第2回「篠山年金者組合映画会」

「絶望してはいけない」という台詞が上映から70年以上たった今でも心に響きます。

それともこんな時代だからこそ響くのでしょうか。

□8月30日(水)午後2時30分〜 篠山市民センター研修室2 上映映画「独裁者」

ヨーロッパで猛威をふるうファシズムの脅威をいち早く察知したチャップリンが、体を張った笑いと風刺で抵抗した勇気ある傑作。

チャップリンにとって初の本格的なオール・トーキー映画です。

チャップリンは世界征服の野望に燃える独裁者と善良なユダヤ人床屋の二役を演じ、ヒトラーの狂気を笑い飛ばし、その欺瞞を告発する。

これまでのスタイルとは一転したラスト6分間の大演説は、ファシズムの恐ろしさを糾弾し、全人類が平和のため団結する必要を訴えて、映画史に残る名場面。

当時、ドイツと同盟関係にあった日本では上映禁止となり、戦後15年経って公開されたが、その普遍的な主題が多くの人を感動させました。