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Hanaすみれ通信
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2008/04/19のBlog
今年の2月1日に昨年のムラでの観劇に続き、
東宝で「エル・アルコン‐鷹-/レビュー・オルキス」を観ました。


少女漫画界の重鎮・青池保子氏の代表作である、
二つの海洋活劇ロマン「エル・アルコン―鷹―」

エル・アルコン-鷹- (秋田文庫)/青池 保子
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「七つの海七つの空」(秋田書店刊)

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をもとに構成したミュージカルです。

宝塚史上初の悪役の主演男役
しかも、すみれコードは大丈夫と言うほどエロティック
ムラではギルダと関係を無理やり結んだあと、
とうこさん、客席を振り返ったと思うのだけど
東宝ではやりませんでしたね。
確かにこのシーンは、少しやりすぎかも?
と思っていたので、なくして正解と思いつつ、
もう一度観て「ほげぇー!」と思いたかった・・・

自分の出世のために
次々との女性強引に関係を持ち
支配していくティリアン。

そして、あろうことか女性もティリアンに惚れてしまう・・・
その強引さと海の香りに・・・
「女は抱かれていればいい。」

ひぇー!
これは世の女性の願望なのか・・・
女になりたがる男が増える中、
その反動なのか・・・

ティリアンの行為はレイプではありつつ、
自分の欲望を満たすため、
誰でも良いという類のものではない。
ティリアンにとって
自らの壮大な夢のため、
利用するに値する女性であって
その目的を達成するためには
彼女を自分の虜にしなくてはならない。
コツは真剣に相手を愛すること・・・
女性も自分が価値があるからと言うことを知り、
そして、それを利用してティリアンをつなぎとめようとする。

ただ純粋に損得に抜きに愛したのはギルダだけ・・・

作品的には個人的にはイマイチかな?
いつもは観劇後に自分なりに解釈するプロセスがあるのだけど…
今回は考える気もしない・・・
ただビジョアルだけに集中すれば良いかもね。

**********************

涼紫央ちゃん、今回はババを引いたかな?
出番が少ない・・・

ムラで学芸会みたいだったキャプテン・ブラックも
うまくなっていました。
2008/04/14のBlog
小さな湯の町宝塚に 生まれたその昔は
知る人もなき少女歌劇 それが今では
青い袴と共に 誰でも皆知ってる

おお宝塚 T-A-K-A-R-A-Z-U-K-A
おお宝塚 我が憧れの美の郷
幼き日の甘き夢の国 歌の思い出も懐かしき
おお宝塚 T-A-K-A-R-A-Z-U-K-A
おお宝塚 我が憧れの美の郷


2002年にフジテレビの正月特番で二夜連続で放映された
DVD「愛と青春の宝塚 恋よりも生命よりも」を観ました。

伝説の戦前の大ヒットレビュー
「モン・パリ」や「パリゼット」、「花詩集」などの
舞台も再現されていました。

今年の12月にはOGによるミュージカル公演があります。
このWキャストの組み方って・・・
結局二回観にいかないと・・・

そのほかにも今年は8月の「宝塚BOYS」
12月の「エリザベート」など
宝塚以外での話題作も豊富です。
<em>特に、コムさんのエリザベートって興味ありです。</em>

さて、戦時中の宝塚の活動については
まだまだわからない部分が多く
謎なのですが、この作品や下記などで
かなり解明されつつあるようです。

【参考文献】
「すみれの花は嵐を越えて―宝塚歌劇の昭和史」
「タカラジェンヌの太平洋戦争 」(新潮新書)/玉岡 かおる
「水晶の夜、タカラヅカ」/岩淵 達治
2008/04/13のBlog
昨日(4月12日)は娘と二人で
宙組東宝公演観劇しました。
私は先週に続き、二度目です。
2階のSS席2列目でしたので、
前回の1階のSS席3列目より
舞台全体を見渡すことができました。
やはり一階の10列目以内で一回
2階の5列目以内で一回
あとA席かB席で一回の3回観劇が理想かな?

「黎明の風-侍ジェントルマン 白洲次郎の挑戦-」
一回目はあまりにも政治的すぎる内容なので
泣けませんでしたが、今回は泣けました・・・
特に次郎がマッカーサーに
「我が国は唯一の被爆国です。」よ
土下座で朝鮮戦争の全面戦争化の阻止をお願いするシーン
そして、サンフランシスコで独立を果たしたシーン
もう数回観ても良いかも?

