皆さまこんにちは。ころころ通信委員のムニュです。

新芽が吹き、どこからか花の香りが漂ってきます。
精神的には不安定になりがちな時期ですが、体を動かすことで新たな季節の力を受け取りたいです。
さて、季節により、日没、夜明けの時間は変わりますが、時計の無かった時代、朝一番に鳴く鳥、ニワトリのことを「時告げ鳥」とよんだそうです。
空が白み始め、夜明けとともに鳴き、一日の始まりを告げたそうです。
今でもそのような役割をしているニワトリはいるでしょうが、ムニュの家にはニワトリはいません。
かわりにムニュは在宅の時は、主に自室で過ごしているのですが、漠然とした頭で時折時間の感覚を無くしそうになるので自室に「鳩時計」を置くことにしました。
これも古い時代の機械なのですが、時報と30分の時間に、時計に着いている小さな窓が開き、時の数だけおもちゃの小さなハトが鳴くというものです。
作業に集中していたり、逆に漠然と休みすぎているような時に、30分おきにかちゃっと窓が開いてハトが鳴きます。
そのことで少し我に返ったり、または次ハトが鳴くまで作業をしようとか、休もうとかの区切りが付けやすくなります。

大昔から、何かの区切りをつける、夜が来て朝を待つ、そして迎える、といったような時に、そのことを「告げる」存在は大事だったのだと思います。
何を待っているか、そしてどんなタイミングで何の到来を告げるのか、予想がつかなかったり、聞き落すこともあるかもしれません。
それでもまた、明日になれば「時告げ鳥」は一番に鳴いてくれると思います。

 ムニュ