2006/02/06のBlog
[ 21:48 ]
[ 代表日記 ]
2006/02/05のBlog
[ 15:29 ]
[ お気に入りのお店 ]
2006/02/04のBlog
[ 23:47 ]
[ ・・・の海! ]
こどもプロジェクトの理事が、日本ホリスティック医学の第一人者のお友達の新居に、つれていってくれました。

(ホリスティック医学とは、現代の西洋医学とは異なり、体などを部分ではなく全体で捉えて感情や精神なども含めた医学です)
そこは、伊東の山の上の別荘地。
まだ雪が残っていたので、車を途中で乗り捨てて、歩いていきました。
2階建てのおうちは2階がリビング。。 窓から街と伊東港が一望できます。


(ホリスティック医学とは、現代の西洋医学とは異なり、体などを部分ではなく全体で捉えて感情や精神なども含めた医学です)
そこは、伊東の山の上の別荘地。
まだ雪が残っていたので、車を途中で乗り捨てて、歩いていきました。
2階建てのおうちは2階がリビング。。 窓から街と伊東港が一望できます。
[ 22:59 ]
[ 映像で伝えよう!! ]
Kくんも、生まれたときからの映像がDVDにたくさん残してあるそうで、
また、詩もブログのものだけでなくて、大学ノートに書き付けてあるとのこと。
わ~~い。お宝だ!!
早速送っていただくことになりました。
また、詩もブログのものだけでなくて、大学ノートに書き付けてあるとのこと。
わ~~い。お宝だ!!
早速送っていただくことになりました。
ひとつだけ残念なのは、小学校が校内の撮影を許可しないということ。
昨年秋のフジテレビ「ザ・ノンフィクション」の時に実証済みだそうです。
でも、友達もインタビューに協力してくれそうだし、いいもん。。
Kくんについてちょっと知りたい方は、
こちらのブログをのぞいてみてくださいね。
「木村家の毎日」
昨年秋のフジテレビ「ザ・ノンフィクション」の時に実証済みだそうです。
でも、友達もインタビューに協力してくれそうだし、いいもん。。
Kくんについてちょっと知りたい方は、
こちらのブログをのぞいてみてくださいね。
「木村家の毎日」
2006/02/02のBlog
[ 23:59 ]
[ 映像で伝えよう!! ]
2006/02/01のBlog
[ 19:02 ]
[ 映像で伝えよう!! ]
明日の夜は、ドキュメント映像制作セミナーの3日目。
受講者がそれぞれ自分の取材したい内容を企画書に書いて話しあい、
その中から2本を選んで5分くらいのドキュメント映像を制作するのです。
それに向けて今日はじっくり企画を練りました。
受講者がそれぞれ自分の取材したい内容を企画書に書いて話しあい、
その中から2本を選んで5分くらいのドキュメント映像を制作するのです。
それに向けて今日はじっくり企画を練りました。
わたしがドキュメントを作りたい人は、Kくん!
Kくんと、Kくんママを撮りたい!
病院で初めての、人工呼吸器をつけた小児在宅介護だったこと。
そして、奇跡的に人工呼吸器が在宅介護で取れたこと。
・・・これは、わたしにとっては、感涙のできごとだ。。
車椅子で普通校に通っているKくん。
ずっと付き添うママ。。
これからの進学のこと。
社会のサポートを必要としていること。
Kくんと、Kくんママを撮りたい!
病院で初めての、人工呼吸器をつけた小児在宅介護だったこと。
そして、奇跡的に人工呼吸器が在宅介護で取れたこと。
・・・これは、わたしにとっては、感涙のできごとだ。。
車椅子で普通校に通っているKくん。
ずっと付き添うママ。。
これからの進学のこと。
社会のサポートを必要としていること。



でも、なぜKくんのドキュメントを撮りたいのだろう・・。
明るくて、ギャグが好きなKくん。
一番の理由、わたしは、Kくんが大好きなのだ。
Kくんとそのママを、深く愛しているのだ。


こどもが4年間入院してるとき、えんえんとビデオを撮り続けた。
(そんな親は病院ではほとんどいなかったが)
外部のものはほとんど入れない病室の中で、大きくなるこども達。
・・・プライバシーを考慮した小児医療のその体質は、
こども達や家族を社会から隔離してしまう・・・。
でも、こどもはかわいいには変わりがない。
「ほら、うちの子みてよ~!」
「わ~。大きくなったわね。ママにそっくり・・。」
などという、病院外の母親同士の会話は、わたしには入れなかったけど。
(そんな親は病院ではほとんどいなかったが)
外部のものはほとんど入れない病室の中で、大きくなるこども達。
・・・プライバシーを考慮した小児医療のその体質は、
こども達や家族を社会から隔離してしまう・・・。
でも、こどもはかわいいには変わりがない。
「ほら、うちの子みてよ~!」
「わ~。大きくなったわね。ママにそっくり・・。」
などという、病院外の母親同士の会話は、わたしには入れなかったけど。
でも、そんな病院から勇気を持って1歩外に踏み出し、
誰も想像できなかったこと、人工呼吸器が取れ、
学校に通うKくんとママ。
わたしの夢も、かなえてくれているんだなぁ。。

