皆さまこんにちは。ころころ通信委員のムニュです。

また大きな災害がありました。
この街も、世界も社会も、大きな地球という土台の上に成り立っていると痛感させられます。

さて、ムニュは幼い事、家に在ったカセットテープに、「パフ」という、アメリカのフォークソングがあったのを覚えています。
これは、「ピーター・ポール&マリー」さんというグループが歌われている、1960年代にヒットした歌です。

その歌詞の内容から、さまざまな解釈がなされているようですが、作詞者は、これは「子供の成長の歌」とコメントなさっているそうです。
内容は、おとぎの国で暮らしている不死のドラゴン「パフ」と、少年ジャッキー・ペーパーとの交流と別れを描いています。パフの元にいつも遊びに来ていたジャッキー・ペーパーがやがて大人になり、やがては訪れなくなる。
不死のパフは寂しく泣いたというお話です。

この歌の和訳を聞いたとき、ムニュは何とも寂しくなりました。
ムニュ自身も、自分が15歳で病気という世界に入り、それまで暮らしていた幼い世界から断絶され、たくさんのパフのような存在を、知らず知らずのうちに置いてきてしまったのではと思いました。
そして、やがて病気が緩やかになってきたときは、逆に、自分がパフのように、さまざまな負わねばならない大人としての責任や、立場から外れてしまっている、大人になれない幼い存在として置いて行かれたような感覚にもなりました。

そんなパフを慰めるもの、また再びジャッキー・ペーパーと結びつけるもの、それは、きっといくつになっても、大きくなり小さくなり常にともにある「童心」ではないかと思いました。
どんな立場になっても、どんな状況下でも、心をほぐし、笑わせるもの、明日にでも再び出会えるような「童心」のたまごを心の中にたくさん培っていたいです。

 ムニュ