東北支援『みんなそろって歌おう会』、盛況でした!

10月6日、にっちが主催する石巻支援
『みんなそろって歌おう会』を芦屋市民センターで開催しました。

100名近い方が来て下さり、
盛況でした。

歌唱指導をしてくださったのは、
元タカラジェンヌの明日香都さん。

「見上げてごらん夜の星を」、「学生時代」といった
日本の懐かしい歌や、カンツォーネ「オーソレミオ」など
15曲近くをみんなで歌いました。

明日香さんはシャンソンの「愛の讃歌」や「ろくでなし」
などを弾き語りで聴かせてくださいました。

聴衆と明日香さんが一体となった、
とても素敵な「歌おう会」になりました。

休憩タイムには、もちろん「おらほ体操」。
ラジオ体操を石巻弁でリードするCDに合わせて、
皆さん、楽しそうに、身体をほぐしておられました。
しゃちこばったラジオ体操も、
方言の掛け声だと、ぐっと砕けた感じになって、
表情もほころんできます。

「歌おう会」の後は、
石巻、雄勝町にある高齢者施設「雄心苑」の施設長、
原 律子さんのお話。

被災時にいた100名近い住人とスタッフを1週間、
道路も通信も途絶えた施設で守ってこられた方です。
その上に、近隣で家を失った方、50名の避難者を受け入れたそうです。

乏しい備蓄でどうのように食を保つか、
一挙に増えた名前も顔もわからない避難者の世話をどうするか、
自分たちも被災し家族を失ったスタッフのモチベーションをどう保つか、
私たちの想像力の及ばない苦労を訥々と語ってくださり、
感極まりました。

3.11から、1年半が過ぎたとはいえ、
当時を想い起こし、語ることは、過酷な作業だったと思います。
それに応えて下さった原さんに感謝の気持ちでいっぱいです。

石巻と芦屋、遠く離れた友人として、
これからも親しい交流を続けていければ、
と切に願っています。