2006/01/30のBlog
[ 22:15 ]
[ ・・に参加しました! ]
雇用均等・児童家庭局 母子保健課では、新しく総合支援事業として、小児科・産科医療体制整備事業の実施をあげていました。
小児科医・産科医の不足に対応するため、地域に散った医者を集約し、その分の体制整備に必要な経費の補助を行う・・。
とのこと。
その説明のあとに、質疑応答があったので、
「小児医療は専門性が高く、すでに局地化しているのに、それに伴う交通費や滞在施設への補助は国からはない。今回、さらに集約していく方向の中で、新しい整備事業に、ファミリーハウスやマクドナルドハウスなどへの補助は含まれる可能性はあるのか?」
と、聞くと、
「要望として受けます」
と回答がありました。
小児科医・産科医の不足に対応するため、地域に散った医者を集約し、その分の体制整備に必要な経費の補助を行う・・。
とのこと。
その説明のあとに、質疑応答があったので、
「小児医療は専門性が高く、すでに局地化しているのに、それに伴う交通費や滞在施設への補助は国からはない。今回、さらに集約していく方向の中で、新しい整備事業に、ファミリーハウスやマクドナルドハウスなどへの補助は含まれる可能性はあるのか?」
と、聞くと、
「要望として受けます」
と回答がありました。
2006/01/29のBlog
[ 18:28 ]
[ 代表日記 ]
2006/01/28のBlog
[ 23:27 ]
[ 映像で伝えよう!! ]
2006/01/27のBlog
[ 15:18 ]
[ 会議の報告 ]
12月の会議では、私たちの活動報告をしましたが、
今回はせたがやeカレッジの事業報告がメインなので、
すっかり余裕。。
ブログ用の写真撮影も、ばっちりです。
せたがやeカレッジは、世田谷区内4大学の共同事業。
すでに開講しているカレッジですが、今回は映像にて講師の先生が講義します。
今回はせたがやeカレッジの事業報告がメインなので、
すっかり余裕。。
ブログ用の写真撮影も、ばっちりです。
せたがやeカレッジは、世田谷区内4大学の共同事業。
すでに開講しているカレッジですが、今回は映像にて講師の先生が講義します。
2006/01/25のBlog
[ 23:40 ]
[ 映像で伝えよう!! ]
映像制作のワークショップに参加しました!
本日から10回セミナーで、ドキュメンタリーを2つのグループで1本づつ
制作するプログラムです。



主催のNPO法人Our Planet-TVは、インターネットで映像を配信する放送局を目指し、
共同代表の2人は、民放と、NHK映像制作の元プロの女性です。
そして、なんと今回のワークショップ参加者7人は、偶然にも全員女性!!








どんな作品ができるか楽しみ!
第1日目の今日は、共同代表の白石さんが講師で、
映像製作のプロセスを教えてくださいました。
また、今興味のあるトピックスをそれぞれ挙げ、
企画書を作成する宿題がでました。
制作チームは、家族のように仲良しになるのですって!
完成は3月末ごろの予定です。。
ご期待ください!

本日から10回セミナーで、ドキュメンタリーを2つのグループで1本づつ
制作するプログラムです。



主催のNPO法人Our Planet-TVは、インターネットで映像を配信する放送局を目指し、
共同代表の2人は、民放と、NHK映像制作の元プロの女性です。
そして、なんと今回のワークショップ参加者7人は、偶然にも全員女性!!








どんな作品ができるか楽しみ!
第1日目の今日は、共同代表の白石さんが講師で、
映像製作のプロセスを教えてくださいました。
また、今興味のあるトピックスをそれぞれ挙げ、
企画書を作成する宿題がでました。
制作チームは、家族のように仲良しになるのですって!
完成は3月末ごろの予定です。。
ご期待ください!


2006/01/23のBlog
[ 14:19 ]
[ お気に入りのお店 ]
2006/01/21のBlog
[ 07:57 ]
[ 病気の子の滞在施設を支援しよう! ]
今日は、第7回 滞在施設全国ネットワーク会議が、福岡の九州大学付属病院の100年講堂にて開かれました。
わたしは第5回から参加させていただいていますが、東京以外の地方で開かれたのは初めて・・。
北海道から沖縄まで、20団体くらい、100名以上の方が参加。





わたしは第5回から参加させていただいていますが、東京以外の地方で開かれたのは初めて・・。
北海道から沖縄まで、20団体くらい、100名以上の方が参加。





滞在施設とは、心臓病や白血病、ガンなどの高度医療を必要とする子どもたちの家族(特に母親)が、病院の近くに安く泊まれる施設のこと.
ワンルームマンションからボランタリーなご自宅、設備が整った企業資本の入った専用の大型施設まで全国各地に80団体(400室以上)あり、ファミリーハウスとか、マクドナルドハウスとかよばれています。
多くは管理者(NPO団体や個人)が運営し、1泊800円~2000円で、とにかく患者さんたちの家族に負担がかからないよう、ギリギリの線でやっています。
ワンルームマンションからボランタリーなご自宅、設備が整った企業資本の入った専用の大型施設まで全国各地に80団体(400室以上)あり、ファミリーハウスとか、マクドナルドハウスとかよばれています。
多くは管理者(NPO団体や個人)が運営し、1泊800円~2000円で、とにかく患者さんたちの家族に負担がかからないよう、ギリギリの線でやっています。
わたしは、アメリカなど海外には、病気の子どもには家族が付き添うのは当然として、病院の近くに安いハウスがあり、NPOが運営して社会全体が支えている。。ということを、ドナルドマクドナルドハウスの海外研修で知りました。
病気の子どもを治したりする直接的なことではなくても、何か自分にもできないだろうかという気持ちを表現する場として、すばらしい活動であると感激しました。


市民、企業、NPO、行政が協働しないと継続できない活動でもあるのです。
病気の子どもを治したりする直接的なことではなくても、何か自分にもできないだろうかという気持ちを表現する場として、すばらしい活動であると感激しました。


市民、企業、NPO、行政が協働しないと継続できない活動でもあるのです。
市民活動がまだまだで、各セクターの協働がなされていない日本では、そのような滞在施設は継続するのになかなか難しい課題がありますが、それでも毎日病気の子どもと家族は、日々タタカッテいるわけです。
詳しくは、ジャンル「病気の子どもの滞在施設を支援しよう!」
をクリック!
ぜひぜひご覧ください。
詳しくは、ジャンル「病気の子どもの滞在施設を支援しよう!」
をクリック!
ぜひぜひご覧ください。
で、本日は、そのような方たちを見ていられずに立ち上がって、サポートしている心ある方、医療関係者、患者会、聖職者、企業、NPOが全国にいらっしゃるのですが、一つの活動としてネットワークになろうじゃないか!!ということで合意した、すばらしい日でした。
わたしも、これからも企業をはじめ、多くの方にこの大切な心を広めていこうと思っています!







