★宮城石巻動物救護センター報告②★

たくさんの方々より、多くのご支援とエールをいただき、
ありがとうございました!!
第1陣で4月22日から現地入りし、5月8日の朝無事帰宅しました
スタッフKです。約3週間と長期滞在となりましたが、
食事や睡眠をきっちり取るようにし、体調を整えながら活動することができ、
怪我や病気をすることなく、救護活動に参加する事ができました。これもみなさまのご支援があったからこその事です。本当にありがとうございました。

さて、なかなか報告が進まないことをお詫び申し上げます。動物たちの
様子を写した写真の掲載も慎重にさせていただいています。
一時預かり動物や保護動物と言うことで、飼い主さんの承諾を得るのが難しい
状態だと言うこと、ご了承いただけますようお願いします。

ご支援いただいた皆様には情報をたくさんお伝えしたいと言う気持ちでいます。

私が活動した期間はちょうどGWとも重なり、たくさんのボランティアさんが来てくださいました。専門職の方はもちろん、犬好きさん、猫好きさんさまざまでした。
お散歩ボランティアさんに、

現役トリマーさん。
電気が使えるようになったり、排水完備が整ったので、シャンプーができ、ドライヤーも使えるようになり、泥まみれ、おしっこ、うんちまみれだった状態の犬たちが、みるみる綺麗になっていきました。

私が帰る頃の情報では、収容されている動物たちは一時預かりが全体の3分の2で、保護が3分の1、放棄犬は0(新しい飼い主のもとへ無事引き取られていきました)。
犬が約50頭、猫が約80、預かりインコが2羽とオオムが1羽、保護の亀3匹といった数字です。日々数字は前後します。一時預かり犬の飼い主さんのお迎えが来たり、保護犬の飼い主が見つかったり、また、一時預かりで入ったり、保護で入ったり。
現地入りしてから感じたことは、犬の出入りより、猫の入りが多い事です。
そして現地入りしてから、たくさんの人たちの力で、日に日に環境は良い方向へと進展しています。

センターでの活動の他に、被災地への調査(犬を飼っていますか、今どうしているか、かかりつけの獣医さんは誰、足りていないもの、ほしい物はなど。その場で対応できない要望は改めて訪問)と物資を届ける活動にも参加しました。
私の班は石巻市鹿妻と言う所へ行きました。地震の影響も津波の影響もあった地区でした。
家の中まで津波が流れ込んだ様子でした。2件ほど犬を飼っている方と、お話できました。片方は柴犬、片方はシェパードでした。2頭とも幸いにも無事でしたが、シェパードの子は『頭まで水に浸かり、後ろ足で立ち上がり、鼻先を伸ばし何とか難を乗り越えた、被災して、食べる物がなく、流れてきた猫缶などを拾い与え、20kgほど痩せた』と
お話してくださいました。ご家族もみんな無事だったと言うことで、私たちの強張った顔も少し和らぎました。近所でも人なつっこい事でなじみのシェパードちゃん。お伺いした際も、近所のお子さんが遊びにきていました。しつけも出来ていて、とてもお利口さんでした。ドックフードをお渡ししその場を離れました。『助かりましたありがとうございます』と、とても喜ばれていました。調査中に写真を1枚とりました。
白い壁にくっきりと残る津波のすじ。私の身長より遥か上です。ぞくっとした瞬間でした。

また、別の日でお休みをいただいた日に、車を走らせ、女川に行ってみました。
酷いと聞いてい通りでした。沿岸沿いに車を走らせ、被害が見渡せる峠へ行きました。
(望遠画像で見えづらいかもです。すいません)

海岸付近は悲惨でした。目を疑う光景でした。

また、もうすぐ第2陣 第3陣が帰宅します。

それぞれの報告をお待ちいただけたらと思います。