「第六回篠山市ふるさと俳句会」選考の結果と御礼

「第六回篠山市ふるさと俳句会」 選考の結果と御礼

《御礼文より抜粋》

平成29年6月募集「ふるさと俳句」は季語を“白鷺”“若竹”と致しましたところ、401句の多くの投句をいただきました。

皆様の熱意とご協力を心から厚く御礼申し上げます。


《最優秀句》

勝ち進む少年棋士や今年竹 酒井 房代

《優秀句》

そっと出す白鷺思案の第一歩 酒井 節子

若竹や妻となる子の髪をすく 北澤 稠民

若竹の撓ふ強さや丹波人 桂 彰男

白鷺の首より歩む田の面 井上 壽

雨に伸び雨止みて伸び今年竹 大月 蓉子

若竹や少年棋士の細き指 佐圓 久美子

《入選句》

さざ波のような葉ずれや今年竹 沖津 京子

若竹の今朝はわが背を越しにけり 藤原 紘一

白鷺や水面の光食べてをり 堀家 千賀子

若竹や峡の湯宿の水車 高橋 美佐子

若竹の百幹風に歌ふかな 波多野 敏治

廃校の住人となり今年竹 古谷 より子

白鷺の降りゐ丹波豊かなる 沖田 明彦

白鷺の水面くぼませ飛びにけり 堀毛 美代子

白さぎや中洲にせまき流れ川 森田 敏子

空に伸ぶ少年の夢今年竹 美濃 敏子

白鷺の城盤石の穴太積 斎藤 利明

若竹や少年の髯うすうすと 濱野 有希子

若竹の衣はらりと黙の闇 福西 利恵

白鷺も観てゐる人も身じろがず 安原 正久

平成29年7月吉日 篠山市俳句協会会長 松葉 久喜