右も左も真っ青なほど正論ばかりで
東条英機についても
アメリカの無差別爆撃と原爆投下についても
勝者が敗者を裁くだけでなく
事後法である極東軍事裁判(東京裁判)についても
徹底的に批判します。

それはそれで痛快なのですが、
やはり天皇については違和感が。。。

マッカーサーは日本人が
天皇のお言葉に素直に従うということを
日本の美徳のように言います。
占領兵も天皇行幸の時にも
天皇に石を投げる日本人もいなかったと
感心するのですが、
逆に言うと、それほどまで日本人が
天皇に洗脳されているという現れではないかと思う。

それに(この作品では)
吉田茂反戦グループ、いわゆるヨハンセングループについても
英米と戦争すれば、必ず負ける、
戦争は勝っても負けても損する、
と言うだけで、当時としては仕方がないかもしれないけど
人権とかそんな意識ではないのです。

だから、戦後体制は戦前・戦中の権力の中枢近くにした
反体制派中心の組閣なので、
中身は実はほとんど変わっていないことが
よくわかります。
経済復興体制は戦時体制そのままなんです。

この作品で取り扱うテーマは
どれも政治的な問題ゆえに
簡単に泣けてしまうところの危険性があるような気がします。

ところで、プロローグは格好いいですよ。
戦後の焼け野原のシーンから、
石さん(轟悠)が、せり上がり、
シルエットが浮かび上がって登場!
続いて、ボンが回って、
裏側からタニちゃん(大和悠河)登場!
宝塚の舞台機構ならではの演出でした。

あとたっちん(和音美桜)が
下手からソロを歌いながら、
銀橋をわたり、上手で客席に向かって
「かっこいいぞ、白洲次郎!」のシーン
ウメちゃん(陽月華)で観たかったような気もしますが。。。

それにしても石田さんの演出ですが、
相変わらずコネタが多い。
特にマッカーサーの執務室のセクシー秘書は
意味不明なんだけど・・・
2008/04/10のBlog
「アデュー・マルセイユ-マルセイユへ愛を込めて-/ラブ・シンフォニー」

この公演は花組主演男役春野寿美礼さん(おささん)のサヨナラ公演です。
昨年の9月21日(金)~10月29日(月) 宝塚大劇場で
11月16日(金)~12月24日(月) 東京宝塚劇場で公演されました。
私はムラと東宝の両劇場で4回観劇しました。

「アデュー・マルセイユ-マルセイユへ愛を込めて-」は
おささんの宝塚での歴史そのものですね。

おささんは今、研17(音楽学校を卒業して17年目)。
ジョジョの自分ではない14年間って
おささんが94年の「ブラック・ジャック 危険な賭け」の新人公演で
本公演の同じ役を演じている上級生から怒られ、
男役を究めようと決意してからの時間と同じですね。
その時から、おささんはおささんであることを止め、
宝塚の男役であることを常に意識しはじめたのです。

ジョジョも同じですね。
彼の仕事もこの世から存在をなくし、
他人になりすます仕事です。
そして、ジョジョは事件が解決し、
インターポールに入る前の
自分自身を取り戻すことができたのです。
でも、昔のジョジョではなく、
14年間の歴史を経たジョジョとして。

おささんもこの公演のあと、
本名に戻り、男役を演じることなく、
ありのままの自分になることができるのです。
でも、音楽学校時代を含め19年間の宝塚での生活、
男役としての経験は
彼女そのものを形成しているのです。

でも、マルセイユではなく、ニューヨークに行っても
ジョジョはジョジョであることに変わりないのです。

おささんも主演男役として宝塚の舞台に二度と上がらないけれど
おささんであることに変わりはないのですから。

ラスト・シーンは泣けますよね。
銀橋でおささんが一人立ち、
彩音ちゃんは大階段を上り、消えてゆく。
他の組子は舞台から見送る。

サボン・ド・マルセイユ

「アデュー・マルセイユ」に出てくるマルセイユの石鹸って
ジェンヌのメタファーなんですね。

マルセイユの石鹸は
天然のオリーヴと塩と海藻が原料で
とても純度が高く、
色も香りもないんだって。
そのため、ルイ4世がマルセイユだけに
石鹸製造を認めるお墨付きを与えたそうだ。

シモンがマルセイユ石鹸で
最高の踊り子の彫像をつくろうとしたけれど
できたのは踊り子からは程遠い雪だるまでした。
そして、ジョジョと別れる最後には
見事な踊り子を作ることができるようになっていました。

