四国遍路は、「自分の声」を聴く旅 ①

ここ数ヶ月・・・ふつふつと

「またお遍路に行きたい。。。(%笑う女%)(%ショボ女%)(%ニヤ女%)(%痛い女%)(%ニコ女%)」とまたまた

“突発性お遍路病”にかかった、よしこちゃん(%ニヤ女%)(%ハート%)

いよいよ8月19日(木)夜11時半、

マイカーに、お遍路グッズ、お仕事グッズ、そして

お布団を積んで、お遍路旅に出ましたぁ〜(%笑う女%)(%ハート%)

家を出た当初は、

今年3月にお遍路さんした続き・愛媛県今治市にある

54番の延命寺に向かう予定やったんですが

出しな、カーナビで検索すると、事前に調べてたルートである

山陽自動車道・「しまなみ街道」を通るルートよりも、

淡路島→徳島自動車道→松山自動車道を通るルートが早いことが発覚。

で、淡路島を通っている時、猛烈な睡魔が襲って来た上、

「2泊3日だと、ホンマ溜ってる仕事がヤバイ・・・

1泊2日にせなアカンかなぁ」・・・と悩み出した時、ふっと

3月に愛媛県宇和島市で出会った、宇和島市倫理法人会の山下さんのお言葉・・・

「2回目以降、お遍路さんする時も、300円かかるけど、一つのお寺ごとに

納経帳にご朱印を頂いて、『お姿』を頂いたほうが、理屈なしにいいよ!」

って、おっしゃられたお言葉を思いました。

私の四国88ヵ所札所巡り旅・一周目は

今から4年弱前、28歳〜29歳の終わりに、

人生におけるいろんな苦難が起き、

と同時に、30代以降の人生の糧になる旅がしたいと思い、

なぜかこの「四国遍路旅」とのご縁を頂きました。

生前、父方の祖母が2周、バスで回っていたのも、

もしかしたら、間接的に影響があったのかも知れません。

二周目は、31歳の誕生日の日に買った、

慣れない、マイカーに乗って、2年弱前に1〜40番さんまで回りました。

その時は、上記のように、ご朱印を頂いていませんでした。

(で、41番さん(愛媛県宇和島市)から、53番さん(松山市)は、

今年3月に回りました。)

「よし、じゃー、ご朱印を頂き、また2周目を40番までやりなおそう」

そう決意したのは、翌・20日になった、夜中の2時。

淡路島最南端にあるパーキングエリアでした(%ニコ女%)(%音符1%)

8月20日、夜中2時から6時まで

淡路島のパーキングで車内で仮眠し、

大鳴門橋を渡り、7時過ぎ、1番の霊山寺へ。

で、2番、3番と続きます。

3番・大日寺で、参拝が終わり、納経所で

ご朱印を貰いに行きますと、そこのおばさんが・・・

「あ・・・。なつかしい字(右上写真)が来た。」

と一言、おっしゃりました。

そのおばさんは、私が聞いてもいないのに?