関連するブログ
ウィッシュリストの結果発表!
私の活動の原点~オーストラリアのドナルド・マクドナルド・ハウス~
わたしも、これからも企業をはじめ、多くの方にこの大切な心を広めていこうと思っています!







関連するブログ
ウィッシュリストの結果発表!
私の活動の原点~オーストラリアのドナルド・マクドナルド・ハウス~
2006/01/20のBlog
[ 12:43 ]
[ 代表日記 ]
2日前にデスクで水をこぼし、ほんのちょっと一部にかかったのですが、
まったく問題なく使えていたのです。
この機種は昨年ハワイに行くときに変えたので、
まだ使い始めて4ヶ月くらい。
まったく問題なく使えていたのです。
この機種は昨年ハワイに行くときに変えたので、
まだ使い始めて4ヶ月くらい。
今度はDOCOMOかAUにしようかな~。
携帯からブログにアップできるものね~。


明日福岡で開催される、全国滞在施設ネットワーク会議(ファミリーハウスなど)に
参加のため、本日現地入り。。
またブログにアップしよ。



携帯からブログにアップできるものね~。


明日福岡で開催される、全国滞在施設ネットワーク会議(ファミリーハウスなど)に
参加のため、本日現地入り。。
またブログにアップしよ。



2006/01/18のBlog
[ 15:59 ]
[ 病気の子の支援プロジェクト ]
昨日ブログに書きました、「わかってください」の内容をブログに掲載します。



(発行先の会長の快諾をいただきましたので)
「わかってください」
障害者(児)が困ったときに必要な周囲の理解と援助
~特に事故・災害・事件などの非常時のために~
耳の不自由な人
◆理解して欲しいこと◆
・一見しただけでは障害があることがわかりません。
・サイレンやスピーカーの内容がわかりません。
・周囲の状況把握が困難です。
◆援助にあたりお願いしたいこと◆
・伝えたいことは、紙に書いたり身振りで伝えてください。
・手話ができる人がいたら、協力してください。





目の不自由な人
◆理解して欲しいこと◆
・介助してくださる方がいないと歩けません。
・大半の人が、危険なことがわかりません。
・普段はコミュニケーションがとれていても、災害時には、難しくなります。
・情報は耳だけです。
◆援助にあたりお願いしたいこと◆
・音と言葉で情報を提供してください。
・気軽に声をかけてください。
・急に腕をひっぱらないでください。
・肩や腕を貸してください。
・介助のやり方には、個人差があるので、本人に確認をして指示に従ってください。








(発行先の会長の快諾をいただきましたので)
「わかってください」
障害者(児)が困ったときに必要な周囲の理解と援助
~特に事故・災害・事件などの非常時のために~

◆理解して欲しいこと◆
・一見しただけでは障害があることがわかりません。
・サイレンやスピーカーの内容がわかりません。
・周囲の状況把握が困難です。
◆援助にあたりお願いしたいこと◆
・伝えたいことは、紙に書いたり身振りで伝えてください。
・手話ができる人がいたら、協力してください。






◆理解して欲しいこと◆
・介助してくださる方がいないと歩けません。
・大半の人が、危険なことがわかりません。
・普段はコミュニケーションがとれていても、災害時には、難しくなります。
・情報は耳だけです。
◆援助にあたりお願いしたいこと◆
・音と言葉で情報を提供してください。
・気軽に声をかけてください。
・急に腕をひっぱらないでください。
・肩や腕を貸してください。
・介助のやり方には、個人差があるので、本人に確認をして指示に従ってください。






◆理解して欲しいこと◆
・外見上、知的障害があることがわからない人もいます。
・説明しても、言葉や意味を理解できない人もいます。
・普段と違う場所・雰囲気や音(嫌いな音があります)に敏感な反応をすることがあります。
・不安になってパニックを起こすこともあります。
・声の音量調節が出来ず、突然大きな声を出す事があります。
・恐怖心から、人の多いところ(例えば避難所など)に入れない人もいます。
◆援助にあたりお願いしたいこと◆
・やさしい言葉でゆっくりと、目を見て話しかけてください。
・大きな声は出さないでください。(しかられていると思ってしまいます。)
・触られることをとても嫌がる場合もあるので、そのときは無用の接触を避けてください。
・言葉で伝わらないときは、文字、絵、身振りを使ってコミュニケーションをとってください。
・一度でわからなくても、繰返し話しかけてください。
・パニックになったら次のように対応してください。
刺激せずに落ち着くまで静かに待ってください。
力ずくではかえって逆効果になります。
収まってから静かにゆっくり、この後どうしたらよいかを説明してください。






