相続税対策のポイントは

日 時 2019年10月23日(水)14時〜15時30分
 相続に関しては、近年税制や民法等関連法規が相次いで改正
され、新しい知識が必要になってきました。
 そこで相続対策の入門セミナーに参加してきました。
 大きな税制の改正は数年前の基礎控除のダウンで、現在の
(3000万円+600万円×法定相続人)に変わってから納税者は
約4%から約8%に倍増しているのだそうです。
 これに加えて最近民法が大きく改正された由にて、たとえば・・・
 (1)配偶者の居住権が創設された。(短期・長期あり)
 (2)故人の預貯金が引き出しやすくなった。(限度額あり)
 (3)遺留分侵害額請求は金銭のみで可能となった。
 (4)特別寄与料制度が創設された。(介護に貢献した人などを対象に)・・・等々です。
 また相続税の対策ですが、そのポイントは・・・
 (1)生前贈与の活用(非課税年間110万円、住宅取得資金や教育資金)
 (2)非課税枠の活用(生命保険金:500万円×法定相続人)
 (3)評価減の活用(現預金から不動産へ)
 (4)養子縁組の活用(法定相続人増加)・・・等々ですが、落し穴もありますので熟慮が必要です。
 なお申告期限までに財産分割できないと配偶者控除等の特例に影響することも念頭にとのことでした。