昨日は、コーチは朝の間にBチームを、午後はAチームを見ました。コーチは今年度から主にBチームを担当という事で何を教えていくかは最初に方針を決めています。それに従いながらも子供それぞれの良さは残しておきたい、そんな気持ちで指導をしています。昨日の練習では、1対1をしたのですが、まだ何も知らない状態であるので、覚えようとする気持ちさえあれば吸収は本当に早い!今まで1対1などは感覚だけでやってきていたし、どうしてその構えなの?と聞いても答えなんて出ないものでした。でも、それは悪い事ではなく、自分なりにやってきた事は大切な事で、そうやってサッカーを好きになってきたのだろうから間違ってはいない。ただ、中学生以上になってくると感覚だけでサッカー出来る程、甘くはない。『何となく・・・』と言葉が多い子は通用しなくなっている。きちんとプレー一つに意味を持っていないとチームの為にがんばる事さえ出来なくなり、自分勝手になり、信頼を失ってしまう・・・そういう変化を今まで多く見てきている。信頼を失ってしまうと取り戻すのには倍以上の努力が必要となり、それがしんどくなって逃げてしまう子が多い(%怒る男%) でも、大きな変化や成長をするのはそうした一度は大きな挫折な失敗をした子のほうが間違いなく多い!!失敗のないまま大人になるほうが怖いし、挫折をせずに進んでしまうと、壁にぶち当たった時に乗り越える方法が分からないようになる(%ショボ男%) そうやってこれまでも多くの『昔は良かった選手』が良くなれないままに消えていってしまうのも周りにもたくさんいたし、指導者になってからも見てきている・・・

やはり人は強く、大きくなろうと思えばマイナスの経験もしないといけないと思う。わざとするのではなく、結果マイナスになる事。言い方が難しいけど、思いっきりやったけど失敗をした。とか、全力でやってもレギュラーとして出れない、とか。そういう経験は心は痛むし、辛いと思う。でも、そこで『どうせ俺は・・・』と思うのか、『どこがいけなかったのだろうか?』と考えるのか、そこにその先の変化に差が出てくる。ただ、挫折や失敗を経験しても考えないで落ち込むだけでは、何も進まない上にマイナスに落ち込むだけ!プレーも気持ちも落ちていい状態で生活出来る訳がない。考える事が出来て、努力をした者だけがずっと人生のいろんな場面での競争を勝ち残っていけると思う。いつでも逃げ出すのは簡単。ルールを無視し、社会に反抗し、自分の存在だけを強調するような人も世の中にはたくさんいる。けど、そんなの個々のエゴであって何も残らない人間である。それはいつでも誰でもなれるものだし、何も考えないでやっていたらなるものでもある。

大事なのは自分がどうなりたいのか?で、どうすればそうなれるのか?を考えられる事。待っているだけではなれない。自分でアクションを起こしていくしかない。その時に必要なエネルギーが、
負けたくない!!!
勝ちたい!!!
このままでは嫌だ!!!
というような、『強い気持ち』があるかどうか?だと思う。マイナスの気持ちでは結局何も生まれないと言う事。体はがんばっても自分で自分を否定してしまっている子も成果は残らない。俺はやれば出来る!そう思えないと変化はしない。自信と過信は大きな違いがある。自信を過信にしてしまった時は、周りの信頼を失っているはず。みんなが信頼出来る人間とは、やはり同じような要素を持っている。信頼される為にがんばればきっと失敗をする。自分の為にまずは精一杯がんばるべきだと思う。成長する為のチャンスは『失敗をした後』にある。そう思えたら成長のチャンスって毎日に近いぐらいないだろうか??コーチがコーチとして成長したのも思い起こせばそういう事だったんだと思える。失敗をして落ち込むだけでは何も進まない状況が、失敗を考える事で良くなっていった経験もある。成長はいい流れだけでするものではないという事。苦しい事、辛い事があっても乗り越えていく事で人は成長する。みんなはそんな成長のチャンスを毎日逃していないだろうか?嫌な事=逃げる事にしてしまっていないか?きちんと向き合えばそれだけの成果は出るはず。毎日を成長へとつなげていくようにがんばろう(%笑う男%)