地域の金融崩壊とコロナ災禍の再構築事業資金

なんとも複雑な状況で.愚痴と一縷の望みと(^^)
我らが旗艦レウルーラ姫路二階町は,最終段階のリノベ中です.
コロナ災禍の出口もみえて,完成形へむけて.

2013年5月2日開設から,当初は中間支援NPOのサバイバル戦術として,その後中間支援NPOがオワコン化(特に兵庫は最悪な結末に.もう5年以上は,はずかしくてうちは中間支援NPOではない、と言っている.)して,
「地域のソーシャルスタートアップの創業空間」としての是を証明する場として.

おもしろいもので,最初の最初に話していた空間構成に落ち着いている.

最近はSDGsが流行り,ユニバーサルな働き方が注目されているけれど,コロナ災禍のテレワークとかもあわせて,
様々な働き方や創業を受け入れる空間.

大小50以上の創業,3年サバイバル率は90%以上.

オワコン中間支援の改修費未払い詐欺,2番館の頓挫,別宇宙?な経営感覚の組合など,資金的ロスもありながら,
他方で,世界文化遺産姫路の城下町という立地特性からの恩恵も大きく,
まわり道なのか近道なのかわからないけど,
最初の最初の空間構成になったという(^^)

雑居感がですぎてるので,1F共有部分を凛とさせて,ひとまずの完成形へ.

リノベが完了したら全体を動画にまとめて公開予定.
コロナ災禍でリノベ資金をどうするの??
と聞かれるのですが,
コロナ災禍ゆえもあっての補助金がとれて,というのが実際のところ.

Social Design Fundコア部分は補助金が不要な経営水準だけれども,
入居団体や新規創業関連の補助金獲得へ,

7年ぶりくらいに申請書作成に真剣にとりくみました.
結果,コロナ災禍緊急事態宣言下の有利さもあって,
6連続採択中.総事業規模は3,000万円級.
年度内にあと7案件は申請するので,まだおおきくなります.

補助金が終わったら撤退するNPOが多すぎて,まあ,同じNPO領域にいるので同類とみられるのは当然なんですが…
レウルーラ姫路二階町の入居団体は,
「今後の事業の柱をつくる資金だけ獲る」
ので,補助金でしっかり土台をつくります.

他のNPOは,日々の運転資金のため補助金をとるので論外.

同時に困った状況も発生していて,
日本社会は,お金が集まっている情報は,どこからか漏れるため,
ここぞとばかりに,金融機関だったり税務署が,貸し剥がしにきます.

緊急事態宣言下の中小事業者は,税金だったり社会保険料の納付猶予をとって,資金繰りをしています.
先日,姫路税務署などは,今年度内猶予と話していたはずなのに,緊急事態宣言解除後すぐに督促手続きをとり,強制的に剥がしにきました.

担当者が変わったからとか,こちらの法人名が変わったからとかありえない理由を出してくるも一蹴.
責任者に話をつけて年度内という点を再確認.
当方の事業に迷惑が生じる場合,姫路税務署の責任者が取引先に状況説明を行う,というところでひとまず妥協.

メインバンクなどは,月額の返済額を増やせと言ってくる始末.
緊急事態宣言下でも,普通に通勤して,給与ももらって,WEB会議はもちろんメール連絡もできないままに.
ひたすら郵便物を送り付けてくる…

テレワークをお願いしておきながら郵便物を確認しろ,という愚かの極み.
だれか焼き討ちをかけないものか(^_^;)

さらに困った状況は,2020年の夏ごろから,金融機関の追加融資が極めて困難になっている点です.
テレビニュースで,倒産する飲食店とか観光業がさかんに取り上げられ,それらのほとんどはコロナ災禍の特別融資をふみたおして倒産したので,
まあ,金融機関の態度がかわるのもわかりますが…
兵庫では,コロナ災禍の貸し渋りや貸しはがしの恨みで,
数年後消える信金という経営者ネタがあるほど.

さて,
「補助金は次々とれるが,精算払いなので,獲れた金額だけ運転資金が必要.だけど,金融機関は融資しない…」
という困った状況に.

政策金融公庫一択で融資を申請しますが,満額不可は確実.

という状況でして,
一財を成した方とか,タンス預金的な資金がある方,
少人数私募債・年利2%で協力していただけないかと.
補助率は4/5で,交付申請処理は私の方でサポートするので,
補助金は満額受給できます.

なので,貸し倒れリスクは殆どゼロです.