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くらしかる 老前整理(R) MyBlog
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2018/09/10のBlog
[ 11:46 ] [ 行動経済学と老前整理 ]
行動経済学と老前整理 ⑮

老前整理で、捨てられない心理を行動経済学でみれば次の3つの理由が考えられます。

1つ目は、「損失回避」です。これは得(プラス)と損(マイナス)を比べると、得をするより損をする方がショックが大きいのです。これは洋服を失う時のみじめさは、洋服が手に入った時の幸福感の2倍にあたるともいえます。

 つまりまだ着られる(と思っている)洋服を捨てることは損に結びつくので手放せないのです。そして損をするくらいなら、何も変えないほうがましだというわけです。

2つ目は「保有効果」です。第一の損失回避の感情は保有効果につながります。保有効果は、一度ものを所有したら、それに高い価値を感じどうしても必要なものではなくても手放そうとしなくなるのです。

3つ目は「現状維持バイアス」です。前回も偏りや傾向として「バイアス」ということばが出てきましたが、これは人間がおかすエラーの中でも特定の状況で繰り返し起きやすいなエラーのことで、予測が可能だということです。

捨てられないのは、決断力がないからとか、ケチだからとか、ご自分を責めていませんか。

こうして行動経済学で「捨てられない心理」を知ると、ものの見方が変わりませんか。

「私はこうして損失回避をしようとしている」とか、「手放したくないのは保有効果ね」とか、「現状を変えたくない『現状維持バイアス』がかかっているけれど、本当に現状でよいのかしらとか…」

大切なのはここから自分で考えていくことです。

次回は「片付かない理由」について行動経済学から考えてみます。

お楽しみに!


(「行動経済学と老前整理」をまとめて読みたい場合は 画面左のCATEGORIES で「行動経済学と老前整理」をクリックするとすべてご覧になれます) 
[ 09:37 ] [ 福祉・医療 ]
大阪は昨夜からずっと雨で、蒸し暑いです。
そして出勤する人の服装も少しずつ長袖が増えているようです。

気象の変化でいろいろ考えさせられることが増えました。
北海道はもちろん、近畿でもまだ台風で停電しているところがあります。

こういう時に電気のありがたさを痛感します。

私は5~6年前にこのような時計を購入しました。
時計で、ラジオが聞けます。
災害時の情報収集はラジオに限ります。(携帯やスマホは電池を消費する)
電池も使えますが、手動発電ができたり、赤いボタンが非常用ブザー。
他にも機能があります。
丸いところが白色LEDライトで、下の方に携帯が充電できるジャックがあるのですが、
古いタイプなので、今は役に立ちません。

今では新しいタイプが出ていると思います。

このようなものが1台あれば、停電の時にも少しは役に立つと思います。

普段は目覚まし時計として使っています。

今回は付属機能を使う必要はありませんでしたが、あれば、急に停電したときに、懐中電灯以外にこのようなものを用意しておくと、役に立つと思います。

私も携帯の充電方法が課題です。調べておかなくては…。

2018/09/09のBlog
[ 10:03 ] [ 食べ物 ]
今日は2回目の投稿です。

先日熊本の友人、Kさんから豆菓子が届きました。

長崎や熊本の人にとってはソウルフードらしいです。
一番のお勧めはこれだそうです。

袋の裏の文章「豆をつくりつづけて百有余年の店」 かっこいい、これにまずしびれます。

また豆がひとりごとで「ラッキーチェリー豆」という命名についてつぶやいています。

読むとほっこり。

食べ始めると止まらないので、もうありません。

今日は、「ラッキーチェリー豆」の兄弟分の「うに豆」です。

(製造元は藤田チェリー豆総本店)

“マメに暮らそう!?”

[ 09:39 ] [ 行動経済学と老前整理 ]
行動経済学と老前整理 ⑭

今日は9が2つの重陽の節句。久しぶりに最高気温が30度を超えない大阪です。
急に涼しくなると、夏の疲れが出ますので、ご用心を。

今回は行動経済学からみた老前整理の五つの鉄則です。
(『老前整理の極意』より抜粋)

1、一度に片付けようとしない

2、最初から完璧を目指さない

3、家族のものには手を出さない

4、片付け前に収納用具を購入しない

5、使えると使うは違う

1、一度に片付けようとしない


 これは体力的な問題もあるので、無理をしない方がよいこと。また頭の整理、心の整理をする時間も必要なので、急がずマイペースの勧めです。

よくある失敗は、押し入れの中のものや洋服ダンスの中のものをすべて出してはみたものの、どうすればよいかわからなくなり途方に暮れることです。目の前に服の山があり茫然としている。これは「選択麻痺」に陥っているともいえます。
選択肢が多すぎてどれを選べばよいのか判断がつかなくなり、決定を先送りします。

2、最初から完璧を目指さない

 これは行動経済学でいう「確実性効果」で説明しましょう。確実性効果とは客観的確率が100%の近くで、主観的確率が客観的確率を大きく下回るので、100%にするために大きな努力がはらわれることをいいます。

