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くらしかる 老前整理(R) MyBlog
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2018/09/12のBlog
[ 11:50 ] [ くらしかるの考えてきたこと ]
現在の室温26度(エアコンなし)急に気温が下がり,小雨が降っています。
和歌山などではまだ停電が続いています。道路が寸断されて、復旧工事に入れないそうです。

昨日は災害時に早めに「逃げる」ことについて書きました。

今日はそれ以前の「逃げる判断」ができない人もいるという話です。

 私が驚いたのは、ラジオ講座『老前整理の極意』執筆のために、大阪市の調査結果を見た時です。

以下、NHK第2ラジオ講座こころをよむ テキスト『老前整理の極意』第11回 「ひとり暮らしに備える」より

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

日常生活の不安

2017年3月30日に、大阪市は高齢の「ひとり暮らし」についての調査を発表しました.平成二八年度高齢者実態調査です。

この調査は高齢者世帯とひとり暮らし世帯を比較していますので、問題点もわかりやすく整理されています、この調査の質問の中から7問を選びましたので、ひとり暮らしかどうかに関わらず、みなさんにも各質問に考えていただきながら調査結果についてみていきたいと思います。

中略

■ 質問4、あなたは災害時・緊急時にひとりで避難が可能ですか。

チェック・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ひとり暮らし 高齢者世帯

□ 避難できる ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・ 65.5% ・・・・ 71.1%

□ ひとりで判断出来るが、避難はできない・・・ 13.4% ・・・・ 11.2%

□ひとりで判断はできないし、避難もできない・・ 5.6% ・・・・ 5.6%

□わからない ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 8.7% ・・・・ 6.6%


 災害時・緊急時に「ひとりで避難できる」と答えた人は、ひとり暮らし世帯で65.5%、高齢者世帯で71.1%ですから、およそ6割から7割の人はひとりで避難できると考えています。

次に「ひとりで判断できるが避難はできない」がひとり暮らし世帯では13.4%で高齢者世帯では11.2%です。およそ1割ですね。「ひとりでは判断できないし、避難もできない」が、ともに5.6%です。

 ここで「判断」できることと「避難」できることは別だとわかりました。

 わたしたちはどちらかというと、「避難できない」=からだが動かないと思いがちですが、そればかりではなく、からだは動くけれど避難すればよいのかどうかがわからない人もいるのです。お隣のおばあちゃんは元気そうだから大丈夫だと思っていても、実は避難するかどうか判断に迷っているかもしれません。

そこで「ひとりで判断できるが、避難はできない」と「ひとりでは判断できないし、避難もできない人」を合わせた「避難できない」と答えた人に、手助けを頼める人の有無を質問しました。「いない」という回答がひとり暮らし世帯で46%、高齢者世帯で23.1%と、ひとり暮らし世帯が高齢者世帯のおよそ2倍でした。

災害時の心配事では「避難情報がわからない」がひとり暮らし世帯29.5%、高齢者世帯28.5%と、割合はそれほど変わりません。

この避難情報について、わたしも確かにわからないだろうと思った経験があります。



2017年10月22日、衆議院議員の総選挙の投票日は、台風21号が北上していました。

 私が住む大阪市では10月22日19時48分に携帯に災害避難情報メールが届きました。このメールでは「避難準備、高齢者等避難開始 こちらは大阪市役所です。次の地域で避難準備、高齢者等避難開始を発令しました。大和川の水位が上昇。避難に時間がかかる方は、丈夫な建物の三階以上や避難所へ避難してください。地域○○○」

このメールを読んでいるうちに、19時49分にまた避難準備・高齢者等避難開始、で避難地域が追加されたメールが届きました。そして21時59分、今度は大和川が危険な水位に到達したという避難勧告です。

 22時00分に先ほどより広い地域の避難準備勧告、22時01分に避難勧告、22時03分に避難準備勧告。2時間余りの間に6本の災害避難情報メールが届きました。

 この間、わたしはNHKのラジオ第一放送を聞いていました。台風の範囲は大きく、和歌山や滋賀、京都など他府県の情報は次々と流れましたが、大阪市の情報は流れませんでした。

 わたしの携帯には避難勧告のメールが届いたけれど、携帯を持たない高齢者にはどのような形で情報が届けられたのだろうかと思いました。一番早く避難を促されている人に、情報が届かないのでは不安になるのも当然だと思われます。この時、ご近所の人に避難警報が出ているから、逃げる準備をした方がよいと声をかけてくれる、避難の手助けしてくれる人がいるかどうかは重大な問題です。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 これは、昨年のわたしの経験を2018年6月のラジオ講座でお話しました。
その後も、台風、豪雨、地震と災害が次々と起こっています。