そのお言葉の真意を教えて下さりました。

私が1回目、回ってきて、この文字を書いて下さった方、

今、ねたきりなんだそうです。

何だか大きなストレスがあったらしく、

それが原因なんだとか・・・。

そのおばさんと、ねたきりのおばあさんは

とっても仲がよかったようです。最後にそのおばさんは・・・

「(ねたきりのおばあさんの想いも)一緒に、連れていってあげてくださいね」

・・・とおっしゃり、私はそこを後にしました。

その言葉の真意は、

『その方の病気が改善されるように、お祈りしながらも、回ってくださいね』

という意味です。

人って、ごくごく当たり前のことですが、1人では生きていけません。

一見繋がっていない、遠い町の人でも、

こうして何らかのカタチで繋がっているんですよね。

直接繋がっていなくても、めぐりめぐって、いろんな人と繋がっています。

4年前の私の為に、ご朱印を書いて下さった方が、

今、ねたきりになっている・・・心が痛みます。

その人の人生の変わりはできませんし、

直接何かしてあげられることはないんですが、

ただ出来ることは、その方の幸せな人生をお祈りするだけなんですよね。。。

お遍路さんの中には、ご自身が病気、

また大切な方の供養のために、遺影をぶら下げられたりしながら

回っておられる方が、おられます。

日頃の生活では、みんな、何もないように、

あまり対した幸せも不幸もなさそうに生きているように

見受けられますが、この遍路道では、

人間の幸、不幸が本来の姿で輝いて見えます。

今、この場所で生きていること、

今、両親をはじめ、生きている人、そして

祖父母・先祖さまをはじめ、かつて生きていた人に

今も支えられて生きている・・・という

至極当たり前なこと(真実)に気づく道、それがお遍路なんですよね。

一周目は、折りたたみ自転車(これだと電車・バスに乗れる♪)、

二周目はマイカーで回っている、よしこちゃん。

この日は、佐賀ナンバーの中型のバスお遍路さんと、

20代の若きチャリダーのおにいさんと、

ほぼ同じスピードでお遍路さんしてて、ほんと、ご縁がありました。

ご縁がある人とは、1番さんでも、3番さんでも、

7番さんでも、9番さんでも、10番さんでもお会いします(笑)。

だけど、ご縁ない方は、ゼッタイに会えないし、

会っても1回、一瞬だけです。

もしも私が、予定通り、今治に行っていたら、

これら全員にお会いできませんでしたよね。これも一種のすばらしい「縁」です。

20代の頃、お付き合いしていた男性が

私にもおりましたが、結局別れてしまいました。

片思いもしましたし、向こうだけ私のことを好きな場合もありました。

ご縁とは、本当に摩訶不思議で、

当然自己の努力(良縁を引き寄せる努力)は必要ですが、

どうあがいても、縁を結べない場合があります。

ここまで来ると「天の采配」です。神のみぞ、知るというやつです。

私は最初・一周目のお遍路旅で、

この「縁」の上記の本質・真実に気づきました。

この縁のない人とは、いくらつなぎとめておきたくっても

ゼッタイに離れて行くもんなんですよね。

逆に、縁があれば、ゼッタイ、会えるんですよね。

そして永遠に続くものなんですよね。

ま、今はご縁満開で、ある時期が来たら、「用がなくなった、時期は終わった」と

ピタッと切れる縁も存在しますが。

だから、特に仕事や恋愛はそうなんですが、

切れてしまった縁の糸・繋がれない縁の糸は

潔く捨てるべきです。

そして次の縁の糸を探すことに、エネルギーを向ければいい。

それが分かってから、よしこちゃん。

めちゃくちゃ気持ちが軽くなり、いい意味でクールになれました。

19日午後11時半。

朝ごはんを食べてなかった私は、おなかがすいて、

9→10番、10番→11番さんの過程で通った

地元の方々に人気っぽいうどん屋さんに入りました。

入り口の前にまで車が止まっているという繁盛っぷりです!

(写真撮れないんですが・・・笑)。

地元人に人気があるってことは、安くておいしいってこと。

早速入ってみると、

厨房の中には、おばさんやおじさんがいて

接客は、20代前半の3人の笑顔がステキで元気な

女の子がしていました。

女の子たちは、なんと、3回も、

「お冷、入れましょうか(^^)」と、満面の笑み、そして

20代前半ならではの、かわいらしい声で

言ってくれました。

営業とかしてるサラリーマンの方々にとって

ここは「心のオアシス」っぽかったです(笑)。

私が「すいません・・・ケイタイの電源が切れそうで、充電してもいいですか?」と

無理なお願いをしても、女の子、いやな顔どころか

「ハイ、分かりました!!!」と、上司であるおばさんに尋ねることもなく

せっせと充電してくださりました。

お客様のいうことを、「ハイ(拝)!!!」と笑顔で素直に受け入れる・・・

私に完全に欠落していること、なんですよね。

あれこれ、言い訳して「ハイ」ではなくて、

「アンタが、私の言うことに、ハイって言えっ」って感じですよネ・・・(ーー;)。

たまたま入ったお店でしたが、

ものすごく、いいことに気づかせていただきました。

きっと、大阪でこのお店があっても、

仕事のこととか、次のスケジュールのこととか考えまくってて、

こんなことに、気づけないよなぁ・・・って想います。

現実生活では、目の前のことをこなすことで、せいいっぱい。

離れているから、気づく・・・見えてくることってありますよね。

〜つづく〜