皆さまこんにちは。ころころ通信委員のムニュです。

梅雨の走りのようなじめじめとした空気となりつつあります。
雷の音もそろそろ聞こえてくるかもしれません。

さて、ムニュの住む街は、さまざまな要素に溢れているそうです。
山があり、川があり、空港や高速道路、インターチェンジや車の街でもあります。

ムニュは発症前は中学校二年生までは普通に通学で来ていたのですが、発症、退院後は短期間のアルバイトと通信制高校に通いました。
ですが、その後卒業をしたのちは、この街、「社会」にポンと放りだされてしまい、迷走するようになりました。

強い不安の中何とかキリスト教会に繋がり、ステンドグラス工房にも行き始めたのですが、それでも到底自分がこれからどうなってゆくか、どこに「身を置いて」生きてゆくのか緊張の連続でした。

その中で、ムニュはこの街を見渡し、なんとか「身を置ける」ところはないかとあらゆるところを転々としました。
なるべく静かな環境が良いと、図書館通いをしたり、喫茶店に入り浸ったり、夕暮れの河原でぼんやり日没を眺める日々もありました。
また、具体的な場所以外でも、遠くの空を眺めて精神を遠くに逃がしたり、自分の作る作品に入り込んで自分を投影して確認を取ったりもしました。

それは、自分の内側から探る次のステージの模索と、それに関わるであろうと直感で感じるさまざまな出先に飛び込んでゆく日々でした。
今でも、その探求の日々は、エネルギーは弱まったかもですが続いています。
この街で、この世界での「身の置き場所」は、あらゆる場所での自分のありようにかかっているのかもしれません。
 ムニュ