「SaaSの死2026」から小規模事業者の選択を考えたら,ワクワク感がふっとんだ

2026年2月,48時間で約2,850億ドル(約45兆3,000億円)が, SaaS 企業の時価総額からふっとんだ.
ClaudeCodeを使い始めて,まあ,すぐそうなるわな,と直感として.

すでに手遅れだ.

 

それで,概要を把握しておくかと調べてみた.

SaaSの死の宣告

2024年12月,Microsoft CEO Satya Nadella が Podcast で発したひと言から,テック業界は震えはじめた.

「SaaSの実態はCRUDデータベース上のGUIに過ぎない.ビジネスロジック層はAIエージェントに移行する」

これが世にいう 「SaaSの死(The Death of SaaS)」 議論の発火点だ.
わずか1年で,2026年2月-48時間-約2,850億ドルのSaaS 企業時価総額から消えた.

日本の SaaS 業界

では,日本の SaaS 業界はどうなっているのか.
テレビCMをうっている状況ではないだろう,と,
逆に,「消えゆく企業のオールドメディア広告戦術」をワクワクしながらみている.

本稿では,オールドメディアCMで毎日のように目にするB to B IT企業の勢力図を調査しながら,一瞬で消える領域を把握したい.

なお,僕の本業は,小規模事業者のスタートアップや経営存続(サステイナビリティデザイン)であり,「小規模事業者はどうなる?」という基本価値から話をすすめていく.

 

1.中小企業の浸透率は,わずか2.1%

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国産CRM/SFA主要5社(kintone・Sansan・eセールスマネージャー・GENIEE SFA/CRM・Knowledge Suite)の導入実績を合算すると,約7.2万社:2.1%.

しかも,この7.2万社には大企業契約・複数製品の重複が含まれる.
中小企業限定の実数はさらに低い.

これは一安心な数字だ.

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「SaaSの死」が議論される傍ら,
日本の中小企業はそもそも従来型 SaaS をまだ使っていない.

これは,すごい幸運だと思う.
いきなりAIエージェントへ飛び級できる状況だから.

 

だけども,ITシステム屋の餌食には,なっている

単純に,日本のSaaS大手のサービスを導入するほど,組織の大きさ・業務形態の複雑さ・売上高は無い,
だけども,在庫管理だったり労務管理だったり会計だったりデータ共有だったり...
地域の中小企業に寄生している「ITシステム屋」は,まだまだ活発だ.

地域の中小企業経営者・創業者,TIシステム屋,最新のAIのレベル関係は,
感覚的には,東京タワーと月のアナハイム都市くらいは離れている.

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もう少し具体的に,実際にどれくらい実務で役立って,どれくらい便利になるか,という感覚だと,
TIシステム屋は自転車屋くらい.
それも旧型の自力ママチャリを月5万円(年間50万円)でリースするぼったくり度.
最新のAIの中間課金だと,完全AI自動運転のスポーツカーが時速270㎞くらいで東京タワーまで連れて行ってくれる.
利用料は月4,000円(年間5万円)くらい.

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地域の中小企業の社長は,この手のITシステム屋という寄生蟲に,
日々血を吸われ,経営体力を奪われ続けている.

2026年のAI革命は,これらのITシステム屋を一掃できる

地域の中小企業社長の決断次第.

AIのほかに何が残るか?,なにが必要か?,を考えてみる.
例えば,個人事業のパン屋さんだと,

(1) なんでも決済できるレジのアプリ

(2) ネットショップ
基本料無料のサービスでOK.

くらいかな.

会計,勤怠管理,受発注,請求業務,お問い合わせ対応,予約カレンダー,簡単なちらし・ポスター,ショップカード,材料の発注,データ共有などなど,
年額50,000円くらいのAIサブスク
そこそこスペックのAI用パソコン
があれば,あとはAIがやってくれる.
月次の会計処理しておいて,アルバイトの給料計算しておいて,来週の予約状況確認して,小麦粉多めに頼んでおいて,とかをAIに伝えるだけ.

