皆さまこんにちは。ころころ通信委員のムニュです。

夏の高い雲も崩れ、初秋の光の照り返しの中で黄金色に輝いています。

ピンと張りつめた風のなかに、ふとした寂しさと次の希望を感じます。

さて、ムニュの姉がまだ学生だった頃、ムニュは姉にこんな質問をしました。
「人生の中で最も大事な要素って、生きているうちの何割くらい占める?」と。

ムニュは、てっきり、「人生の中の大事な要素」は、それだけで、人生の8〜9割を占める、少なくても6〜7割は最低あるだろうと思って尋ねました。

しかし、姉の答えは意外なことに、「1。1割でも多い。」とのことでした。

うーんとムニュは考え込んでしまいましたが、もしかしたら、最も自分の「粋たるもの」、最も自分の神経や感性、集中力の研ぎ澄まされるものにかける割合というものは、現実として、そのくらいにしておかないとバランスが取れないのではと思いました。

ムニュは、病気になる前、最も「自分らしい」ものを、自分の中で激選し、結果、自分の中の「粋たるもの」に向かう強く鋭いエネルギーが一気に「自分の内側」に向かい、それも体調を崩した原因かと思います。

「粋たるもの」を内包して生きてゆくのに、それを「下支え」する、そのほかの人生のさまざまな要素、食べることや寝ること、遊ぶこと、恋をすること、いろんなストレス、人間関係、喜ぶことも悩むことも、相互に複雑に絡み合って、強いひずみとねじれを生みつつ、「粋たるもの」の暴走を防ぎ、守っている。

また、少し過剰に「粋たるもの」のまっすぐな露呈を願ってしまうとき、まず眠る、食べるなどの基本的な営みに戻りたいと思います。
 ムニュ