皆さまこんにちは。ころころ通信委員のムニュです。

ひとつふたつ、ヒグラシやツクツクホウシの鳴き声を聞きました。
けだるく暑い毎日ですが、秋の実りに向けて季節は進んでいます。

さて、今年もすでに台風のシーズンに入っていますが、毎度台風が発生するたびに、その「進路」に肝を冷やします。
すぐに通り過ぎる台風もあれば、長い間「迷走」する台風もあります。
その進路の条件を決める要因に「台風は自分の力では動けない」ということがあるそうです。
一見パワフルな台風ですが、意外なことに自分のエネルギーで移動しているのではないそうです。
気圧の高低差や風向き、ほかの台風との兼ね合いなどでやっと「行き先」が定まって来るそうです。

私たちも、自分が生きるにあたってその「行き先」に思い悩み、時には強く自分の力で動こうと、そして動いていると感じることもあるかも知れません。
ですが、その自分を動かすもの、もしかしたら様々なストレスが原動力かも知れませんが、それも含めて自分を取り巻く様々な条件の合間を縫うようにして進んでいるのかもしれません。

今の自分の現状、状況、混乱しながらも、ふと見える次の「行き先」、それをやっと辿って、自分が消滅するまで流れてゆくのかもしれません。
そして、長く「停滞」する時期も時に待っています。
台風のように「迷走」していると感じる人生も、その痕跡を辿れば一瞬一瞬の命の恩恵に溢れているのかもしれません。

 ムニュ