自分の意志を伝えられる人と、伝えにくい人がいます。
伝えられる人
・その人の意向に従ってください。
・意志は伝えたいのに、言葉が不自由な人もいます。その場合はトーキングエイドや文字盤という道具を利用してコミュニケーションを図ることもあります。
・目線の先を追ってみてください。
伝えにくい人(身体障害の他に、知的障害もある場合もあります)
◆理解して欲しいこと◆
・突然の出来事に驚いて、緊張して身体が硬くつっぱったり、本人の意志とは無関係に身体が動いてしまうことがあります。
・麻痺している手足は感覚がない場合もあるので、ケガをしていても本人が気づかないこともあります。
◆援助にあたりお願いしたいこと◆
・車椅子についている安全ベルトで身体を固定してください。安全ベルトがわからなければ、紐等を利用してください。
・車椅子を押している時、手足がはみ出さないよう気をつけてください。(車椅子からずり落ちたり、手足が車輪にはさまって大怪我をすることがあります。)
・車椅子は動きやすいので、止まっているときは必ずブレーキをかけてください。
・必ずゆっくりと言葉をかけてから介助してください。
・知的障害のある人のところも読んでください。






◆理解して欲しいこと◆
・認知症と違い、相手の話は理解出来ても自分の意志を伝える言葉がなかなか出てきません。
・早口で話されると、理解が追いつかなくなります。
・多くの人が、右手足の麻痺の障害があります。
・字が自由に書けない場合もあり、全体に体の動きがゆっくりです。
◆援助にあたりお願いしたいこと◆
・コミュニケーションをとるために、ジェスチャーや紙に字を書くなどをしてください。
・一人の経験豊富な大人として接してください。
(赤ちゃん言葉は使わないでください)
・相手の視野に入ってから、短い文章でゆっくり話してください。
・言葉だけでなく、身振りや、表情や、実物を活用しながら相手の気持ちを和らげてください。
・重要な事柄は、漢字やメモで確認し本人の記憶を補ってください。






◆理解して欲しいこと◆
・治療が順調に経過していれば、通常普通の生活が送れます。しかし、心の病気のため、ささいな言葉や出来事に傷つきやすく、病状が悪くなることがあります。
◆援助にあたりお願いしたいこと◆
・不安に陥らないように、ゆっくりあせらずに落ち着いた声で具体的に分かりやすく説明してください。
・本人の不安な気持ちを受け止めてください。
・何かがあった時、しばらくしてから疲れや不安が強くなることが多いので、薬を飲んでいる人は薬を飲むことを忘れないように伝えてください。





・・・・以上です。
なるほど~~。わかっているようで、わかってなかった。
よい指導書ですね。
2006/01/17のBlog
[ 17:46 ]
[ お勧めです・・・! ]
目黒区の障害者団体懇話会が発行の
「わかってください」
という冊子をお友達が送ってくださいました。
この会は、目黒区の障害者(親の会)など19団体から構成されていますが、区に限らず共通の知識としてとても大切なことが書かれています。
「わかってください」
という冊子をお友達が送ってくださいました。
この会は、目黒区の障害者(親の会)など19団体から構成されていますが、区に限らず共通の知識としてとても大切なことが書かれています。
2006/01/13のBlog
[ 20:06 ]
[ お気に入りのお店 ]
初めてホルモン焼きを食べました!
福岡の甘木、「白橋」です。
(白橋のホルモンは甘木の名物!)
北海道の食肉馬を使っているそうですが、
7種類のホルモン焼きを特性のたれで食べるのです。
お店がまた趣があって良かった。
種類によって、かめるのとすぐ飲み込むのとあますが、
たれはニンニクがきいていて美味!
東京からも注文があり、冷凍で送ってくれるそう。
写真は7種盛り合わせ1皿450円。
今日はこれと生ビールで夕食だ!

福岡の甘木、「白橋」です。
(白橋のホルモンは甘木の名物!)
北海道の食肉馬を使っているそうですが、
7種類のホルモン焼きを特性のたれで食べるのです。
お店がまた趣があって良かった。
種類によって、かめるのとすぐ飲み込むのとあますが、
たれはニンニクがきいていて美味!
東京からも注文があり、冷凍で送ってくれるそう。
写真は7種盛り合わせ1皿450円。
今日はこれと生ビールで夕食だ!

2006/01/12のBlog
[ 14:32 ]
[ 代表日記 ]
2006/01/11のBlog
[ 14:52 ]
[ お勧めです・・・! ]
本日は、保育年報2005(全国社会福祉協議会発行)に寄稿しました原稿を、このブログに掲載しちゃいます~。。
まだ発行間もないですが・・。(2005年12月末)
企業のみなさま、NPOのみなさまもぜひお読みくださいね~。







「保育年報2005」
各地で広がる子育て支援の輪
「企業の子育て支援の可能性と方向性」
NPO法人こどもプロジェクト
代表 福田 恵美
Ⅰ 「次世代育成における企業の社会貢献とNPOとの連携」調査研究を実施
少子化に歯止めがかからない状況が続くなか、2004(平成16)年度、次世代育成支援対策推進法の制定により、全国の自治体及び301人以上の雇用を抱える企業に対して行動計画策定が義務付けられた。2004年度末までに、2005(平成17)年からの10年間のこども・子育て支援の取り組み内容をプランニングし、労働局に提出するというものである。こども・子育て支援の立場からすると、国のこのような自治体、企業を巻き込んだ次世代育成分野への取り組みを推進する法律は画期的で、大いに期待をするものであった。
だが、2005年度になりこの1年を振り返りながら、社会全体でこの法律に基づき新しい取り組みを考えていたかと思うと、おおいに疑問が残る。
企業の場合に限っていうと、国からの指導内容では子育て支援に二つの切り口があり、一つは「働き方の見直しや男性の育児休暇の取得の推進」など、人事部の業務範囲、もう一つは企業の社会貢献活動や、企業市民としての責任ということで、「地域の子育て支援サークルやNPOなどへの支援や連携」という、社会貢献部や広報部、法務部の業務担当、と分かれていたのだ。そしてまた、「行動計画策定」という新しい仕事にインセンティブがあるかというと、行政と同じく縦割り組織である企業にとっても、あまりそうは感じられなかったようである。
2004年度末までに行動計画を策定し労働局に提出する義務ということに関し、果たして何パーセントの企業が行ったのかという数字は発表されていない。また、企業には行動計画の策定内容を公開する義務はなく、提出先の労働局はそれを公開しないということもあとでわかった。
このような次世代育成支援対策推進法の行動計画策定の企業への義務付けが、机上の空論に陥ることが予想されはじめたなか、2004年、財団法人こども未来財団より2004年度児童関連サービス調査研究等事業の委託を受け、「次世代育成における企業の社会貢献とNPOとの連携」調査研究を行った。企業における、地域とのかかわりの中での子育て支援という切り口での現状と今後の方向性の調査研究である。本稿は、この調査研究の結果をふまえながら、企業の子育て支援の可能性と方向性を考えてみたい。
まだ発行間もないですが・・。(2005年12月末)
企業のみなさま、NPOのみなさまもぜひお読みくださいね~。







