パイナップル酵素とは?

パイナップル酵素とは?

子供から大人まで、みんなが大好きなパイナップルは、とても美味しい果物です。

食べている最中に舌がピリピリと感じたことはありませんか?

殆どの方が経験をしたがあるかと思います。

実は、このピリピリする原因が、パイナップルに含まれる酵素、ブロメラインと呼ばれるものです。

この酵素は、とても消化能力が高く、近年サプリメントなどで注目を集めています。

ブロメラインとは?

パパイヤのパパイン酵素と同じく、とても強力な消化酵素の一種で、主にたんぱく質を分解する働きをしていることから、人体にとって重要な役割を果たしています。

抗炎症作用を発揮するといわれており、ドイツでは鼻炎などの治療薬として認められています。

効果の解説。

パイナップル酵素は消化酵素としての働き以外にも多様な効果がありますので、代表的なものを紹介したいと思います。

消化を助けます。

人間の胃酸にも同じような成分が分泌されていますが、パイナップル酵素は、タンパク質をアミノ酸に分解することを助け、吸収を促すことがいわれています。

花粉症を改善します。

花粉症などが原因で、目や鼻の炎症した部分に溜まる不用なタンパク質を溶かして、炎症した箇所の血流を上げることで、花粉症を改善することがいわれています。

怪我などの痛みを緩和します。

パイナップル酵素は、天然の抗炎症剤とも呼ばれており、捻挫などの怪我による痛みを緩和することが言われています。

また、手術後の腫れを縮小させる作用もあるため、内服薬などにも含まれているそうです。

アトピーなどを改善します。

アレルギー疾患であるアトピー性皮膚炎や掌蹠膿疱症は、ビタミンB群であるビオチンの投与で改善するといわれていますが、パイナップル酵素でも効果があることが報告されています。

心臓病を予防します。

血液を凝血させるために必要な物質、フィブリノーゲンが異常に多くなると、必要以上に血液が凝血していまい、心臓病や心臓発作を引き起こすことがいわれています。

ブロメラインがこの物質を分解することで、予防・改善効果が報告されています。

肉類は、パイナップルと相性がいいです。

料理がお好きな方はよくご存知かと思いますが、肉類とパイナップルを一緒に調理すると、お肉が柔らかくなります。

これも、ブロメラインの働きによるものです。
酢豚やソテーした肉を調理するときに、パイナップルを
一緒にさっと炒めたり、付け合せに用いるだけで、お肉が柔らかくなるだけではなく、消化もよくなります。

ただし、ジュースや缶詰では、ブロメラインの活性を失っていますのでそのような効果はありません。