皆さまこんにちは。ころころ通信委員のムニュです。

まだまだ生暖かさも残る空から、今年も小さな「雪虫」が舞ってきました。
熱さに弱く雪が降るころに現れるこの虫を見るころに、冬の訪れを間近に感じます。

さて、今年も近づいていた年中行事のクリスマスですが、このお祭りのいわれは様々です。日本で一般的なのは、サンタクロースがイブの夜に子供のもとを訪れてプレゼントを渡す、イブの夜にはご馳走やケーキを食べて過ごすなどがありますが、世界のキリスト教文化圏では、イエスキリストの誕生を祝う日とされています。
そして、その日の少し前にある「冬至」を祝うお祭りという意味合いも、やはり世界には広く残されていると思います。
世界各国にいろんな形で残る、「クリスマス」というお祭りの意味を、どれが「本当か」ということは、一度は考えたことがあるかもですか、そうだとしても、なにが「本当か」ということは、大きくはあまり意味がないと思います。
おそらく、幼いころに一度は通り過ぎた「クリスマス」の思い出、それが寒い雪や雨の思い出だったり、ケーキのろうそくの炎だったり、暗い夜道に光っていたイルミネーションやクリスマスソング、息をのんで布団の中でサンタクロースを待っていた夜、プレゼントの包装紙のにおいだったり、各々の中で鮮烈に訴えかける冬の日の「何か」が心身に残っていたら、それは「本当の」クリスマスの思い出なのだと思います。

そんな思い出を繰り返し重ね、時に薄れ、またやってくる今年のクリスマスを思うとき、自分の中の小さな幼子が自分をじっと見つめているような気がします。
 ムニュ