「保育年報2005」
各地で広がる子育て支援の輪
「企業の子育て支援の可能性と方向性」
NPO法人こどもプロジェクト
代表 福田 恵美
Ⅰ 「次世代育成における企業の社会貢献とNPOとの連携」調査研究を実施
少子化に歯止めがかからない状況が続くなか、2004(平成16)年度、次世代育成支援対策推進法の制定により、全国の自治体及び301人以上の雇用を抱える企業に対して行動計画策定が義務付けられた。2004年度末までに、2005(平成17)年からの10年間のこども・子育て支援の取り組み内容をプランニングし、労働局に提出するというものである。こども・子育て支援の立場からすると、国のこのような自治体、企業を巻き込んだ次世代育成分野への取り組みを推進する法律は画期的で、大いに期待をするものであった。
だが、2005年度になりこの1年を振り返りながら、社会全体でこの法律に基づき新しい取り組みを考えていたかと思うと、おおいに疑問が残る。
企業の場合に限っていうと、国からの指導内容では子育て支援に二つの切り口があり、一つは「働き方の見直しや男性の育児休暇の取得の推進」など、人事部の業務範囲、もう一つは企業の社会貢献活動や、企業市民としての責任ということで、「地域の子育て支援サークルやNPOなどへの支援や連携」という、社会貢献部や広報部、法務部の業務担当、と分かれていたのだ。そしてまた、「行動計画策定」という新しい仕事にインセンティブがあるかというと、行政と同じく縦割り組織である企業にとっても、あまりそうは感じられなかったようである。
2004年度末までに行動計画を策定し労働局に提出する義務ということに関し、果たして何パーセントの企業が行ったのかという数字は発表されていない。また、企業には行動計画の策定内容を公開する義務はなく、提出先の労働局はそれを公開しないということもあとでわかった。
このような次世代育成支援対策推進法の行動計画策定の企業への義務付けが、机上の空論に陥ることが予想されはじめたなか、2004年、財団法人こども未来財団より2004年度児童関連サービス調査研究等事業の委託を受け、「次世代育成における企業の社会貢献とNPOとの連携」調査研究を行った。企業における、地域とのかかわりの中での子育て支援という切り口での現状と今後の方向性の調査研究である。本稿は、この調査研究の結果をふまえながら、企業の子育て支援の可能性と方向性を考えてみたい。
Ⅱ 企業の地域での子育て支援の状況、各団体との連携
まず、企業の地域での子育て支援の状況や、各団体との連携を知るために、経済団体に所属する1275社を対象としたアンケート調査を行った。87社(回収率6.8%)から回答が寄せられたが、「現在、次世代育成支援や活動団体と連携をしていないと回答しようがない」との企業からの声もあったように、すでに回収率の低さで企業の子育て支援への現状と認識が量られた。
だがその87社の回答の中では、2003(平成15)年度の次世代育成支援活動については、67.8%が「次世代育成支援活動をしている」ということと(図Ⅱ-2)、同じく69.0%が「次世代育成支援に関してNPOやボランティア団体、地域活動団体などと連携している」との回答があった(図Ⅱ-3)。「地域の団体と連携せず自社独自で取り組んでいる」という企業はわずかで、ほとんどの企業が、次世代育成支援は何らかの形で団体と連携しながら進めているということである。
次世代育成支援というと、その分野は幅広い。もっとも企業が連携している分野は「教育」(60%)で、「青少年育成」(48.3%)、「体験活動」(43.3%)、「スポーツ」(26.7%)と続き、「子育て」(21.7%)などは5位である(図Ⅱ-4)。
また、各連携先の調査では、「NPO法人」(48.3%)、「任意団体」(30.0%)、「体育協会」「子ども会」「町内会」(10.0%)が同じく、「子育てネットワーク」(8.3%)と続く(図Ⅱ-5)。社会福祉協議会やボランティアセンターはその他(6.7%)に含まれる。教育関連の分野が、企業の地域との連携のきっかけとしては入りやすいということがわかった。
連携の内容は、「資金援助」(53.3%)が最も高く、「人的支援」(51.7%)、「物品寄付」(36.7%)、「施設の提供」(35.0%)、「後援・協賛」(33.3%)、「事業協力」(31.7%)などと続く(図Ⅱ-6)。これらの複合支援となることも多い。
まず、企業の地域での子育て支援の状況や、各団体との連携を知るために、経済団体に所属する1275社を対象としたアンケート調査を行った。87社(回収率6.8%)から回答が寄せられたが、「現在、次世代育成支援や活動団体と連携をしていないと回答しようがない」との企業からの声もあったように、すでに回収率の低さで企業の子育て支援への現状と認識が量られた。
だがその87社の回答の中では、2003(平成15)年度の次世代育成支援活動については、67.8%が「次世代育成支援活動をしている」ということと(図Ⅱ-2)、同じく69.0%が「次世代育成支援に関してNPOやボランティア団体、地域活動団体などと連携している」との回答があった(図Ⅱ-3)。「地域の団体と連携せず自社独自で取り組んでいる」という企業はわずかで、ほとんどの企業が、次世代育成支援は何らかの形で団体と連携しながら進めているということである。
次世代育成支援というと、その分野は幅広い。もっとも企業が連携している分野は「教育」(60%)で、「青少年育成」(48.3%)、「体験活動」(43.3%)、「スポーツ」(26.7%)と続き、「子育て」(21.7%)などは5位である(図Ⅱ-4)。
また、各連携先の調査では、「NPO法人」(48.3%)、「任意団体」(30.0%)、「体育協会」「子ども会」「町内会」(10.0%)が同じく、「子育てネットワーク」(8.3%)と続く(図Ⅱ-5)。社会福祉協議会やボランティアセンターはその他(6.7%)に含まれる。教育関連の分野が、企業の地域との連携のきっかけとしては入りやすいということがわかった。
連携の内容は、「資金援助」(53.3%)が最も高く、「人的支援」(51.7%)、「物品寄付」(36.7%)、「施設の提供」(35.0%)、「後援・協賛」(33.3%)、「事業協力」(31.7%)などと続く(図Ⅱ-6)。これらの複合支援となることも多い。
Ⅲ 子ども・子育て支援に対する企業のスタンス
