皆さまこんにちは。ころころ通信委員のムニュです。

今年も少しずつ陽の光が落ちてきました。

聞こえるはずもない秋祭りの太鼓の音が聞こえて来るような夜に、寝物語を聞いた幼いころを思い出します。

さて、先日ムニュは近所を軽くお散歩をしたのですが、とても風の強い日で、歩きながら少しあおられてフラフラとしました。
ちょうど大きな木もそばにあり、その木がザワザワとなる様子も相まって、まるで全身で五感で「風」を感じて歩くような感覚になりました。

その中でふと、空を飛ぶ「鳥」も、高い空を飛ぶ中で、強い風にフラフラとあおられて、少し息苦しく懸命に飛んでいるのではと思いました。

空を飛ぶというのは、とても自由で気持ちの良いというイメージがありますが、鳥にとってみれば、自分の体力、エネルギー、羽の大きさなどの厳しい条件で、目的地まで日が暮れるまでに飛ばなければならない、人間の世界を暮らすようにとても骨の折れる大変さがあるのではと思いました。

同時に、人間は空は飛べなくても、地上を「歩く」ということで、風を感じ、寒暖を感じ、自分の体力や時間の配分などを考慮して目的地まで歩く。空を飛ぶということでも、「歩く」ということでも大変さも楽しさも変わらないのかなと思いました。

一歩一歩踏みしめながら、今日の空を歩んでいきたいです。
 ムニュ