千里発見!まちあるき(山田1)

五月晴れの5月9日(日)、7人で千里ニュータウンに隣接する吹田市山田地区のまちあるきを行いました。千里ニュータウン12住区を完歩した後に隣接地区を歩こう・・となり、3月の上新田に続く第2弾の企画です。
朝10時、数年前の区画整理事業によって生まれた阪急山田駅東側の広場を出発。

山田駅南の王子団地に80年前後に建設された連棟型のタウンハウス。雁行させた住宅、屋根、色彩、道路沿いの植栽など、住宅によって街並みを形成しようとした工夫の跡が伺えます。

勝手に景観賞@山田①

山田地区は、「山田千軒」と言われるほど大きな集落であり、米、果物、筍などの生産地で知られましたが、水に恵まれなかったことから、多くのため池がつくら れました。王子池もその一つであり、王子団地は、この池の名前に由来しています。ちなみに、千里ニュータウンの公園の多くは、このため池を利用して整備されました。

高級スーパーで知られるイ○リでは、駐車場を利用して、岡山県などからの産直朝市が開かれ、多くの人でにぎわっていました。山田地区は、旧集落とその周辺に形成された公的住宅団地、スプロール的な住宅地で構成される地区です。若年世帯も比較的多く、購買力が比較的旺盛であることが伺えました。

山田川を渡ると、一転して、入母屋の瓦屋根、漆喰壁の土蔵、焼き板を用いた塀、刈り込まれた庭の植栽などに特徴のある、旧集落特有の落ち着いた家並みが続きます。あちこちで、「すごいなー」の声が上がります。
(つづく)