実はこの調査研究の中で、特定分野として、「病気の子どもと家族の滞在施設の実態とニーズの把握及びこれを支える企業とNPOの連携のあり方に関する調査研究」を行った。少子化による小児病院の統廃合や、小児科医師の不足により、地方から大都市の専門病院に入院する子どもたちが近年増えてきている。子どもには保護者(特に母親)が付き添うのがふつうであるが、その家族、幼いほかのきょうだいの面会時間以外での居場所や保育、宿泊場所にあたる滞在施設の現状の調査と今後の支援のあり方の研究である。
この分野は、家族は当事者ではないため、医療や福祉の分野にも入っていない。かといって、現在子育ての分野に含まれるという共通認識はない。まだそのニーズや現状が社会で認識されていないこともそれらの原因のひとつであるが、このたびの調査研究の結果から見ても、大変ニーズと緊急性の高い分野ということがいえる(図Ⅱ-7)。
この特定分野の調査研究を進めていくうち、面白いことがみえてきた。企業アンケート調査票に盛り込んだこの分野の団体との連携に関する企業の方向性は、「今までに滞在施設への支援や連携はしていないが、今後予定がある」と回答した企業が33.8%になったのである。これは、現状の企業の「子育て」分野の団体との連携22.1%をも超えている。
企業インタビューなども行っていったのだが、その中では、「子育て支援?ママさんサークルでしょ?」「行政からの支援のないところにしか弊社は支援しないのです」などという企業のスタンスが見えた。つまり、「子育て支援の団体」と一言でいうと、専業主婦の集まりというイメージがあり、そのような日常的な、社員の家族だったりするかもしれないところと連携するよりも、企業としてはもっと支援の必要性や緊急度が高く、かわいそうな子どもたちや子育てを支援したいということだった。つまり、親がいない子どもたち、難病や障害を持つ子どもたちなどへの支援である。
確かに、病気の子どもの家族の滞在施設の存在は、企業にもまだあまり知られていないが、この調査を機会に認知を広めることにもなって、支援の可能性を掘り起こす結果となった。また、現在そのような施設を運営している団体に物品寄付などをしている企業に、なぜこの活動を支援するのかインタビューしたとき、「たいへんな思いでご苦労されている若いご両親が多い、というここと、この活動分野は国や自治体からの支援がないからです。」との回答であった。
行政の支援を受けていない活動は、子ども・子育て支援分野でももっとほかにもあるに違いない。また、緊急度が高い、すぐにも助けたくなるような気の毒な状況の子育てを支援している活動もあるであろう。だがいずれにしても、「次世代育成支援」が企業文化に根付いていない現状の中では、数字を追って国策として強調し法的に義務付けするよりも、社会全体として子どもや子育ての現状をまず把握することを促し、支援側へも心の面から子どもたちを見る、考える、支援する必要性を訴えていくことが有効であろうと感じた。
実はこの調査研究の中で、特定分野として、「病気の子どもと家族の滞在施設の実態とニーズの把握及びこれを支える企業とNPOの連携のあり方に関する調査研究」を行った。少子化による小児病院の統廃合や、小児科医師の不足により、地方から大都市の専門病院に入院する子どもたちが近年増えてきている。子どもには保護者(特に母親)が付き添うのがふつうであるが、その家族、幼いほかのきょうだいの面会時間以外での居場所や保育、宿泊場所にあたる滞在施設の現状の調査と今後の支援のあり方の研究である。
この分野は、家族は当事者ではないため、医療や福祉の分野にも入っていない。かといって、現在子育ての分野に含まれるという共通認識はない。まだそのニーズや現状が社会で認識されていないこともそれらの原因のひとつであるが、このたびの調査研究の結果から見ても、大変ニーズと緊急性の高い分野ということがいえる(図Ⅱ-7)。
この特定分野の調査研究を進めていくうち、面白いことがみえてきた。企業アンケート調査票に盛り込んだこの分野の団体との連携に関する企業の方向性は、「今までに滞在施設への支援や連携はしていないが、今後予定がある」と回答した企業が33.8%になったのである。これは、現状の企業の「子育て」分野の団体との連携22.1%をも超えている。
企業インタビューなども行っていったのだが、その中では、「子育て支援?ママさんサークルでしょ?」「行政からの支援のないところにしか弊社は支援しないのです」などという企業のスタンスが見えた。つまり、「子育て支援の団体」と一言でいうと、専業主婦の集まりというイメージがあり、そのような日常的な、社員の家族だったりするかもしれないところと連携するよりも、企業としてはもっと支援の必要性や緊急度が高く、かわいそうな子どもたちや子育てを支援したいということだった。つまり、親がいない子どもたち、難病や障害を持つ子どもたちなどへの支援である。
確かに、病気の子どもの家族の滞在施設の存在は、企業にもまだあまり知られていないが、この調査を機会に認知を広めることにもなって、支援の可能性を掘り起こす結果となった。また、現在そのような施設を運営している団体に物品寄付などをしている企業に、なぜこの活動を支援するのかインタビューしたとき、「たいへんな思いでご苦労されている若いご両親が多い、というここと、この活動分野は国や自治体からの支援がないからです。」との回答であった。
行政の支援を受けていない活動は、子ども・子育て支援分野でももっとほかにもあるに違いない。また、緊急度が高い、すぐにも助けたくなるような気の毒な状況の子育てを支援している活動もあるであろう。だがいずれにしても、「次世代育成支援」が企業文化に根付いていない現状の中では、数字を追って国策として強調し法的に義務付けするよりも、社会全体として子どもや子育ての現状をまず把握することを促し、支援側へも心の面から子どもたちを見る、考える、支援する必要性を訴えていくことが有効であろうと感じた。
Ⅳ CSR(企業の社会的責任)と次世代育成支援
近年日本でも、CSRという言葉が使われるようになってきた。人事的なことや、マーケティング、経営戦略をも含む、今までの企業の社会貢献活動より1歩進んだ、グローバルな視点である。企業があきらかにこの流れを意識して、CSR担当、CSR部など社長直轄で社内に位置づける方向性がみられはじめている。
