実はこんなことって、沖縄の基地問題だけでなく、

私達の身近なところでも、日常茶飯事で起こっている訳なんですよね。

それに気づかず、平気で間違っている人の言っていることを信じてみたり、

正しい人を疑ってみたり、

自分の気分・感情(主観という名前のフィルター)で人を判断・批判して

しまったりし、間違った判断&行動をしてしまっている訳です。

私は、この日本国家にとって大きな問題の一つである、

この沖縄問題・日本の防衛の問題を

自らの目で見て、実際に判断する過程を通して、

自身の“心眼”(物事を正しく見極める力)の

精度を高めたいと考えました。

————

・・・3月8日午後、

私を乗せたバスが「嘉手納基地」を入っていきました。

まず「嘉手納(かでな)基地」の基本情報です。

この基地は沖縄の真ん中から少し南側にある、

沖縄市などの中にあります。

米軍は、陸軍・海軍・空軍と3つの軍隊があります。

(ちなみに普天間基地を管理するのは、海軍の中の海兵隊です。

海兵隊は、陸海空軍全部の機能を兼ね揃えた戦闘部隊なんだそうです。

今話題のオスプレイは、この海兵隊が管理している戦闘機です)

この嘉手納基地は、空軍が管理している基地となります。

敷地面積は、日本の他の3つの米軍の空軍基地・韓国の2つの空軍、

合計5つ足した分くらいの膨大な広さを誇る基地で、

北京まで、たったの2時間で飛んでいくことが可能です。

また、この嘉手納基地の守備範囲は、

環太平洋地域、オーストラリア、インド、アラスカまで

広範囲に及んでいます。

先ず最初に米軍の研修施設に行きました。

そこで、嘉手納基地を統括する

「第18航空団」将軍のマシューH.モロイ准将が

『歓迎のご挨拶』をしてくださいました。

モロイ氏は、40代くらいで4人の娘さんのお父さんとのことです。

トムクルーズみたいにカッコよかったです(笑)。

氏は、嘉手納基地を通しての地域との交流事業について

あれこれとお話ししてくださいました。

まず、「オキナワ ファースト」という事業では、

嘉手納基地内で使用する備品や食べ物、工事などなど

沖縄の業者さんに入札に参加して頂こうと

かなりの頻度でその入札説明会を行っているようで、

それ専門の部署もあるそうです。

驚いたのが、嘉手納基地だけでも、

日本人の従業員が3000人いて、

出入業者関連の方が1000人。

沖縄県全体で米軍関連施設で働いている日本人は、プラス5000人

合計9000人ほどを、県全体で雇用しており、

沖縄県や市町村などの地方公務員に次ぐ、雇用の受け皿になっています。

つまり、米軍基地に直接恩恵を受けている日本人は、

かなりいるということです。

次に「アナラリー コマンダー」

(すいません。このカタカナは自信がありません)

という事業ですが、

これは、嘉手納基地の大佐以上のエライサン60人、

一人ひとりに、沖縄県人が一人ずつついて、

一年間、「お友達」になるという事業です。

この嘉手納基地見学の分科会の企画してくださった、

沖縄商工会議所青年部(YEG)の竹さんが、

実はこの事業で、ある大佐さんと「お友達」になり、

その交流の中で、

「今度、YEGの全国大会で、基地見学の分科会をやらせてほしい」って

お願いされ、実現したんだそうです!

ほんと、竹さんサマサマです!!

(竹さんと♪→)

ちなみに、この竹さん・・・来年くらいかYEGの

九州ブロックの代表理事になられるんやそうです!

