今日は春クラスの最終日。新宿校ではランチパーティーがおこなわれました。
生徒たちがつくることを計画したのは、「サンドウィッチ」「パンケーキ」「おにぎり」。
これなら学校の台所で短時間でつくれるなぁと思ったら、
タイ出身の生徒が「トムヤムクン」をつくりたい、と。
学校には鍋がないし、材料もたくさん必要だし時間もかかるから難しいなぁと話しました。

そして、今朝。
彼は大きなバックを持って登校。
直後にお父さんから電話があり、「息子にぜんぶ持たせました」と。
バックを開けてみると、中には鍋。
鍋の中には野菜や数種類のタイハーブ、ペースト、だしをとってあるスープまでばっちり。
そういえば彼のお父さんはタイ料理店のシェフでした。
「他の国出身の生徒さんたちにタイ料理を食べさせたい」と用意してくれたそうです。
というわけで、無事にトムヤムクンもできました。

新宿校は今は3つのクラスにわかれて日本語を勉強しているのですが、
生徒の出身国も5か国あるので、同じ母語の生徒だけのクラスはありません。
パーティーでは母語ごとにかたまるのかなぁと思っていたのですが、
彼らはそれにはこだわらず、一緒に勉強しているクラスをベースに集まっていました。
「言葉が通じる」よりも「仲間である」ことのつながりのほうが強いんだなと感じました。

さて、明日から2週間の短いお休み。
生徒たちはお土産のサンドウィッチと宿題をたくさん持って帰りました。