だが、それも一時的な流行であるという達観的ともいえる見方をしている企業も少なくない。というのも、次世代育成支援対策推進法の行動計画と同じく、CSRの流れも、いささか一方的で強引な印象を受けるからである。だがその仕掛け人は誰か?新聞社が絡んでいるということも聞くが、それはどうもわからない。時代の必然的な流れなのかもしれない。
かたちや義務付けに対しては、どのようにでも取りつくろうことが出来る。体外的にその専門の部署や責任者を配置したというだけのこともある。とはいえ、「前向きに取り組んでいるぞ」という企業姿勢を見せることは大切であるし、少なくとも企業と協働したいと望んでいるNPOや団体にとっては、正式な窓口が増えることはありがたい。
今後、CSR戦略の中に次世代育成支援を取り入れることは、企業にとっておおいに可能性がある。欧米のように不買運動につながることもあり得るし、SRI(社会的責任投資)ファンドの評価にもかかわってくる。だが、たとえば前述したような病気の子どもをもつ家族の滞在施設のような、行政からの支援を受けていない、いわゆるマイノリティな子ども・子育てやそのサポート団体にとっては、かたちや義務付けを原点に推進されるプランは、今まで行政がやっていることと何ら変わりがない。またそこで支援対象からもれてしまうことがある。
マイノリティになることをおそれて、子どもを育てられない、生むことが出来ないという親も増えているという現状を重く見る必要がある。つまり、障害や病気を持つ子どもを産んでしまったら、日本の社会でははずされてしまう構造になっている現状を感じている人が多いということである。
むしろ、そのようにどこからも支援されにくいマイノリティ分野の位置づけや整理、行政、企業、NPOそれぞれの得意とすることと役割をよく認識し、すべてのこどもは、「子育て」支援を受ける権利があり、「社会全体で子どもを育てる」という意識改革が根本になければ少子化の現代における課題の解決はない。
近年日本でも、CSRという言葉が使われるようになってきた。人事的なことや、マーケティング、経営戦略をも含む、今までの企業の社会貢献活動より1歩進んだ、グローバルな視点である。企業があきらかにこの流れを意識して、CSR担当、CSR部など社長直轄で社内に位置づける方向性がみられはじめている。
だが、それも一時的な流行であるという達観的ともいえる見方をしている企業も少なくない。というのも、次世代育成支援対策推進法の行動計画と同じく、CSRの流れも、いささか一方的で強引な印象を受けるからである。だがその仕掛け人は誰か?新聞社が絡んでいるということも聞くが、それはどうもわからない。時代の必然的な流れなのかもしれない。
かたちや義務付けに対しては、どのようにでも取りつくろうことが出来る。体外的にその専門の部署や責任者を配置したというだけのこともある。とはいえ、「前向きに取り組んでいるぞ」という企業姿勢を見せることは大切であるし、少なくとも企業と協働したいと望んでいるNPOや団体にとっては、正式な窓口が増えることはありがたい。
今後、CSR戦略の中に次世代育成支援を取り入れることは、企業にとっておおいに可能性がある。欧米のように不買運動につながることもあり得るし、SRI(社会的責任投資)ファンドの評価にもかかわってくる。だが、たとえば前述したような病気の子どもをもつ家族の滞在施設のような、行政からの支援を受けていない、いわゆるマイノリティな子ども・子育てやそのサポート団体にとっては、かたちや義務付けを原点に推進されるプランは、今まで行政がやっていることと何ら変わりがない。またそこで支援対象からもれてしまうことがある。
マイノリティになることをおそれて、子どもを育てられない、生むことが出来ないという親も増えているという現状を重く見る必要がある。つまり、障害や病気を持つ子どもを産んでしまったら、日本の社会でははずされてしまう構造になっている現状を感じている人が多いということである。
むしろ、そのようにどこからも支援されにくいマイノリティ分野の位置づけや整理、行政、企業、NPOそれぞれの得意とすることと役割をよく認識し、すべてのこどもは、「子育て」支援を受ける権利があり、「社会全体で子どもを育てる」という意識改革が根本になければ少子化の現代における課題の解決はない。
Ⅴ 企業の子育て支援団体との連携と今後の方向性
このなかで、特筆しておきたいことがある。「どこの企業もまだ実施していないような」支援がしたいというのが外資系企業に多く、「他企業とすでに連携している、もしくは実績をもっている団体」と連携したいというのが国内資本の大手企業には多い。それは、担当者の意識にも如実に現れる。同じ環境で育った日本人でも外資系企業に勤務すると、意識が変わるのだろうか。「これは社会的な意義がある。私はこれを実施する」と決めると、それを躊躇することなく、また企業内でもそれを阻むものは少ない。日本企業では、「私は実施したいと思っていても、会社は・・」という組織に埋没した姿勢が見られる。
企業にとっては、地域社会と何かをする場合は、ある程度リサーチが必要になるのだが、その業務の専任でない限りそれにそれほど時間をかけていられない。というわけで、わざわざリサーチして開拓するよりも実績を持つところと連携していればそんなに問題ないだろう、といったところであろう。
社会貢献、地域との交流、こども・子育てとなると、どのキーワードも今までの利益優先の企業価値観から大きく違ってしまい、担当者は戸惑うことが多いのだ。情報が少ない。情報を得る場所や方法がわからない、というところからはじまる。そこで、同じ地域での企業同士のつながりも大切となり、ボランティアセンターなどを事務局に、地域の企業が定期的に情報交換会を開いているところもある。また、そのような、社会貢献したい、地域とのつながりがほしい企業とNPOの交流を目的としたサロンを開催しているNPOも現れはじめた。
子どもや子育て支援について各企業が連携し、それぞれの企業としての得意分野をいかしながら、横のつながり、広がり(ネットワーク)を活用して、行政では出来ないところの子育て支援体制の基盤作りをNPOと連携しながら進め、隙間を埋めていくことがこれからの方向性として必要であろう。また、法的な義務づけでもなく、その行政、企業、NPOの役割を認識し、それらをつなげて社会全体で子育てしようという意識をもつコーディネーター的存在のNPOが、今後もっとも重要となる。
参考文献
平成16年度 児童関連サービス調査研究等事業報告書
「次世代育成における企業の社会貢献とNPOとの連携」
財団法人こども未来財団/2005年





