子供には個性があり、チームにはカラーがある。。。それを昨日は実感しました(%笑う男%) 自分はコーチを始めて6年目になりますが、同じ学年の変化ばかりを見てきたので今年の一年は本当にいろんな意味で新鮮です。立ち上げ当初は今の高1は中学2年生だったし、1年生のカラーというか『これぐらいのもんだろなぁ』みたいなものが自分の中には確立されていませんでした。ずっと見てきた今の3年生は小学校から引き続きで見たし、2年生は3人だったので強引に上の学年との練習に参加させたような形で自分の中の『1年生の基準』みたいなものがありませんでした。それが昨日の試合で、グランド内外を共にして、一緒に昼食を食べたりして、会話してると個性やカラーが見えてきました。もちろん試合でも‥(%ニヤ男%)
ずっと思っているけど、コーチがしたいチームの型に子供をはめこんだら子供ははまる学年と、しんどくなる学年があるはず。子供の様子を見て、カラーを感じ、個性を感じ、そこを伸ばせるコーチが『いいコーチ』だと思う。コーチが焦ったり、不安になると子供にも間違いなく感染します(%痛い男%) そうなっては子供の見本どころか信頼関係すらなくなってしまう(%ショック男%) コーチをしてきた6年の中でも3年は小学生ばかりを見てきたので、中学生に関してはまだまだ素人です(笑) それでも、熱意や情熱において、揺るがないものがあれば学年どうこうの問題ではないと気付きました(%笑う男%)

最初は、クラブチームとなると自分も『目に見える結果』ばかりを求めて焦っていました。そして子供に押し付ける事も多かった(%痛い男%) でも、初めての卒業生を出し、一年の流れが見えた今、子供にとって大事なものとかが見えてきた。そして、何をしてやれるか考えた時に、サッカーだけではどうにもならない事も分かった。地道な活動で得た地域の信頼。。。ボランティア活動、学校訪問、合宿、ミーティング、一回一回の意味は小さいかもしれないけど、その積み重ねで大きく変わろうとしている。今は多くの人に『FALCO』を認識してもらえている。地域に根付いたチーム、と言葉では簡単ですが、この『根付く』のがかなり難しいのです。そこを一回の成果ではなく積み重ねで変わっていく‥子供の成長と同じです。クラブだからうまい子が入るわけではありません。技術も気持ちもまだまだの子供がたくさんいます。でも、そこから成長があるから、見れるから楽しいのです(%笑う男%) 成長していく上で必要な事はたくさんあります。それはいい事ばかりではなく、むしろ『苦しい経験』をするのも必要です。嫌な事があると簡単に逃げ出す現代の大人や若者‥それは、『苦しい経験をしただけ』で成長を実感させてやる大人がいないからではないでしょうか?子供は今も昔もがんばっています。でも、それを評価してやる大人が減り、面白さを忘れてやめてしまうのではないでしょうか。。。

しんどい事、苦しい事、全力でやる事で成果が出る‥この実感がなければ誰だってしんどくなる。それをこのFALCOでは教えたいし、経験させてやりたい。反対に、やれるのにやらないと成果も出ない事も‥。悔しいとか負けたくないとか、『子供自身が自発的に思う事』が何よりも必要です。その環境を作ってやるのが大人の、我々の役目です(%怒る男%) その為にはいつもいつも、先回りして答えを教えてはいけないのです。子供が考える事をしなくなるからです。子供自身が考え、やってみた事に『無駄』は一つもないのです。それを、受け止めてやれるか?それが自分の技量だと思います。成長する上で大事な事、スポーツをやっている意味。それを学ばせてあげたいです。単にサッカーをやっている‥そんな人間はプロへの道が閉ざされた瞬間に全てを失います。。。でも、それがスポーツの意味ではないし、スポーツ=プロではない。もっともっと大事なものがあるし、スポーツ選手である前に『人間』であるという事を理解させたい。友達、環境、雰囲気、チームにはカラーを作る要素があって、それを生かせるかどうかが重要になる。全員が楽しいといつも思うのは不可能だけど、一人でも多くの子が楽しみ、また卒業時に、卒業してから『良かったなぁ。いい経験したなぁ』と思える時を作ってやりたいと思う(%ニコ男%) 難しい事は承知しています。だからこそがんばらないといけないし、自分自身やっていく年数で得るものもたくさんあります。経験は最強の武器です(%王冠%) そういう経験を持って大人になる‥『心の強さ』を持った人間になるように力になれればと思います。長い人生の中のたった3年間の指導になるけど、意味のある3年間に、自分も子供もしていきたいと思います(%笑う男%)