個人事業や法人税非課税となる非営利系法人だったら,
税理士もいらない.

介護保険制度や障がい者福祉制度の申請業務などもAIが仕上げてくれるし,
滞在型施設の見守りなどもAIとカメラで十分な水準になる.

というわけで,現在,個人事業や法人税非課税となる非営利系法人向けの,
学習済AIを搭載したパソコン屋を開業している.
近々,問合せLPを開設するので.
ITシステム屋の寄生蟲駆除は,長年のテーマなので,ワクワクしている.

 

さて,もどって,

「SaaSの死」が直撃する領域の日本企業について

ビジネスアプリ系は,全滅.
大企業との契約がどこまで維持できるか.
対中小企業市場は,竹やり VS AIスナイパーくらいの差か.

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大企業がGoogleのAIを導入していると,完敗になるだろう.
日本のSaaS企業の有料サービスは,GoogleAIの無料オプション程度の価値だから.

GlaudeCodeと一緒に調査していくなかで,おもしろい分析になったのが,
Sky株式会社

「SaaSの死」論の蚊帳の外で,売上1,768億円を稼ぐSky株式会社

理由①:そもそもSaaSではない

理由②:顧客層が,運用管理・セキュリティ層
物理デバイス管理・OS監視・法的要件(個人情報保護法・教育委員会要件)はAI代替が困難である.

確かに,防衛領域は,既得権化している印象はある.
が,疑問が2つ.
疑問① 最新鋭のAI攻撃に対して防御力は足りるのか?
疑問② 最新鋭のAIが外人部隊的に防衛に加わった場合,SKY部隊は解約になるのでは?

でも.この疑問って,
国の自衛隊の防衛システムは大丈夫なのか??
と同じと気づいた.
ワクワク感がふっとんでしまった.
日米同盟しかないということか.
GPU系統と電力で一定の影響力を持っておかないと.

当面の戦線は,

シート課金*・業務アプリ企業の殲滅戦

*シート課金:ソフトウェアやSaaS(クラウドサービス)を利用する際、「利用するユーザー数(アカウント数)ごとに料金を支払う」課金方式

 

 

【主要出典】
– [Satya Nadella on the Future of AI, Agents, and the End of SaaS(Forward Future)](https://www.forwardfuture.ai/p/satya-nadella-on-the-future-of-ai-agents-and-the-end-of-saas)
– [The SaaSpocalypse: $285B Wiped, AI Agents Rising(Taskade Blog)](https://www.taskade.com/blog/saaspocalypse-explained)
– [Clouded Judgement – Software Is Dead…Again](https://cloudedjudgement.substack.com/p/clouded-judgement-2626-software-is)
– [中小企業庁 中小企業白書2025年版](https://www.chusho.meti.go.jp/pamflet/hakusyo/2025/chusho/)
– [中小企業庁 中小企業の企業数・事業者数(2023年12月公表)](https://www.chusho.meti.go.jp/koukai/chousa/chu_kigyocnt/2023/231213chukigyocnt.html)
– [IPA DX動向2024](https://www.ipa.go.jp/digital/chousa/dx-trend/dx-trend-2024.html)
– [矢野経済研究所 ERP/CRM・SFAクラウド利用状況法人アンケート](https://www.yano.co.jp/press-release/show/press_id/3770)
– [Sansan IR](https://ir.corp-sansan.com/)
– [サイボウズ 2024年12月期決算説明会](https://cybozu.co.jp/company/ir/)
– [Sky株式会社 企業情報](https://www.skygroup.jp/company/)
– [SKYSEA Client View シェア1位プレスリリース(2025年1月)](https://www.skygroup.jp/news/250115_02/)

【執筆メモ】
本稿の数値・情報は2026年5月時点で確認できた一次資料・公式発表に基づく.
中小企業限定のCRM/SFA導入率を直接示す公的統計は2026年5月時点で無料公開されていないため,推計値を併用している.
3つのインフォグラフィックはClaude(NANAI副官)が 作成.