最後まで読んでくださってありがとうございます!
表・図が入れられなくて残念!!
関連するブログ
保育年報 2005 に掲載!
このなかで、特筆しておきたいことがある。「どこの企業もまだ実施していないような」支援がしたいというのが外資系企業に多く、「他企業とすでに連携している、もしくは実績をもっている団体」と連携したいというのが国内資本の大手企業には多い。それは、担当者の意識にも如実に現れる。同じ環境で育った日本人でも外資系企業に勤務すると、意識が変わるのだろうか。「これは社会的な意義がある。私はこれを実施する」と決めると、それを躊躇することなく、また企業内でもそれを阻むものは少ない。日本企業では、「私は実施したいと思っていても、会社は・・」という組織に埋没した姿勢が見られる。
企業にとっては、地域社会と何かをする場合は、ある程度リサーチが必要になるのだが、その業務の専任でない限りそれにそれほど時間をかけていられない。というわけで、わざわざリサーチして開拓するよりも実績を持つところと連携していればそんなに問題ないだろう、といったところであろう。
社会貢献、地域との交流、こども・子育てとなると、どのキーワードも今までの利益優先の企業価値観から大きく違ってしまい、担当者は戸惑うことが多いのだ。情報が少ない。情報を得る場所や方法がわからない、というところからはじまる。そこで、同じ地域での企業同士のつながりも大切となり、ボランティアセンターなどを事務局に、地域の企業が定期的に情報交換会を開いているところもある。また、そのような、社会貢献したい、地域とのつながりがほしい企業とNPOの交流を目的としたサロンを開催しているNPOも現れはじめた。
子どもや子育て支援について各企業が連携し、それぞれの企業としての得意分野をいかしながら、横のつながり、広がり(ネットワーク)を活用して、行政では出来ないところの子育て支援体制の基盤作りをNPOと連携しながら進め、隙間を埋めていくことがこれからの方向性として必要であろう。また、法的な義務づけでもなく、その行政、企業、NPOの役割を認識し、それらをつなげて社会全体で子育てしようという意識をもつコーディネーター的存在のNPOが、今後もっとも重要となる。
参考文献
平成16年度 児童関連サービス調査研究等事業報告書
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[ NPO情報~えみりん ]
なかなかHPが更新できないのが悩みの種でしたが、
ブログという新兵器をみつけて、まめまめしく発信しているうちに、
「ブログを中心にしたホームページを作ったら!?」
という協力企業さんが現れ、作ってくださいました!!
(株式会社SHIP)
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デザインしてくださったのは、SHIPの新入女子社員、オセロちゃんたちです!
かわいいぞ~ぉ、オセロ~!


昨年、女子大生向け就職活動支援プログラム、
「オセロの就活応援カフェ」にて、講演させていただいたので、そのお礼とのことで、
労働交換!ってことです。


かわいいぞ~ぉ、オセロ~!



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