〜自閉症・発達障害の人たちの居心地の良い暮らしのために 1 〜

〜自閉症・発達障害の人たちの居心地の良い暮らしのために 1 〜

○自閉症スペクトラムの定義(三つ組)

①対人関係の発達のかたより

②コミュニケーション能力(とくに言語能力)の発達のかたより

③想像力(反復的な行動や強いこだわり)の発達のかたより

○定義から生まれる障害特性・・・特有の「生活のしにくさ」

自閉症・発達障害が、その人や、その人の生活にどう影響を与えているのかまず知ることが大切。

【特性①】・・・感覚(聴覚、触角、味覚、視覚、嗅覚など五感)が独特である。

<どんなたいへんさがあるの?> → みんなと一緒の活動がしにくいことがある

・大きな音が怖い、急に抱かれるとヒリヒリする、ある食べ物が砂みたいに感じられる、
・気になることがくっきり見えて、全体としては見えない、
・刺激が多いと集中できない。匂いが気になる。
・気温・気圧・湿度の変化にも弱い。感覚が過敏で、すぐ疲れるなど

<どう考えたらいいのかな?>

・感覚を緩和する。避ける、ふさぐ、逃げる方法を身につける
・最初に寄り添う。無理強いしないことで、こちらに近づいてきてくれる

<こうしてくれたら助かる(本人より)>

・違う文化として認めて、「普通はこうだから」と、無理を押しつけないでほしい。
・「いつ」「どこで」「誰と」「何を」「いつまで」「終わったら何がある」の6つのキーワードをわかりやすく伝えてほしい。みとおしがないところでは、感覚過敏が過剰になっていくので。
・感覚を和らげるアイテムを用意してほしい。イヤーマフ、布類、雑誌、感覚玩具ほか、あると安心できる。
・刺激を受けたあとは、1人で落ち着けるようにしてほしい。カームダウンエリアは、必ずいる。
・自分で選んだ活動・モチベーションのあるところなら、楽になる。好きな場面で、少しずつ慣れさせてほしい。

『発達障害の説明』

自閉症・発達障害の人への支援は四つ

1.見通しのある暮らしをする(カレンダーやスケジュール、手順書など)

2.自分で選ぶ(主人公の暮らし)

3.見てわかるコミュニケーション(写真や絵カード、筆談、メール、ファックスなど)

4.人と違ってもいい、みんなと一緒じゃなくていい

【広めよう!かいて伝える・尋ねるための「筆談マーク」】

※篠山市民プラザに置いてあります。ご興味のある方はご自由にお取りください。

○初めてのみとおしメモ

○TODOメモ帳