宝塚も音楽学校に入学して
良い環境と良い先生、そして厳しい規則で
二年間の舞台にたつための教育を受けます。
卒業したときは、みな同じような話し方や姿をしていて
まだ個性と呼べるものはありません。

宝塚ではレオタード姿のことをだるまと呼びますが、
初舞台生はだるまを来てラインダンスから始めます。
これから、色々な舞台を経験した
それぞれの個性が育っていきます。
そして、最後には大きな羽を背負い、
一人で大階段を降りてこれるようになります。
(最もごく一部の人ですけど・・・・)

ほんとにこのマルセイユ石鹸ってジェンヌの人生
そのものだなぁとつくづく思いました。

パリとニューヨーク

ラストシーンでおささんが銀橋に一人たち、
ニューヨークに行きます。

一方、舞台では組子たちが見送り、
彩音ちゃんが大階段を上り、
パリに行きます。

ニューヨークはエンターテイメントの本場であり、
世界のアーティストの目標!
パリはレビューの都であり、宝塚の目標!

おささんは大階段を下り、
ショーの本場ニューヨークへ。
大階段を下りられるのは、
大階段を登り詰めた人だけ・・・

彩音ちゃんはレビューの都パリを目指し、
大階段を上っていく。
そして、他の組子たちも大階段を上っていく。

なんかパリとニューヨークって象徴的ですね。
恐るべし、小池修一郎・・・

「アルテミス婦人同盟」

劇中の女性参政権運動団体「アルテミス婦人同盟」
ずっと気になってたんです。
なぜおささんのサヨナラ公演で
婦人参政権運動なんだろうって。
今回の公演を観てわかったんですが、
この「アルテミス婦人同盟」って宝塚歌劇団のことなんですね。

当時のフランス女性は
女には数学なんていらないとか
女には政治がわからないとか
様々な偏見から勉強する機会も与えられず
潜在能力を発揮できないでいた。

宝塚も女性ばかりの劇団で
学芸会のように思われ、
変な偏見がある。
でも、彼女たちは声学・邦楽もでき(勉強し)、
日舞もクラシックバレエもソーシャルダンスの素養もある。

確かに技術は劣るかもしれないけど
平均年齢25歳前後の女性だけの劇団です。
この劇団で経験を積み、
芸能界を支えているのは宝塚OGたちです。

アルテミス婦人同盟は宝塚に対する偏見と
戦っているのかもしれない。
うまく書けないけどそんな感じがします。

でも、下の二点が私のコンテクストにあてはめることが
できませんでした・・・

その1 アルテミスとオリオンの神話
「アデュー・マルセイユ」において
アルテミスとオリオンの神話を取り上げた意味。
アルテミスの祭祀はマルセイユが発祥の地らしいのだけど
女性参政権運動団体がアルテミス婦人同盟であること、
マフィアの名前がオリオンとスコルピオであるのも
神話つながりで良いとして、
なぜジョジョがマリアンヌに対して
オリオンとアルテミスの神話を引き合いにだしたのかな?
単に二人の間で実力の差がなく、
お互いの力を認め合っていたからと言うだけでは
深みがないよね・・・

その2 ジョジョの空白の14年間の意義。
私の解釈ではおささんが男役になりきることを
決意してからの宝塚時代のことなんだけど
劇中ではあまり肯定的に捉えられていないんだよね。
もし私の解釈が正しければ、
最終的には14年間が肯定的な文脈に埋め込まないと
あまりにも悲しいじゃないですか。
2008/04/09のBlog
今年の1月8日と12日に日本青年館で観劇してきました。
『A-“R”ex』 -如何にして大王アレクサンダーは世界の覇者たる道を邁進するに至ったか-

いや~、とりあえず夢の遊眠社みたいな劇です。
この手の作品は真剣に考えず、
言葉のリズムを心地よく感じることなんですが、
最初は理解しようとしたので、頭が疲れ、
眠くなってきました。
でも、観劇スタイルを変えてから楽しめました。

理解しようとするのは悪あがき
能書き垂れるはただのガキ
無駄な抵抗、おやめなさい。
言葉のリズムにノっていこう。
歌とダンスは最高!!
ストーリーはあとで再考!!


