[以下は,KG-TANKはんちゃんのブログに便乗しつつ,補足も]

2日目は,親切なタクシー運転手さんに助けられ,フェアスタートのCafeへ.

小規模で現実的な感じ.

昨日もあれっ?って思ったことなんですが,スターバックスが前面に出てきている.
カップにはスターバックスのロゴが入っているし,お店の中にも「誇りを持ってスターバックスのコーヒーを入れています」なんて看板があるし.

CSR的にスターバックスはかんでいるのか??
→コーヒー豆を無料で提供しているとか,無料でレシピを教えているとか...

一方,フェアスタート側の思惑はどこにあるんだろう??

そんな中で,KG-TANKのブログにある
1))大手A社にパートナーになってもらってそこのAの企業(→スターバックス)の商品を売るのか。。

2))それとも、名のあまり知られていないB社にパートナーになってもらってそこのB社の商品を売るのか。

のような話がでて.

現実的に,たとえば,
①ドトールのような安売り系ではなく,スターバックスのように価格設定がしっかりしているブランドのコーヒーを,
仕入れはCSRとしてコストゼロで,
③販売価格はスターバックスと同じで,
売上のマージンもゼロ
なんて条件だったら,魅力的だな(%痛い男%)

でも・・・

(%涙%) 大手と組むと確実にOne of themになってしまう
(%涙%) 下手をすると(というか高確率で),下請け・子会社的な印象を与えてしまうかも

で,対案としてでたのが,Pura Vida Caffe
同じシアトルにあるフェアトレードで先駆けな会社.
 →HPを見ていたら,こんなパートナーシップもあるんだ

スターバックスとPura Vida Caffe,どちらを選んだほうがメリットが大きいか?

僕は,ほとんど迷わず,Pura Vida Caffe.
単純に言うと,「なんかおもろいことできそうやから,一緒にやってみよう」的なノリ.(%笑う男%)

スターバックスは,おそらく,ある程度マニュアル化されていて,その範囲内でとなるだろう...

プラス,ビジネス的に言うと,Pura Vida Caffeであれば,
①パートナーになれる
 実態・実質として.他方,スターバックスは,まあ,その他大勢の1つ止まり.

②フェア・トレードという付加価値をつけられること
 CASAの場合,広い意味でのフェア・トレードだし.

③お客さんは少なくても全然OKやねん!
 ”どうしてもCASA的な熱狂的ファン”を確保しないとダメでしょ.
 かつ,そもそも,当分は,対応できるお客さんの数が少ないし,少なくてOKなわけで.

 ということは,”なんとなくCASA”なお客さんを確保して,顧客数を増やさなくてOKなわけだ.

と言いつつも,この問いに対して,正解はない(%ニコ男%)

実際にCASAがビジネスとして存在して,パートナーを選ぶという状況であっても,まあ,正解はない.
やってみないと分からない.

ただし,この手の選択とその後の対応は,絶対に間違ってはいけない.

なんというか,NPOとか社会起業っていうのは,
帆船を操縦しつつの旅

風がないときに,一生懸命に帆をはって進もうとしても,無理.
風がないときは,旅の準備に集中すればいい.

で,風が吹いたら,どんな風でもよいわけではない.もちろんね.

絶対に間違わずに正しい風に帆をはらないと

大切なのは,都度,正しい風に帆をはり続けること.
 →次回,KKのNPOガバナンス考「絶対音感」につづく

誤解しないでと思うのは,正しい風にMAXのスピードで乗れってことじゃない.
正しい風に乗っても,多々失敗するわけで.

正しい風に帆をはって,次につなげるってこと.

正しい風に乗って進んだ先には,次の風が待っているから.
次の風に乗る準備をしつつ,今の風を楽しみつつ(%ニコ男%)

KG-TANK-CASAの3人衆よ.
次週サンフランシスコに向けての補足.

なんで米国まで来て,スタディツアーをするのか?

それは,NPO人というか,社会起業家がまとっているオーラを感じることなんだ.

それも,今まさに前に進んでいる人の.
創業・起業している,まさにそのプロセスにいる(現在進行形で歩いている)人たちに会うことがベストなの.

完成形になってしまうと,どうしても守勢がでちゃうし.
まとまっているビジネスモデルに関心がいってしまう...

はっきり言って,完成されたビジネスモデルって,まあ,どうでもいいのよ.

傍観者にとっては面白いんだろうけど,われわれ創造者にとっては,「ああ,そんな方法もあるね」程度で充分.

あくまで自分たちの事業を軸に据えて,ブレずにいつつ.
絶対音感を纏いつつね.