また全国の被災地では、たぶん今も、ひとり暮らしや高齢者世帯で途方に暮れておられる方があるでしょう。

もちろん大変なのはひとり暮らしや高齢者世帯だけではないこともわかります。

ご自身が被災されて大変でしょうが、ご近所の方にも少し目を向けていただければ、それで助かる命があるかもしれません。

また今後、避難警報が出た時に、避難の判断ができない人がいるかもしれないということを心に留め、失礼にならない感じで、ご近所のひとり暮らしの方に声をかけていただければと思います。

(書きながら…正直なところ、言うは易く、行うは難し、と思いつつ)

2018/09/11のBlog
[ 09:17 ] [ くらしかるの考えてきたこと ]
大阪は涼しくなり過ごしやすくなりました。
しかし、北海道では初の氷点下というニュース。
停電や断水、物流や避難所の問題、牛は搾乳ができずに倒れたり…。
せめてもう少し、寒くならずにと天に祈りたくなります。

「転ばぬ先の杖」ということばはご存じだと思います。

災害には他人事でなく備えるということが大切だと感じた方が多いと思います。

私は備えるという意味では老前整理も同じだと考えてきました。

拙著『転ばぬ先の老前整理』のはじめに、そのことを書きました。

長くなりますが、ご参考までに紹介します。

はじめに

「転ばぬ先」といえば「杖」が思い浮かびますね。

 そこで現実の杖の話です。わたしが働いていた在宅介護のあるお宅で50代の女性から相談を受けました。

「78歳の父に、外出するとき危ないから杖をもっていけばと言っても年寄扱いするなと怒って言うことをきいてくれません」

 家族はこの男性が歩くときにふらついてバランスが悪いことをわかっています。倒れて骨折でもすれば目も当てられない。だから杖を勧めますが、本人は大丈夫だと拒否する。もしくはプライドがあって受け入れられないのでしょう。

 「転ばぬ先の杖」は「前もって用心していれば、失敗することがないというたとえ」ですが、昔からこのようなことがあったから生まれたたとえでしょうか。

 わたしは元々介護職ではなく、長年インテリアコーディネーターとして住まいや暮らしに係ってきました。そこで超高齢社会に向けバリアフリーの必要性を感じ現場を知るためにケアマネージャーの資格を取り、在宅介護事業所で働きました。

 そこで驚いたのは、ものの多さでした。この「もの」の問題を解決したいと考えたのが「老前整理®」です。

 老前整理とは、ものの整理だけでなく、これからの生き方を考え、より良く暮らすための整理で.自治体を中心に各地で講演をさせていただき、のべ1万人以上の方が参加してくださいました。

 このように整理や片づけは女性にとって興味のあるテーマで、ものの多さが気になり「片付けなければ」が大きなプレッシャーになっているのです。しかし「いつか」や「そのうち」でなかなか進まない。

 なぜできないのか。もちろん時間がないとか性格的な面もあるでしょうが、そのような個人の問題でなく、もっと大きな共通点=問題があるのではないかと思っていました。

 他人のものなら気軽に「捨てろ」と言える。足元がふらついている親のこともわかる。ではなぜ自分のものとなると手放せないのでしょう。

一番に「もったいない」や「まだ使える」があります。そして思い出もあり楽しくないので「やりたくない」のも事実で先延ばしになっているのでしょう。

 こうしてわたしがたどりついたのは「正常性バイアス」(正常化の偏見)ということばでした。

 これは社会心理学、災害心理学などで使用されている心理学用語です。

 人間は多少の異常事態が起こっても異常事態と認めようとしない傾向がある。ある範囲の異常は、正常の範囲として処理しようとする。 

 たとえば大雨が降り、地域で災害警報が出て危険が迫っているにも関わらず、「まだ大丈夫」と避難行動をとらないことをいいます。

これって「まだ大丈夫」と杖を持たない78歳の男性と同じだと思いませんか。

 もともと人間には身のまわりの変化や外部からの刺激に反応するようにできています。しかし小さなことにいちいち反応していると神経が疲弊してしまうので、無意識に防御態勢を取ることで外界に対し、心の平静を保つためにあえて鈍感になろうとしているそうです。

 このことが危険や異常を感じた時にも「まだ大丈夫」と思ってしまうことにつながります。

「バイアス」は偏見、先入観といった意味で、人間は緩やかに悪化する危険には極めて鈍感なのだそうです。

(参考―広瀬弘忠『きちんと逃げる』アスペクト)

 わたしは「正常性バイアス」は災害時だけの話ではないと思います。危険を家の中のものに置き換えるとどうでしょう。

 異常事態に慣れると「平気」になるのです。あなたにバイアスはかかっていませんか。

 家族や友人からの「片付けたら?」という注意報や警報は出ていませんか。「まだ大丈夫!」が本当に大丈夫と断言できるでしょうか。

 だからこそ、元気なうちに、体力のあるうちに、もう一度暮らしを見つめ直し、どういう生活をしたいかを考えた上で、ものの要・不要を判断し、身軽になることが安全で精神的に豊かな老後を迎える準備になるのではないでしょうか。
 そこでお勧めしたいのが「転ばぬ先の老前整理」です。