大坂なおみ選手が今日(日本時間)、全米オープンで優勝したという嬉しいニュースが入りました。そこでテニスの話です。

 たとえばあなたがテニスの選手でサーブが入る確率が65%と66%ではそれほど違うとは思わないでしょう。しかし確率99%を100%にするにはどれほど練習が必要でしょう。同じ1%の差ですが、感じ方が全く違います。
 つまり完璧を目指すということは99%では満足せず、100%を目指すということなのです。そして厳しい道だから挫折しやすいのです。老前整理では100%を目指さず、65%でも続けることが大切なのです。

3、家族のものには手を出さない

これは「フォールス・コンセンサス効果」(総意誤認効果)で説明できます。効果は自分と他者の間に共有されているコンセンサス(合意性)を過度に見積もる認知的バイアスのことです。

4、片付け前に収納用具を購入しない

これは行動経済学で「現在志向バイアス」と呼ばれるものに当てはまるでしょう。つまり将来的な事を考えずに、目先のことを簡単に解決しようとしているのです。

5、使えると使うは違う

 これはまだ使えるとものを保管しておくのでなく、使うかどうかで判断することです。この使えると使うをやはり行動経済学の「サンクコスト」に当てはめてみましょう。サンクコストは埋没費用と訳され、すでに支払ってしまった費用や時間のことです。これはすでに支払ってしまったお金のことが頭にあるために、冷静に考えれば選ばないような選択をすることです。

このように5つの鉄則も行動経済学で説明が付きます。なぜ不合理な行動をするのか、理由があるのです。

(「行動経済学と老前整理」をまとめて読みたい場合は 画面左の ジャンルで「行動経済学と老前整理」をクリックするとすべてご覧いただけます)


2018/09/08のBlog
[ 13:03 ] [ 行動経済学と老前整理 ]
行動経済学と老前整理 ⑬

今日も大阪は降ったりやんだり。少し気温が下がって、エアコンをつけずに過ごしています。

今日は行動経済学と老前整理の第13回です。

行動経済学のキーパーソンの一人、リチャード・セイラ―は行動経済学の原則を3つ紹介しています。

1、観察すること

2、データを集める

3、主張する

はじめの観察は、日々しているつもりですが、何を見るか、どこを見るか、どのようにみるか、でしょうか。

ピントが合ってないと、観察にはなりませんし、あさっての方向を見ていてもお話にならない。

次のデータを集めるは、今まで集めてきたデータを生かすこと。そしてこれから新たなデータを集めることでしょうか。

主張するは、データを集めた結果ですね。それはこれからですが日々、進みつつあります。

老前整理の通信講座を初めてとして、以前からかなりのデータを集めています。

ものが増える原因について、いつも講演会で質問して、手を挙げていただきますが、昨年はアンケートの形で記入をお願いしました。

(この質問は『老前整理実践ノート』(2011年徳間書店)など拙著にも掲載しています)


■当てはまると思う項目にすべてチェックを入れてください。(『老前整理の極意』より一部抜粋)

□おまけに弱い

□安いとつい買ってしまう

□なんでも多めに買っておく

□紙袋はすべて取っておく

□必要かどうかより、欲しいから買う

□もらえるものは何でももらう


「はい」はいくつありましたか。

昨年の会場の結果です。

「おまけに弱い」と「紙袋はすべて取っておく」、「必要かどうかより欲しいので買う」が約50%。
一番多いのは「安いとつい買ってしまう」が一番多く77%、「何でも多めに買っておく」が約40%、「もらえるものは何でももらう」が35%でした。


□おまけに弱いは、「無料の勝利」第9回 8月26日と同様、無料に弱いことはお分かりでしょう。

□安いとつい買ってしまう。
 さてこの「安い」ですが、行動経済学では専門用語で「アンカリング効果」と呼ばれているものです。

船が錨(いかり=アンカー)をおろすと錨と船を結ぶとも綱の範囲でしか動けなくなること、つまり、意思決定を行う際の基準を指します。

 つまり最初に印象に残った数字やことばが、後の判断に大きな影響を及ぼす傾向にあることがわかっています。

例を挙げれば、店頭でコートを見て、5万円の正札に3万円の赤字のシールが貼ってあれば、これは「安い」から「お買い得」だと衝動的に思ってしまったことはありませんか。

 また「先着5名」や「本日限り」とか「残りあと3つ」など、アンカーが使われているのです。本当にそれが必要だからではなく、「残り3つ」だから、バーゲンセールが終わるころにはすべて売れてしまい、二度とその値段で買えなくなるという気にさせられ、買ってしまうのです。

□なんでも多めに買っておくは「メンタルアカウンティング」

□紙袋はすべて取っておくは「損失回避性」

□必要かどうかより欲しいから買うは「注意の焦点化効果」

□もらえるものは何でももらうは.「無料に弱い」「損失回避性」が当てはまります。

以上のように、2011年から実施してきたアンケートの「ものが増える原因」はすべて行動経済学で説明できることがわかりました。

 このことに気が付いたとき、びっくりしました。そして老前整理の鉄則も説明できるので次回に紹介します。

(「行動経済学と老前整理」をまとめて読みたい場合は 画面左の ジャンルで「行動経済学と老前整理」をクリックするとすべてご覧いただけます)