皆さまこんにちは。ころころ通信委員のムニュです。

二百十日、二百二十日の薄曇りの空が過ぎ、澄んだ夜空にお月様が輝く季節となりました。

さて、有名な言葉の一つに、「歴史はくり返す」というものがあります。
この言葉を使う際、多少ネガティブな印象を受ける気がします。
戦争はくり返す、災害やいろんな人類の悲しみや不幸は、長い歴史の中で幾度となくくり返されてきたと教訓づける意味合いがあるような気がします。
その教訓は大事なことだと思うのですが、その言葉をあまりにそのまま受け止めると、人間の歴史や未来には、まるで希望がないようだとも思えてしまいます。

ですが、ふと思うと、不幸も「くり返す」のならば、同じだけ、幸せもくり返されるのではとも思います。

必ずしもネガティブなことだけがくり返されるのではなく、その合間合間に訪れている幸せも、忘れてはもったいないと思います。

それは、今人類に訪れているいろいろな不幸、戦争や災害、病気や事故、貧困などが根本的に劇的に解消されるというような幸せではないのかもしれません。

やはり、基本的に生きることは苦しい事なのかもしれません。
ですが、その中で、ふと安らぎがやって来る、気が付けば眠れている、美味しく食べられた、空が晴れたなど、ひと時心身が少しだけ安らぐような幸せなのかもしれません。

それらの小さな幸せが「くり返される」ことに、知らないうちに助けられているのではと思います。ゆっくりとした歩みの中で、全力で受け止めて行きたいです。 ムニュ