Social Startupにとっても資金調達は課題.
いま,神戸案件1&2,姫路案件1&2&3で,資金関連の説明資料を作成している.
神戸案件1:直接投資型SRIと超有名企業のCSR系寄付の組み合わせ
神戸案件2:創業家のネーミングライツ付SRI基金
姫路案件1:国の委託事業のつなぎ融資(1000万円)
姫路案件2:兵庫県の補助事業のつなぎ融資(700万円)
姫路案件3:国の障がい福祉系事業の初期&つなぎ融資(500万円)
直営の事業は,理解賢者のSRI及び私募債に助けられつつ,足らずは播州信用金庫がメインバンクとして.
信用金庫あるあるで,地域の中小企業社長いわく,
「B信金だけは絶対いやや」
「T信金最悪や,つぶれてまえ」
「H信金,全口座解約して出禁にした」
などなど,相性の問題レベルも含め,なかなか仕事のデキる信用金庫は無い印象.
うちの直営事業は不動産賃貸業になるため,いろいろアポなし訪問があって,まあ不動産屋が売ってくれとか(姫路の地価も上昇していて,駅周辺は坪100万円以上が普通になっている),信金・地銀の営業,保険会社の営業など.
そんな中で,播州信用金庫が,Social市場に前向きな態度継続中.
駅前支店の前の支店長がすごく優秀な方で,当方の事業整理に協力してくれて,おかげで創業空間を増やすことに結びついた.
3月で異動してしまって,どうなることかと思っていたら,
引き継いだ若手の女性の方が,当方の意をくんでくれていろいろ信金内部の調整をしてくれているみたい.
NPO法人でも対応できそうで,前の支店長よりデキるかもしれない^^
まあ,けっこう背景はシンプルで,
地域の大手企業には都銀が優良融資先として入ってきている
住宅ローンはネット銀行の方が圧倒的金利が低い
自動車ローンは時代じゃない
小口融資は費用対効果で市場化できない
金融商品とか保険商品の代理店は主力ではない
など,結局,信金が戦える市場って,
「地域の中小企業のメインバンクになる」
しか残っていない.
いまは中小企業に,Social系法人や個人事業が含まれていて,そのSocial系法人を市場化できている金融機関がない(兵庫では皆無).
信金側の緊急事態とSocial側の20年来の課題が,わりとクリアに結びついている状況.
当方の関連案件で,不動産担保案件の対応実績もあるし,補助金つなぎ融資の案件実績もあるし,神戸・阪神エリアに支店もある.
ニーズがあれば,レウルーラ姫路二階町で,
国の補助金制度の紹介
補助金処理のポイント紹介
ICT関連の最新の効率化・合理化・格安化
店舗等のリノベーション
播州信用金庫の融資相談窓口
などの説明会・相談会を開催してもよいかと考えている.
というのも,ICT関連とリノベーション関連は,いわゆるぼったくり業態がまだまだ多い.姫路で聞いている範囲だと90%以上はぼったくり.
そこに国の補助金が順番待ち状態で獲れるため,ビジネスが成立してしまう.
中小企業経営上も,補助金で息継ぎできるので3年とかはもってしまう.
ICT関連は,世界的に標準化されてしまった基盤をつかって,それぞれの会社向けにカスタマイズする.年間の管理費は数万円~30万円くらいになる.管理するIT会社の変更も可能.独自のシステムですから,と,寄生虫みたいに毎月お金を吸い上げていく形態で困っている経営者は,連絡してほしい^_^;
リノベーション関連は,ネットで資材・機材を購入し,日当で職人に依頼する,の方が,高級感や仕上がりの良さなど満足度が高い.もちろん費用は最低水準になる.
ICT関連もリノベーション関連も,上記の市場に個人職人で参入している個人事業者が,すでに多数存在している.
これがまた,めっちゃおもしろい.