アレキサンダーの世界征服の歴史とギリシアのディオニュソス神話を重ね合わせ、
現在の世界の混沌とした状況を巧妙な台詞回しと劇中劇と見せかけてはいるが、
劇中の台詞なのか劇中劇中の台詞なのか、
はたまた演出家のつぶやきなのかわからないような台詞をちりばめて、
入れ子構造にすることによって表現しているようです。
おそらくベトナム戦争時代のアメリカでの劇中劇という先入観が前半にあり、
理解しようと頭を働かせたため、眠くなってきたのでしょう。

プログラムにも書いてあるように
オギーは、基本的な舞台設定、すなわちアレキサンダーの世界征服の歴史を主旋律に
ディオニュソス神話を絡めること、
そして結末を反戦、あるいは世界はひとつになれると言うメッセージを
ハッピーエンドに設定して、あとは韻を踏んだ野田秀樹のような言葉を浮かぶがままに並べていく。
結末へはアレキサンダー自身が連れて行ってくれる。
そう馬のように。
アレキサンダーが死を迎える直前にメッセージを出雲綾に語らせ、
最後はあさこ(瀬奈じゅん)さんとかなみ(彩乃かなみ)ちゃんのハッピーエンドで終わらせる。
そして、オギーの本音を主演ふたりに語らせる。
「ハッピーエンドなの?」、
「ハッピーエンドと思えばハッピーエンドだよ。」

わずか15名の出演なので、大劇場公演とは違う魅力がありました。
特に今回が卒業公演のシギ(矢代鴻)さん、大活躍でした。
なんといってもかなみちゃんが素晴らしいです。
ただ恒例のプチショーがなかったのが残念。
カーテンコールも普通の劇団と同じでした。
二回目(また見に行くのか・・・)は最初から楽しめそうです。

(二回目の観劇)
ただ不覚にも二幕目で寝なかったけれど
眠気をこらえるのに精一杯であまり観られなかった。
隣りの人は寝ていた。
幕間の会話が「寝なかった?」
なのに満席の不思議。

でも、この作品、好きです!!
言葉のやりとりが本当に心地よいです。
生徒さんもテンポがあえば、陶酔するのでは?

記憶力がないので、きっちり覚えていないけど
例えば、

あさこ(瀬奈じゅん)「お前には服従しない」
きりやん(霧矢大夢)「ならば、懐柔しよう」
かなみちゃん(彩乃かなみ)「懐柔して操縦するつもりよ」
あさこ「重々承知している」

とか

萬さん「お前を手元から放したのは愛していなかったわけじゃない」
矢代さん「お前を手元に置いたのは愛していたわけじゃない」

こんな対照的なセリフのやり取りが心地よい。
昔好きだった夢の遊眠社を思い出す。
そういえば、夢の遊眠社も眠くなるけどね。

内容もいろいろ考えられそうです。
以前は反戦って言ったけれど実は戦争肯定?
戦争こそ希望
アフリカから生まれた人類は何千年何万年とかけ、世界に広がった。
今度は何千年何万年をかけ、再び世界を統一しょう!
そのためには戦争が必要と言うこと?

初回の観劇から思っていたんだけど
ディオニソスと言えば、
ニーチェの「悲劇の誕生」!!
そこで「ディオニソス的なるもの」を肯定しているんだけど。
「ディオニソス的なるもの」って情動
「アポロン的なるもの」っていわゆる科学的なもの
アレキサンドロスの世界征服はディオニソスの神話の行程とほぼ同じなんだよね。

そう言えば、ニーチェは発狂した。
本当のアレキサンダー大王は知らないけれど
あさこ大王は狂ったんだよね?
狂ったという割にはまともだった。
最も宝塚の主演男役が狂人らしい狂人は演じないよね。

でっ、ニーチェといえば、「永遠回帰」-歴史は繰り返す
この作品も「永遠回帰」なんだね。
だから、ベトナム戦争時代のアメリカに時代設定して
暗に現在のアメリカを示唆してるんだね。

そういえば、オープニングの歌に
アレックスにかけて、
マトリックスがあったけど
マトリックスとも相通ずるところがある。

どっちが利用しているのか?
利用されているのか?

同じ神を違う名で呼んでいるのか?
人々の思いが同じ神をイメージしているのか?

なんか社会構成主義的だなぁ。。。

それに感想も劇と同じでわけわからんわ。

千秋楽も行こうかな?
DVDを買って、眠くなったら休憩しながら、観ようかな?

それにしても、かなみちゃんは素晴らしい!!
なんか声もいいよね。
それに左手の動きもね。