 さて、杖を拒否する男性の話に戻ります。
この男性には、杖を持つ事は恥ずかしいことではありません。英国紳士のように素敵なステッキを(洒落でなく)持たれてはいかがですかと勧め、無事解決しました。

このような場合、家族よりも他人からの言葉の方が効果があるようで、ケアマネージャーからのアドバイスとして受け止めて下さったのだと思います。

 そして本書では、できるだけわかりやすく具体例を挙げました。杖の話もそうですが、具体例で他人のやり方を見れば、自分はどうかと考えるきっかけになると思います。

 最後に大事なことを付け加えておきます。頑張りすぎないこと、無理をしないことです。時間がかかってもじっくり考え、少しずつ進めてください。それが「老前整理」です。

 2016年12月吉日 




 災害時に避難警報などが出た時、「まだ大丈夫」でなく、早めに避難していただきたいと思っています。

しかし、いつ逃げればよいのか、津波でなくても避難の判断ができない人もおられます。明日はそのことについて書きます。
2018/09/10のBlog
[ 11:46 ] [ 行動経済学と老前整理 ]
行動経済学と老前整理 ⑮

老前整理で、捨てられない心理を行動経済学でみれば次の3つの理由が考えられます。

1つ目は、「損失回避」です。これは得(プラス)と損(マイナス)を比べると、得をするより損をする方がショックが大きいのです。これは洋服を失う時のみじめさは、洋服が手に入った時の幸福感の2倍にあたるともいえます。

 つまりまだ着られる(と思っている)洋服を捨てることは損に結びつくので手放せないのです。そして損をするくらいなら、何も変えないほうがましだというわけです。

2つ目は「保有効果」です。第一の損失回避の感情は保有効果につながります。保有効果は、一度ものを所有したら、それに高い価値を感じどうしても必要なものではなくても手放そうとしなくなるのです。

3つ目は「現状維持バイアス」です。前回も偏りや傾向として「バイアス」ということばが出てきましたが、これは人間がおかすエラーの中でも特定の状況で繰り返し起きやすいなエラーのことで、予測が可能だということです。

捨てられないのは、決断力がないからとか、ケチだからとか、ご自分を責めていませんか。

こうして行動経済学で「捨てられない心理」を知ると、ものの見方が変わりませんか。

「私はこうして損失回避をしようとしている」とか、「手放したくないのは保有効果ね」とか、「現状を変えたくない『現状維持バイアス』がかかっているけれど、本当に現状でよいのかしらとか…」

大切なのはここから自分で考えていくことです。

次回は「片付かない理由」について行動経済学から考えてみます。

お楽しみに!


(「行動経済学と老前整理」をまとめて読みたい場合は 画面左のCATEGORIES で「行動経済学と老前整理」をクリックするとすべてご覧になれます) 
[ 09:37 ] [ 福祉・医療 ]
大阪は昨夜からずっと雨で、蒸し暑いです。
そして出勤する人の服装も少しずつ長袖が増えているようです。

気象の変化でいろいろ考えさせられることが増えました。
北海道はもちろん、近畿でもまだ台風で停電しているところがあります。

こういう時に電気のありがたさを痛感します。

私は5~6年前にこのような時計を購入しました。
時計で、ラジオが聞けます。
災害時の情報収集はラジオに限ります。(携帯やスマホは電池を消費する)
電池も使えますが、手動発電ができたり、赤いボタンが非常用ブザー。
他にも機能があります。
丸いところが白色LEDライトで、下の方に携帯が充電できるジャックがあるのですが、
古いタイプなので、今は役に立ちません。

今では新しいタイプが出ていると思います。

このようなものが1台あれば、停電の時にも少しは役に立つと思います。

普段は目覚まし時計として使っています。

今回は付属機能を使う必要はありませんでしたが、あれば、急に停電したときに、懐中電灯以外にこのようなものを用意しておくと、役に立つと思います。

私も携帯の充電方法が課題です。調べておかなくては…。

2018/09/09のBlog
[ 10:03 ] [ 食べ物 ]
今日は2回目の投稿です。

先日熊本の友人、Kさんから豆菓子が届きました。

長崎や熊本の人にとってはソウルフードらしいです。
一番のお勧めはこれだそうです。

袋の裏の文章「豆をつくりつづけて百有余年の店」 かっこいい、これにまずしびれます。

また豆がひとりごとで「ラッキーチェリー豆」という命名についてつぶやいています。

読むとほっこり。

食べ始めると止まらないので、もうありません。

今日は、「ラッキーチェリー豆」の兄弟分の「うに豆」です。

(製造元は藤田チェリー豆総本店)

“マメに暮らそう!?”