んでもって、再来年9月の「YEG 九州ブロック大会」で

もう一度この嘉手納基地の見学会を、今度はもっとたくさんの人数を呼んで

したいという想いがおありなんだそうです。

この嘉手納基地見学の分科会って、

100人しか応募枠がなかったし、人気だったようで、

分科会の中で一番早く定員に達したそうです。

(数日でいっぱいになったという噂も・・・)

竹さんは、

「この沖縄市・沖縄県のこと、ちゃんと知ってもらいたい!」と

あつく語っておられました。ほんと、すてきです☆

こんな篤い人たちが、この国の将来を担っているんですよね。

モロイ氏が最後に、こうおっしゃいました。

「尖閣問題・北朝鮮ミサイル問題など、未だ不安定な状態にあります。

今後も協力関係を高め、情報共有も行い、我々と日本は一緒になってやっていきます。

(※今までは、協調関係・2つの組織が行動を一緒にするという感じでしたが、

今後は「一緒に」を強調され、まさに1つの組織となって一枚岩として

やっていくといくという感じでした)」

そして・・・

「この嘉手納基地は、みなさん(日本人)のもの〜YOUR VASE〜です。

我々にとっては借り物なんです。」とおっしゃい、

そして、颯爽と去って行かれました。

その後、「太平洋の要石〜KEYSTONE OF THE PACIFIC〜」

という嘉手納基地の概要のスライドを見せてくださいました。

ちょっとくやしいけど(笑)、

なんやかんや言っても、アメリカは世界第一位の国やなーって思いました。

経済力も一番。んでもって、その経済力(国力)を守り、

発展させるための軍事力も一番です。

物事の考え方(効率や合理性、組織&結束力などなど)圧倒的にすごいと感じました。

そして、こりゃー、北朝鮮とか中国は絶対に太刀打ち出来ないなぁ・・・

とも思いました(笑)。

特に中国なんて、本音は長年の一人っ子政策で、

親祖父母は大事な一人息子を殺されたくないし、

息子自身も、本音は国(=他人)のために死にたくないと

思っているやろうから(※今の中国では利己主義がはびこっている)、

いくら軍事力を増やしても、

上記の理由で肝心の人間の力(国の為に命捨ててでも戦うという気持ち)がないから、

意外とあっけなく負けそうな感じがしました。

(そんな意味ではまだ今でも、日本人の方が少数精鋭でしょう!)

その後は、戦闘機を見せて頂き、

専属のカメラマンの方に写真撮影をして頂きました。

(後日送付されてくるので、また紹介いたしますね)

ほんと、技術を集結させた芸術作品にさわれるって

感動的ですが、これが『人殺しの道具』だということは

とっても複雑な感じでした。

以前、この嘉手納基地界隈に行きますと、

戦闘機が、ものすごい爆音を立てながら、

飛行訓練(タッチ&ゴー)をしまくっていましたが、

私が見学した日は、高校入試の日で、一台も飛んでいませんでした。

(英語のヒヤリングなどがあるからです)

確か、この入試の日と、6月23日の慰霊の日は、

よほどの緊急事態でないと飛ばないようにしているそうです。

(お盆と年末年始もなるべく飛ばないように配慮しているそうです)

そして、嘉手納エアーパークで歴代の戦闘機を見て終りました。

みっちり3時間です。

その間、ガイド&通訳として、

嘉手納基地の広報の方(日本人)が4人ついて下さり、

私達の素朴な疑問とかに随時答えてくださりました。

(その方々から教えて頂いた情報も上記文章にかなり入っております)

その夜の分科会の懇親会では、

第18航空団のオルマン大佐が来賓として最後までおられました。

通訳で来られていた嘉手納基地広報のおにいさんが、

私が一番お世話になった方でしたので、

オルマンさんと一緒に写真を撮らせて頂きました。

この写真には写っていませんが、

私の背中に、ちょんと、大佐の右手が添えられています。

酔っ払いのオッサンのイヤらしい手とは違って(笑)、

なんと言ったらいいんでしょう。。。

慈愛に満ちた・・・いち人間として尊重して下さっている

ホトケサマに近い手のように感じました。

さすがレディーファースト文化

(弱き&麗しき女性を大切にする文化)を持つ国の人だと思いました)

つづく