こどもを怒らずに見守る21日間の自分との約束〜その2〜

(その1からの 続きです)

21日間 絶対に怒らない、冷静にこどもを見よう!
と決めて 実行したAさん。
(21日というのは 習慣化するための 日数です)

以前は 頭の中で(怒っちゃ いけなんだよ)とわかってても
我慢ができなかったのが
自分でも できるんだ!とわかりました。
安心したと言うか、自分にも 自信がつきました。

「別の日に 兄ちゃんとわたしだけの2人になった時、
いつもは 日曜日の眠い時間にやって大変そうな
学校のお休みの日に書く『あのねノート』を
今日は 早い昼の間にやってみよう ということになりました。

それが 2ページ書くのに 10時半から12時までも かかったんですが こうでした。
「やりたくな〜い。もう〜何書けば いいのー。 どうしたらいいの〜?」
ソファーの上で 泣いているんです。
もう まるで 私が嫌がらせで やらせているみたいな 声出して。

でも、よ〜く観察していると、
泣きわめくのは、自分自身と 葛藤している 泣きわめきなんだな〜と
気づきました。
10分したら 一人で机に向って 1行書いて、
また泣いて わめいて 鉛筆を投げて ・・・12時まで それを繰り返したんです。

「わかってるんだけど 書きたくないんだよ〜。」と お兄ちゃん。
そして ようやく できました。

「自分から書くまで 黙ってるほうが いいんだな〜と思いました。
長いですが 1時間半待てたことで 私の自信になりました。

「今まで 子どもの表情の うわべだけしか 見ていなかったと 反省しています。
最近は 「お帰りなさい。」と声をかけると
傘が壊れて 友達にからかわれて 悔しかったことも 話してくれるように
なりました。
そして 何より お兄ちゃんは 落ち着いてきたんです。
目の表情が 違います。
黒目が元気になってきたというか・・・いたずらっぽい目になりましたよ。

私が ベランダで洗濯物を入れていると わざとやって来て
自分の頭や 私に 水鉄砲をかけたり・・
でも、以前のように 頭に血がのぼるのが 嘘のように穏やかで いられます。

孫のことも うがって見てました。
小さい子どもの存在って こういうもんなんだ。
本当に わかった気がしました。
あと、私は はすに構えている部分が あったし、
自分の子育ても 振り返れば 漠然とした意識でしか なかったです。

『自分は どういう子どもに 育てたいのか』、今 はっきりと わかりました。

力強い人生を 自分の力で切り開いていける子ども
幸せに暮らしていける 納得して自分の人生を歩んでいける子どもに なって欲しい
そう願っています。

今まで 自分の感情本位で しつけてきました。
自分さえ 我慢すればいいと 思っていました。
でも、それは 自分自身の我慢じゃない、知識も勉強も 足りませんでした。

この間、下の妹が 逆上がりができない友達に こう言っているのを 聞きました。
「いいんだよ。急がなくて いいんだよ。
必ずできるんだよ。ゆっくり やろうね。」と。 もうビックリ、嬉しかったです。
………………………………………………………………………………………………………………….
子どもの言葉・態度の うわべだけでなく
そこに 子どものどんな気持ちがあるのか、丁寧に見ていて 感じ取って
一緒にいてあげれば
時間はかかりますが こどもは 自分でやろうとする時が来るのです。

時間という枠を大事にすべき時なのか、 今のこどもの気持ちを大事にした方が
いい時なのか 
こどもを愛するということは 今はどうしてあげることなのか

いい悪いの評価ではなくて、こどもの心の状態を まず感じて みませんか。
自然に見えてくることが あると思います。

こどもは落ち着いてきて 笑顔が多くなった時から 伸びていきます。 
さぁ、今日も 楽しい子育てを!

◎7月24日(日)第9回「コーチングフェア」
受付中です。 内容はこちらへ http://www.ciie.net/ニュース/