15分間の「きしめん」風景

2月末の夕方5時。

近鉄特急で名古屋に到着し、

JR線に乗り換え、目的地に行く前に

駅のホームにあった“立ち食いそば屋”ならぬ

“立ち食いきしめん屋”があり、

そこで、かきあげ入りの「きしめん」を食べました。

私がそのお店に入った時、

お客さんは1人(自分探し中の、旅人のおにいさん?)でしたが、

会社帰りのおじさん・おにいさんたちが

どんどん入って来られました。

注文後、数分で「きしめん」がやって来て、

おいしさをかみしめながら、周りを観察していました。

お店の人は、おじさんとおばさんで、

他のお店に今日誰が働いているか?

社内のシフト話を堂々と、お客さんの前で、

話しているのが、まず面白かったです。

言葉は2人とも、関西風でした。

だけど、「きしめん」のだしは、関東風ですが(笑)。

更に食べながら、まわりを見回すと、

会社帰りのおにいさま&おじさまが多かったです。

帰るまでに「ちょっと一杯」という感じで、

お酒やビールとおつまみをゆっくり味わってはりました。

立ち食いきしめん屋さんが急に

立ち飲み屋さんに変わりました(笑)。

・・・ここからは私の推測ですが、

ここで一杯やっていくということは、

単身赴任や独身で一人暮らしなんかなーって思いました。

ここで一杯やって、一人住まいの家に帰る・・・

そんな哀愁という、

ちょっとほろ苦い人生の荷物を背負っている・・・。

そんなことをみなさんから感じました。

こうやって、そんなみなさんの人生。。。

そしてこの名古屋・・・日本・・・世界は

回っているんですよね。

なんか、とっても感動し、心があったかくなりました。

そして、世の中の為に一所懸命働いている人全てに

改めて感謝をし、尊敬の念を頂いた、

立ち食いきしめん屋さんでの15分間でした(%ニコ女%)(%王冠%)